クリニック・イン・ザ・モーニング

 妻が、ネットニュースで、クリニック・イン・ザ・モーニングの医師がインタビューを受けている記事を読んだと私に話かけた。どのようなインタビューだったかは全く頭に入ってこなかったが、その病院名である、クリニック・イン・ザ・モーニングという名称があまりにも斬新で、強烈だったものだから、携帯電話で、クリニック・イン・ザ・モーニングと入力し検索していた。今時、珍しい手作り感のあるホームページが、さらに私の心をくすぐった。病院の概要欄を読む。

「夜間急病センターが終わった朝7時からの時間帯」そして「土曜日の午後や、日曜祝日」に平常通り診療を行なっている医療機関はほとんどなく(開院当初)、その医療空白を少しでも補う役割を果たしたい、という願いで2005年クリニック・イン・ザ・モーニングを開院しました。開院する以上、医療の一貫性と連続性を保ちたいと考え、当初より早朝診療に加え、年中無休診療としました。・・・ある意味で実験的な試みとして密かに始めた開院初日の患者様は、2名でした。

『クリニック・イン・ザ・モーニングHP』

 早朝診療、年中無休だった。しかも15年そのスタイルを続けている。今時、珍しいというか、そんな病院を私は知らない。そのスタイルだけで、スピリッツを感じた。マジで。病院の概要欄と院長のあいさつが、読み物としても面白い。  
 早朝、妻を職場に送り、私は、コメダ珈琲店でアイスコーヒーを頼み、武藤良子『銭湯断片日記』を開いた。蔦屋書店に寄り、この冬、車のバンパーに、ひびが入ってしまったので、見積もりを取りにディーラーに行った。合間に『銭湯断片日記』を読んだ。予想していたけれど、バンパーの交換は7万円だった。昼食は、ラーメンで、ラーメンが来るまでの間も、『銭湯断片日記』を読んだ。

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