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食道がん日記#35 下咽頭がん 抗がん剤の中止

血液検査の結果が悪くなり抗がん剤投与が中止になってしまった。今回の抗がん剤はこのまま終了となりそう。

◆原発巣:胸部下部食道ステージⅣ
・抗がん剤4クール+放射線治療【2023年9月~2024年2月】
◆重複がん①:下咽頭(梨状陥凹部・喉頭蓋)、頸部食道ステージⅠ
・内視鏡手術(ELPS) 下咽頭【2024年4月】
・内視鏡手術(ESD) 頸部食道【2024年6月】
◆重複がん②:下咽頭(輪状後部)ステージⅢ(T3N0M0)
・胃ろう造設【2024年8月】
・抗がん剤+放射線治療        ←今ここ
◆重複がん③:胸部上部食道ステージⅠ
・内視鏡手術(ESD)予定

今回の抗がん剤治療はシスプラチン少量を毎週点滴していく方法で、通院で行なっていた。抗がん剤投与日の前日に採血し、当日朝に診察を受けて問題なければ抗がん剤投与、という流れを毎週繰り返していた。

5回目までは血液検査結果に異常値は見られなかったので6回目も血液検査はパスできるかな、と思っていたら血小板の数値が急激に悪くなってしまい、その日の抗がん剤投与は医師から「不可」と言われてしまった。

その日はそもそも私から減薬を申し出るつもりだった。抗がん剤の副作用の悪心、倦怠感が週ごとにひどくなっていき、自分の足で通院できなくなる=放射線治療が中断してしまう恐れがあると判断したから。9月前半は残暑が厳しかったこともあり、ひどい乗り物酔いと栄養失調状態で炎天下の中を通院しているような状況だった。

通院できないのであれば入院すればいいじゃないかという話になるんだけど、病床に空きがない状態が続いていて今回の治療で長期入院することは難しいと言われていたのだ。

渡りに船、ではないのだけど、私が申し出るより先に血液検査の結果が医師に伝えてくれる形になった。医師曰く、目標量(200mgだったかな?)は投与できているし、このまま終了になると思うとのこと。今までの累積投与量を考えるとよく頑張ったと思うと言ってくれた。よく頑張ったのだ私は。素直に受け取ろう。

今回最後に抗がん剤を打ってから10日程経って悪心がなくなってきた。以前は5日くらいで回復していたのでかなり時間がかかっている。悪心がなくなってきたと思ったら今度は味覚障害が少し出始めた。塩味がわかりにくくなったように感じる。

放射線の副作用はこれからひどくなっていくと思われるので、胃ろうの出番が近づいているかも。使わずに済むのならそれがいいんだけどね。



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