ジャンプ新連載 半年後に生き残る漫画を予想する③ ビーストチルドレン
久しぶりにこの企画です。
ジャンプ新連載が生き残るか否かを超辛口でバッサバッサと切っていくこの企画の第3弾
前々回と前回の記事はこちらです。
さて第三回はラグビースポーツ漫画の
ビーストチルドレンです。
週間少年ジャンプを読んでいない方には理解しにくい内容となっています。ご了承ください。
今回も謎の上から目線で評価させていただきます。
目次
①ストーリー展開
②キャラクターの魅力
③絵の魅力
④この漫画の良いと思う所
⑤この漫画の気になる所
⑥半年後に生き残っている確率
①ストーリ展開
はっきり言って主人公の能力披露が遅すぎますね。
ヒット作のない作家はスタートから3話以内に読者を大量に掴まないといけませんが、
あまりにも出し惜しみし過ぎています。
おそらく、じっくりと単行本30巻ぐらい一気に読めば面白い漫画になりそうな雰囲気もありますが、そこまで読者は待ってくれないと思います。
設定を出し惜しみせずに全力で一番面白いところから書いて行くべきなのでは?と私は思います。
物語としてはそこそこ面白いのですが、インパクトが弱く、読者の立場から見ていちいち出し惜しみしないでサッサと説明しろよ感満載の漫画です。
ストーリー5.5(10点満点評価で及第点は6点)
世界観5
伏線5
②キャラクターの魅力
残念ながら主人公に魅力はあまり感じません。
ラグビー部のメンバーにはおそらく個性的なメンバーを揃えてきているのでしょうが、まだ紹介されていません。
このキャラクターがカッコイイと思わせるような凄みのあるキャラクターはいません。
現在はキャプテンが一番キャラ立ちしていますが、主人公の才能を部員にも説明しないでキャプテンの独断で試合に使ってしまうのは好感度ダウンの演出でしょう。
これがなければキャプテンの人気はもっと高かったはずです。
地域予選では無敵の頼れる仲間思いのキャプテン像を作ることに早々に失敗したと思います。
ライバルキャラは初回に登場しましたが、何が凄いのか全然伝わりませんでした。初回から数字を使ってライバルの身体能力の高さをアピールしておけば印象は違ったと思います。
主人公の魅力 5
ライバルの魅力4.5
ヒロインの魅力4
キャプテンの魅力5.5
③絵の魅力
絵に関しては八丸伝、ふたりの太星、ビーストチルドレン、トーキョー忍スクワッドの4つの新連載の中で一番絵のレベルは低いと思います。
感情が絵柄から伝わりにくいです。
スポーツ漫画は感情を読者に伝えてなんぼの世界だと思いますからこれは大きなハンデだと思います。
画力がもっとあればもっと心揺さぶられたのになというシーンが目立ちます。
絵の読みやすさ5
絵のかっこよさ4.5
コマ割りのセンス5
④この漫画の良いと思う所
現在7話掲載されていますが、これを3話にまとめていたならば人気はもっと違ったと思います。
ストーリーの本筋は面白いのに展開が遅く伸び伸びだからこそつまらなく感じてしまっています。
主人公が活躍するのはミエミエなのだからどんどん凝縮して超ハイスピード展開を見せていけばもう少し面白くなると思います。
⑤この漫画の気になる所
似たようなジャンルにおいてアイシールド21が何故ヒットしたのかの研究が不足しているように思える。
主人公は相手を倒すために頑張っているが
読者はそもそも何故倒すと良い事があるのか?
ラグビーのルールを理解していないので置いてけぼりです。
ラグビー知識0の人に向けて本当に書いているのか気になります。
アイシールド21はアメフトの知識が無くても戦力比較、ルール説明、ポジションの役割が非常にわかりやすく説明されており、楽しめました。
⑥半年後に生き残っている確率
辛辣な評価にはにはなりますが半年後に生き残る確率は10%以下でしょう。
1年後ならば5%以下だと思います。
このままでは打ち切り候補三本柱の一つに入ってしまうと思います。
出し惜しみせずに一番自信のあるシーンを描いて欲しいですね。
次回はトウキョー忍スクワッドです。
ちなみにようやく八丸伝は世界観の広がりを見せてきて盛り上がりの匂いが出てきましたね。
あとは最近の連載だとチェンソーマンの勢いが圧倒的だと思います。
おそらくトップ集団に入る人気作品になっていくと思います。
いいなと思ったら応援しよう!
![ラーメン](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/10465835/profile_19c44929ca37dee150ac53962e4afb8b.png?width=600&crop=1:1,smart)