食道がん日記#39 食道の内視鏡検査(重複がん)
下咽頭の放射線治療の終了から1か月経って、早速内視鏡検査が入った。食道にある重複がん(下記の重複がん③)の経過観察のためだ。大きな変化はないとのことで不安要素がひとつなくなったかな。
◆原発巣:胸部下部食道ステージⅣ
・抗がん剤4クール+放射線治療【2023年9月~2024年2月】
◆重複がん①:下咽頭(梨状陥凹部・喉頭蓋)、頸部食道ステージⅠ
・内視鏡手術(ELPS) 下咽頭【2024年4月】
・内視鏡手術(ESD) 頸部食道【2024年6月】
◆重複がん②:下咽頭(輪状後部)ステージⅢ(T3N0M0)
・胃ろう造設【2024年8月】
・抗がん剤+放射線治療【2024年8月~10月】 ←今ここ(結果待ち)
◆重複がん③:胸部上部食道ステージⅠ
・内視鏡手術(ESD)予定
「待ちの時間」となっている下咽頭の放射線治療の結果待ち、食道の内視鏡検査待ちのうち、後者の検査が終わった。もしがんが急激に進行していれば食道全摘出の可能性が高くなってくる。食道がん原発巣をひとまず放射線でやっつけたのにここにきて全摘出は何とも無念すぎる。
内視鏡検査は以前ESD手術を担当してくれた医師が対応してくれた。放射線治療からまだ1か月ということで、喉を傷つけないよう細いカメラを使用していたようなのだけど「これ入りますね」と言って太いカメラに切り替えていた。検査を受ける身としてはぐえって感じだよ。私は鎮静剤が効きにくく反射(えずき)が強いので、明らかに苦しくなったよ。
生検なしの観察のみだったので検査は思っていたより早く終わった。検査終了時点で内視鏡科医が「大きな変化はありません」と教えてくれたので、安心して休憩室に移動した。
つかの間の安心。次は下咽頭の効果判定が待っているんだもんね。と自分に言い聞かせる。
放射線治療終了から1か月での内視鏡検査はまだ早かったようで、夕方頃から咳・鼻水・痰の再発ラッシュ。私自身も重複がんのことは気になっていたし、待ちの時間が長くなるのは嫌だけど、まだ早かったと思うな…。
食道の内視鏡検査の結果を聞いて、寝汗が治まった。検査の1週間前頃からだろうか、着替えるほどではないものの寝汗をかくようになっていた。以前に寝汗を相談した際に処方された薬は継続服用していたにも関わらず、寝汗が再発していたのだ。治療が長引くとともに不安や恐怖がじわじわと大きくなっているのを感じる。