【ドラフト】「東京六大学から〇年連続指名…⁉」 ジンクスから楽天イーグルスの指名を予想してみた🦅
おばんです、ましとです 👹
今回はあと数日に迫ったドラフト会議について、主に2018年以降の5年間の指名から共通点やジンクスを見つけ、それに合致するおすすめドラフト候補を紹介してみたいと思います!
なぜ、2018年?と言いますと、石井一久氏(前監督・現SD)がイーグルスのGMに就任したのが2018年のシーズン途中。その年のオフから編成のトップとして選手補強に関わっていることになり、ドラフトの戦略も2018年以降の5年間でいくつかの共通点や傾向が見られます。
SD(シニアディレクター)に就任した今年もドラフトに何らかの形で関わることが予想されるので、過去の傾向から今年指名されそうな選手をゆるっと予想してみたいと思います。
イーグルスファンの皆さまが少しでもドラフト候補を知る機会になれば幸いです。お付き合いよろしくお願いします🙋🏻♀️
①東京六大学から連続指名のジンクス
イーグルスは東京六大学リーグに所属する選手を指名するのが恒例になっていて、2015年から8年連続で指名しています。最近では早川と荘司を複数球団との1位競合の末獲得したほか、2011年に6位で指名した島内(明治大)が中軸打者に成長するなど、上位指名からも下位指名からもチームを支える選手が多数生まれています。
今年、東京六大学からは5大学11名の選手がプロ志望届を提出しており、上位指名が予想される有力候補もたくさんいます。
詳しい選手解説は【六大学有識者】シュバルベさんのnoteをご覧ください👇
ここでは2名ピックアップして紹介します。
廣瀨 隆太(慶應義塾大学)
世代を代表するホームランバッター。ここまで積み重ねた本塁打数は六大学歴代5位タイの19本。
「慶應のメジャーリーガー」という異名を持ち、引っ張った打球はものすごい打球速度でスタンドへ消えていく。大学侍ジャパンには3年生、4年生の2度選出された。
上田 希由翔(明治大)
高い打率とチャンスの強さを誇る、廣瀨とともにリーグを代表する好打者。廣瀨が本塁打なら上田は打点。通算74打点は歴代4位にランクインしている。彼も3年・4年時に大学代表に選出。
また、「人間力」を重視する明治大学野球部において主将を務めており、彼のキャプテンシーは高く評価されている。
六大学名物の4年生部員による「ラストシーズンブログ」には彼の内面性がよく出ています(泣ける)
廣瀨・上田ともにコーナーポジションを守る強打者であり、一三塁手を固定できなかった今年のイーグルスの補強ポイントです。遅くとも2位までには指名されるような選手ですが、是非どちらかは獲得したいところです。
②高校生指名は高身長重視
高校生指名は高身長の選手を重視する傾向にあります。
・右投手→190cm前後
・左投手→180cm以上
・捕手を除く内外野手→180cm以上
他球団に目を移すと、高身長の高校生スカウティングはオリックスの山下舜平大や山﨑颯一郎をはじめとして投手に成功事例が多く、そうした例に倣いたいところですが…
投手は故障や手術に悩まされる選手が多いのが現状です。今年53登板してブレークした内や、ファームで抑えを務める清宮に期待がかかります。
野手もまだ1軍の舞台で活躍できている選手はおらず…特に21年1位の吉野には飛躍してもらいたい…!
志望届を提出した選手の中で「高身長」の条件を満たす有力候補はこんな感じ。
日當 直喜(東海大菅生)
高校生投手のなかでも体格が仕上がってるのが日當。
角度を生かした最速151キロの直球と鋭いフォークが武器。ベスト8に進出したセンバツでは、リリーフ登板した試合でオール直球、先発した試合で変化球中心の組み立てで巧みに抑えるなど、大型のピッチャーながら剛柔交えたクレバーな投球が強み。
憧れの投手は田中将大。これは指名するしか…?
横山 聖哉(上田西)
この夏一気に評価を上げた強打のショート。飛ばす力と肩の強さ(投手として149キロを記録)が高く評価されていて、全12球団から調査書が届いている。
そのほか、地元宮城の高身長投手であるハッブス大起(東北/188cm)、大内誠弥(日本ウェルネス宮城/191cm)も注目されており、下位から育成での指名もあるかもしれません。
東北の注目選手の紹介はのちほど…
③大卒社会人投手を毎年指名
過去5年すべての年で大卒社会人を指名しています。
一般的に社会人選手は高卒が入社3年目、大卒が2年目の「指名解禁年」に指名されることが多いですが、イーグルスは解禁年を過ぎた選手も積極的に獲得している点が特徴です。
高校生や大学生と比べて高齢である社会人は解禁年を過ぎると指名を敬遠される傾向にあります。しかし、昨年吉村貢司郎(東芝/大卒3年目)がヤクルト1位で指名されたように、怪我や不調などにより解禁年での指名を逃した後も実力を評価されて指名されるケースがあります。
イーグルスでも、瀧中や16年5位森原康平といった大卒3年目で指名された投手が1軍で活躍しています。
指名がありそうな社会人投手を12人ピックアップしてみましたが、社会人選手ほど指名予想の難しいジャンルはありません。まったくのノーマークだった21年7位吉川雄大のように、もしかしたら今年も隠れた好投手の名前が呼ばれるかもしれません。
竹本 祐瑛(JR東日本東北)
東北の社会人野球を代表するエース。最速150キロの力強い直球とカットボールなどを武器に先発・リリーフ両方をこなせる。
青森県八戸市の出身で、八戸西高時代は東北大会に出場するなど注目を浴びる投手だった。駒澤大を経て仙台市のJR東日本東北に加入、解禁2年目の昨年は指名を逃したが、実力は全国屈指。今年こそは指名なるか。
④新任スカウト担当地区からの指名
これは最もジンクスらしいジンクス。新任スカウトの担当地区から必ず指名されており、通称「ご祝儀指名」などと呼ばれています。昨年も益田大介スカウトと足立祐一スカウトの担当地区から指名されています。
今年は岩見雅紀が中国四国地区の担当スカウトに就任しました。このジンクスが続くなら、今年も指名があるかも…?
中国四国地区の有望候補はこちら。この地区は高校生と四国アイランドリーグが中心になっています。
椎葉 剛(徳島インディゴソックス)
今年の独立リーグで話題を集める剛腕。その魅力はやはり最速159キロの剛速球。ソフトバンクのファームとも多く対戦していて、NPB選手をも圧倒している。2002年の早生まれで、大学4年生と同学年という年齢も後押しして支配下指名も目指せるとの声も。
⑤東北ゆかりのドラフト候補
最後に地元・東北にゆかりのあるドラフト候補を一挙ご紹介。
8月に開かれたスカウト会議では、地元ゆかりの高校生数名が指名リストに入っていることが明かされています。
もともと今年の目玉は花巻東の高校通算140HRスラッガー・佐々木麟太郎。楽天も複数回にわたって視察を重ねており、1位指名間違いなしとも言われていましたが、米国留学を目指して志望届を提出しないことを表明。地元のスター候補の指名は夢と消えてしまいました。
しかし、今年は東北に有望な選手がたくさんおり「東北枠」の色眼鏡なしでもぜひ獲得して欲しい選手ばかりです。
【実はここが記事のメインだったりする】
西舘 勇陽(中央大)
「先発する投手みんなドライチ」とも評されるハイレベルな東都大学リーグで無双的な活躍をした中央大のエース。クイックモーションから投じる直球は最速155キロ。秋のリーグではフォークが冴え、56.2回を投げて防御率1.11、60奪三振。WHIP(1投球回あたりに出したランナーの数)0.58を記録するなど圧巻の成績を残した。
岩手県一戸町の出身。花巻東では1年生から頭角を現し、3年夏の岩手県予選では佐々木朗希擁する大船渡を倒して甲子園出場を果たした。
若い先発投手の獲得が急務であるイーグルスの1位指名有力候補として名前が上がっている1人で、先日の試合ではスカウトたちが絶賛するコメントを残しています。
武田 陸玖(山形中央)
山形の公立校にあらわれた大物二刀流。
投手としては最速149キロの直球と切れ味鋭いスライダーが武器のサウスポー。打者では対応力の高さが持ち味。甲子園出場経験はないものの、投打の才能を評価されてU18代表に選出。W杯では4番打者を務め打率.364を記録するとともに3試合にリリーフ登板した。
山形県天童市の出身、小学校6年生時に楽天イーグルジュニアに選出された経験を持つ。ともにクリーンナップを打った三原田京成(日本ウェルネス長野)、高橋楓真(東海大山形)も志望届を提出しており、プロの舞台での共演が実現するかも。
おわりに
さいごまでお読みいただきありがとうございました!
26日(木)のドラフトに向けて、ドラフト候補の名前だけでも知る機会になったのであれば嬉しいです。
気になる選手がいたら、ドラフトに関するサイトや雑誌、X(旧Twitter)で調べてみると当日の楽しみが増えると思います!
それでは~
ふろく
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これを見ればイーグルスのドラフト戦略が予想できるかも…?