まもなく犠牲祭【JOCV Day25】
ヨルダンでは8月11日から犠牲祭と呼ばれる休日に入る。イスラム教で定められた宗教的な祝日で、11日から14日まで続く。アラビア語ではイード・アル=アドハー(عيد الأضحى)と言う。
旧約聖書に出てくるアブラハムが息子を生け贄として神に捧げたことを記念するお祭りである。生け贄として息子を殺そうと刃物を振り上げた時、神からの御使いが現れてそれを阻止したため、実際には息子は生け贄にならずに済んだそう(Wikipedia「イサクの燔祭」より)。
神への忠誠心を称えるための行事として犠牲祭は定められている。参加するムスリムは正装をしてモスクへ行き、また所有する家畜を生け贄として供出する。
イードの期間中はあらゆるお店やサービスが止まる。語学学校ももちろん休校となる。イード前日は交通渋滞が酷くなり、イード期間中は掏りなどの一般犯罪も増えるとのこと。また大規模行事はテロ等の標的にもなりやすいことから、外務省も注意喚起を出している。外出時はもちろん、室内にいる時も注意が必要となる。
ムスリムにとっては一大イベントということで、語学の先生も少しばかりテンションが上がっているように見えた。イード前日にも授業は行われるので申し訳無い気持ちだ。どのような様子だったのか、どのように過ごしたのか、イード明けに是非とも聞いてみたい。