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ちゃんぽんの楽しみ方

ちゃんぽんの種類とその地域特性を知る


ちゃんぽんは美味しい。野菜がたっぷり摂れるから。野菜が摂れるということはカロリーゼロだと思っています。
ラーメン好きにはたまらない食べ物なのです。

ちゃんぽんと言えば、長崎ちゃんぽん。日本全国を見ても各地にご当地ちゃんぽんはありますし、九州だけを見ても様々なちゃんぽんがあります。
ご当地ちゃんぽんの種類や地域ごとの特色を知りたいと思ったことはありませんか?この記事では、ご当地ちゃんぽんの種類を詳しく探り、ちゃんぽんの魅力に迫ります。
ご当地ちゃんぽんの種類がどれだけ多様で、それぞれどのような特徴があるのか、具体的な情報を通じて理解を深めることができます。


ご当地ちゃんぽんの種類とその魅力を探る

そもそもなぜご当地ちゃんぽんがある?

ご当地ちゃんぽんが存在する理由は、日本の各地域が持つ独自の食文化や地元の食材を反映しているからです。元々ちゃんぽんは長崎で生まれ、その後、他の地域で独自の解釈やアレンジが加えられることで、地元の食材や地域の好みに合わせた多様なバージョンが生まれました。

地域の食材

各地域には利用できる特産品や食材が異なります。たとえば、海に面した地域では新鮮な海鮮をたっぷりと使ったちゃんぽんが、内陸部では地元の野菜や肉を中心に用いたちゃんぽんが発展しました。これにより、同じ「ちゃんぽん」という料理名でも、地域ごとに味や具材の組み合わせが異なるのです。

地域の食文化

各地の食文化や料理の好みも、ご当地ちゃんぽんの多様性を生んでいます。例えば、ある地域では辛い料理を好むため、スパイシーなちゃんぽんが好まれる一方で、別の地域ではあっさりとした味付けが好まれるため、さっぱりした味のちゃんぽんが発展することもあります。

地域間の交流と創造性

人々の移動や地域間の交流も、新しいご当地ちゃんぽんの創出に影響を与えています。異なる地域からの影響を受けて、地元の料理人が新しいアイデアを取り入れ、オリジナルのちゃんぽんを創作することがあります。

観光の振興

観光地としての魅力を高めるために、地域独自のちゃんぽんをアピールポイントとして前面に出すこともあります。訪れた観光客に地元ならではの味を楽しんでもらうことで、その地域の文化や食の魅力を伝え、観光収入の向上にも寄与します。

ちゃんぽんの発祥は?

長崎ちゃんぽんは、明治時代に日本の長崎市で生まれました。この料理の発祥は、中国福建省出身の陳平順(ちん へいじゅん)という料理人によって創作されたとされています。陳平順は、長崎市の中華料理店「四海樓(しかいろう)」の初代店主でした。

当時、長崎には多くの中国人留学生がおり、彼らのために安価で栄養価の高い料理を提供したいと考えた陳平順は、中国の福建料理「湯肉絲麺(とんにいしいめん)」をアレンジして、日本の食材を使った新しい料理を考案しました。この料理が「ちゃんぽん」として知られるようになり、長崎をはじめ日本全国に広まることとなりました。

九州の四大ちゃんぽんは?

九州で愛される四大ちゃんぽんとして、以下が挙げられます。
(三大ちゃんぽんとも言われますが、四つにしちゃいました)

  1. 長崎ちゃんぽん

    • 特徴:濃厚なスープに、海鮮類と野菜が豊富に使われています。

    • 歴史:明治時代に中国からの影響を受け、地元の食材を用いて独自の進化を遂げました。

  2. 小浜ちゃんぽん

    • 特徴:あっさりとした和風スープが基本で、地元の新鮮な魚介類がふんだんに使われています。

    • 歴史:地元の温泉地としての需要を背景に、観光客向けに発展しました。

  3. 平戸ちゃんぽん

    • 特徴:地元の魚介類と野菜を豊富に使用し、特に「あごだし」の使用が特色です。

    • 歴史:地元の交易の歴史が影響して、異国の食文化が融合した結果生まれました。

  4. 天草ちゃんぽん

    • 特徴:海鮮類をふんだんに使用した、ダシの効いたスープが特徴です。

    • 歴史:地元の漁業が盛んであることから、新鮮な海の幸を活かしたちゃんぽんが発展しました。


また、福岡にも戸畑ちゃんぽんというものがあります。

福岡ちゃんぽんと長崎ちゃんぽんの違いは何?

福岡ちゃんぽんと長崎ちゃんぽんの主な違いは、スープのベースにあります。福岡ちゃんぽんは豚骨が主体の濃厚なスープが特徴で、一方長崎ちゃんぽんは鶏ガラと豚骨を使用したクリアでコクのあるスープが特徴です。また、福岡ちゃんぽんは具材に辛味を加えることがありますが、長崎ちゃんぽんはあっさりとした味わいを保つために辛味を抑えています。

九州以外のちゃんぽんをご紹介

このように、九州だけでも様々なちゃんぽんがあります。そして、九州以外にもちゃんぽんはあります。

岐阜ちゃんぽん

岐阜県にある岐阜ちゃんぽんは、野菜と肉、海鮮をふんだんに使用したちゃんぽんです。こちらは醤油ベースのスープが特徴で、色鮮やかな具材が魅力的です。

関東ちゃんぽん

関東地方にもちゃんぽんのバリエーションが存在し、主に野菜と豚肉を中心にした濃厚なスープが特徴です。関東版ちゃんぽんは、一般的なラーメンと比べても具材が豊富でボリュームがあります。

北海道ちゃんぽん

北海道のちゃんぽんは、地元産の新鮮な海産物を活かした具材が豊富に用いられます。スープはクリーミーで、コクのある味わいが特徴で、寒い地域に合った温かい一品となっています。

名古屋ちゃんぽん

名古屋地方のちゃんぽんは、名古屋コーチンを使用した鶏がらスープに、独自のスパイスや味噌を加えることが特徴です。具材には名古屋名物の手羽先なども使われることがあります。

堺ちゃんぽん

堺ちゃんぽんは、堺市が発祥の地とされており、具材には地元の海鮮類がふんだんに使用されます。この地域は水産業が盛んであるため、新鮮な魚介類を利用した料理が多く見られます。堺ちゃんぽんのスープは、魚介ベースの出汁であることが特徴で、あっさりとした味わいが好まれています。野菜と海鮮類が豊富で、栄養バランスが良い点も魅力の一つです。

近江ちゃんぽん

近江ちゃんぽんのスープは、鶏がらや魚介から取った出汁をベースにしています。これにより、あっさりとしつつも深い味わいがあります。地元の魚介類をはじめ、季節の野菜や豚肉、鶏肉などがたっぷりと使われます。特に琵琶湖で獲れる魚介類を使用することが多いです。太めの麺が使用されることが一般的で、もっちりとした食感が楽しめます。

天下一品でもちゃんぽんを出しているのを知っていますか?

それは、滋賀県にある御殿浜店です。

全国214店舗ある天下一品の中でも1店舗だけです。

それはなぜか?

御殿浜店の道路を挟んですぐのところに、近江ちゃんぽんのチェーン店「ちゃんぽん亭」がオープンしたからです。



まさに、「御殿浜の戦い」が開戦したのです。
近くにお立ち寄りの際は、両店舗行くのをおススメします。

ちゃんぽん亭で1杯食べたら、道路を渡れば天下一品に行けますので、スムーズでエレガントな動線です。

まとめ

ちゃんぽんはカロリーゼロなので、2杯食べてもカロリーゼロ。

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