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誰かに音を聞いてもらうこと


#一人じゃ気づけなかったこと

自分は、主にアプリを通して、誰かから音楽の制作を依頼されたり、また自分がリクエストに答えて歌ってみたりと、楽しんでいる。そんな日々を通してつくづく思うのが、自分で聞いた音、と、人に聞いてもらう音の在り方だ。

音楽の世界ではミックス。と言うものがある。簡単に言えば、自分で演奏した楽器、声、カラオケを、お互いがお互いを打ち消さないように、バランスよく整える作業である。音楽業界で働いている方達は違うかもしれないが、少なくとも私の場合、制作に取り掛かる際は孤立してしまうため、毎回、完成形を相手に聞いてもらう、と言う形で、客観的な感想、評価をもらっている。

先ほども言ったように、確かにミックスとは、いろんなところで色んな鳴り方をしているものをバランスよくすると言ったが、それはあくまで主観の話。

極端にバランスが悪くない限り、音の世界における、客観的な意見といえば、多少個人のこだわりが混じってくるものでもある。だが、同時に新しい音のあり方を教えてくれる機会であると言うことも知った。

音楽には正解がないので、これが正しい、と言い切れないのが難しい点でもあり、面白い点でもあるのだが、このような経験を通して、ひとつ分かったことは。

聞こえる音。と言うのは、

誰が聞いても実にそれっぽく、あるあるな綺麗さの基盤を作っている音。

基盤の音に新しい価値観を作ってくれる音。

の二つがあると考えた。

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読者の皆さんも、音楽を聴いてる方は「この曲の、ちょうどここのフレーズ好きなんだよね!」と思った経験はあるのではないか?

細かな音の違いはプロでしかわからないと言われているが、実際は一人一人の音へのこだわりがちょっとずつでも加わることで、新しい音楽が生まれるのかもしれないのだと思った。
 上に書いた例は、それが顕著に現れた形なのであって、必ずしも、自分の頭の中での音の響きが、相手のものとは限らないと言うことが、実際に音楽をイジる立場になって、わかったことである。





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