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DPショートカットの考え方
年末にいろいろとDAW関係のネット情報を徘徊していて思ったのがDigital Performerって人気ないんですよね。とあるサイトにいくと5段階評価で驚きの★2でした。MIDI機能、チャンク機能、オーディオ関連は褒めてくれていますが、結局はネット上に情報がないからという理由で★2でした。確かに情報発信サイトは少ないかもしれないけれども以下のサイトにいけば大抵の問題は解決できるのに残念ですよね。
ちなみにクラシック音楽、映画音楽など楽譜中心の音楽の打ち込みをやるのだったらこれ以上のDAWはないのではと個人的には思っています。別のDAWへ浮気したこともありますが、作業効率が悪くなるので結局DPへ戻ってしまうのですね。特にDP唯一無二のチャンク機能。複数の楽章を1ファイルにするとか、演奏会の曲目単位で1ファイルにするとか、1楽章で複数のバリエーション(繰り返しありバージョンとか無しバージョンとか)がいくらでも作れるとかがいいですよね、各チャンクを横断して共通化できるV-Rackチャンク機能もかなり秀逸で音色群、ミキサーのセッティングの切り替えが楽。ルーティングもプロ仕様なのでどんなに複雑なことも可能ですよね。
さて反省しないといけないのが、DPの機能のわかる部分しか使いこなしていないことです。以下の記事をみて衝撃を覚えましたよ。
この記事は有料なのでSoundRecodingのサイトにログインできないと読めないかもですが要約すると、ショートカットを以下にすると作業効率が爆上げですよというものでした。
僕はA/S/D/F/Z/X/Cと7つのキーにコマンドを割り当てており、A/S/D/Fでスクロール、Z/X/Cでズームを操作します。SとDで左右へ少しスクロール、AとFで左右へ大きくスクロール、CとZで横方向のズーム・イン/アウト、Xで選択部分を横いっぱいにズーム。これはトラックウインドウ、シーケンスウインドウ、MIDIウインドウのどこでも有効です。
そんなに違うものなのかと実際に試してみたら、そういうことだったのか!!と中国詩人の杜甫のように感嘆。要はマウスをもっている右手を離さずに左手で機能を選択できるのでかなりスピードアップできるのですね。知らんかったです。
例えば、右へ移動するのにPCキーボードの「矢印」キーを押してしまうと一旦、マウスをから手を離すことになり無駄な動作が入る。これが塵も積もれば山となりという具合に時間が消耗していくということですよね。
他にヴェロシティ、デュレーションとかよく使うコマンドはワンキーで充てるべしという助言もあり。正月休み中の番組など見ずにひたすら効率的なショートカットは何かと試行錯誤してみました。左側のワンキーは都内一等地になっており便利な機能のショートカットとぶつかり、なかなか利害調整で決めづらいのですが、とりあえずこんな感じでしょうかね。
V:ヴェロシティ
W:デュレーション
H:ヒューマナイズ
B:シン・コンティニュアスデータ
T:テンポチェンジ
M:チェンジメーター
L:シフト
I:小節を挿入
N:リージョントランスポーズ
シフト+2:スケールタイム
シフト+C:コンティニュアスデータを生成
便利ツール群のワンキーと被るのでどっちを優先するかなんですが、ツール群はDPに常に表示されておけばマウスでクリックで済むのでワンキーを使わなくてもいいかなと妥協。ただしリシェイプツールのRはよく使うのでそのままで、ツール無しはXに変更。ハンドツールはHからYに変更。
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部分的に選択した領域を演奏させたい場合がよくありますが、ワンキー操作ができるように工夫してみましたがこれはかなり便利です。前提条件はセットアップメニューからコマンドを選択して以下のキーを設定します。
F2:メモリサイクルに選択域を設定。
Z:メモリースタートを前のビートに移動
C:メモリーエンドを次のビートに移動
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![](https://assets.st-note.com/img/1674027666059-QUwAG4YByO.png?width=1200)
「Z」「C」を同時に押すとさらに時短できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1674027844607-zh31OWI5GC.png?width=1200)
ここでスペースキーを押せば演奏が始まります
マウス操作なしでできるのが大きな利点ですね。