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ティラノゲームフェス2022開催に寄せて

はじめに


皆様こんにちは。
個人ゲーム制作者の落柿(Rakushi)です。

ついに昨日、ティラノゲームフェス2022が開幕しましたね。
開催おめでとうございます! そして主宰のシケモクMK様ありがとうございます!

ティラノはほぼ個人運営ということで、フェス運営のご苦労も並大抵なことではないかと思います。

しかも今回は賞も復活ということで、すべての作品をプレイして審査されるとか……? 作品数500オーバーだよ? すごくない?(突然のタメ口)

フリーゲームや制作者への愛を感じます。いち制作者、またプレイヤーとしてフェスを楽しみ尽くすことで陰ながら応援できたらと思っています。またスポンサーとしての参加も予定しています。

ティラノゲームフェスとは?


さてそのティラノゲームフェスとはなんぞや? ということなのですが。
「ティラノビルダーまたはティラノスクリプトを使用して制作したゲームの祭典」です。

フェス開催期間中は、コメントやファンアートを送ってダイア玉というフェス内通貨(?)をもらい、それを集めることで実際の景品をゲットできたりします。

開催期間はコメントも活発に飛び交い作品ダウンロードの機会も増え制作者もモチベーションアップ。またプレイヤーも景品をもらえてまさにwin-win。

またバーチャルフェスで実際の制作者・プレイヤーと交流も持てます。制作者は自分の作品ブースも作ってもらえたりと、お祭り感もひとしおです。

今年は以前あった運営からの賞が復活ということで、コンテスト的な意味も復活しますが、このイベントの趣旨はあくまでも「お祭り」。

お祭りなら、ぼーっと突っ立ってるのは勿体ない。全力で駆け回りたいと思います。

昨年のフェスに参加して


私、落柿は昨年2021年がティラノゲームフェス初参加でした。

前作「アカイロマンション〜ホラー編〜」はこのフェスに間に合わせる! というモチベーションの元に完成させた作者の初ノベルゲーム作品です。

「ホラー編」のあとがきにも書いたんですが、10年くらい前に制作に着手。最初はNscripterというソフトで開発を始め、いったん制作を投げ出し、そしてティラノビルダーで完成させたという経緯があります。

再開発にティラノビルダーを選んだのは、操作が直感的で簡単そうに思えたのもありますが、やはりフェスの存在が大きかったです。

何しろ初制作、無名、立ち絵なし、いきなりの長編、ゲーム制作界隈に知り合い皆無。誰か1人にでも遊んでもらう機会を得るにはどうするか? と考えたらやはりフェス参加かなと。

参加したのは2021年が初めてでしたが、実はその前年の2020年のフェスからチェックはしていました。この時期はあえてフェス作品をプレイしませんでした。制作に時間を使いたかったのもあるし、人の作品が凄すぎたらやる気を失うと思ったから(笑)。

ティラノゲームフェスは比較的感想がもらいやすく、ほぼ全部の作品をプレイして感想を書いてくれる神のような人もいる! ふむふむ……これを逃す手はない! と2020年はフェスを外側から観察。

そして2021年の8月に「アカイロマンション〜ホラー編〜」を公開しました。

8月に公開してから、10月にフェスが始まってもしばらくは感想はつかなかったですね。まあいきなり「7時間の長編です!」って言われて「はいやります!」って人は多くないだろうしそんなもんだろうと。神が降臨するのを待とう! と思ってました(笑)。

プレイヤーとしてはまず短編から初めて、感想を書いて。作者様から返信があったときは嬉しかったですね。何度も読み返してホクホクしてたり。

そして実際に神降臨! 感想をもらえました。しかも唯一神ではなかった(!)神は複数いたのである。ありがとう多神教。ありがとう八百万の神。

作品の感想を読んだ方がさらにプレイしてくれたり、Twitterやフェス内で推してくれた人もいて、本当に作品を完成・公開してよかったと思った瞬間でした。

バーチャルフェスが始まってからは交流も楽しみ、最終的にスポンサー賞までいただけて個人的に大満足な2021年のフェスでした。

またプレイヤーとして多くの作品を遊んだことで、「この演出どうやってるんだろ?」「なるほど、そういう表現もありかー」などと、ノベルゲームを手探りで初めて作った身としては楽しむだけでなく大変勉強になりました。


自作フェス作「モノクローム・モノローグ」の紹介


さて私は今年のお祭りにひとつの「出し物」——作品を持って参加させていただきます。

昨年のフェス終了後、開発を続けていた「アカイロマンション完全版」は有償作品の予定だったので2022年のフェス参加は無理だな……と思っていたんですが。

「短編でもいいからフェスに出たいな〜、出たいな〜」と思っていたらネタが降ってきました! ありがとう創作の神様!(笑)

そんなわけで作品です。


「モノクローム・モノローグ」

■あらすじ

廃ホテルで開催された賞金を賭けた逃走ゲーム。逃走者は10人。それを追いかける捕獲者は3人。最後まで逃げ切った者が大金を手にすることができる「大人の鬼ごっこ」は、真夏のある夜に始まった。

そんな中1人が暴漢となり参加者を襲う。パニックとなりホテルの部屋に逃げ込む参加者たち。そして脱出や犯人の捕獲を試みる者も現れる。

AとB、2つの視点からの独白(モノローグ)を引き出し脱出に導け。
モノクロの世界で繰り広げられる脱出サスペンス・短編ノベル。


AとB、2つの視点から物語が交互に展開します。プレイヤーは、各登場人物の記憶や思考を選択肢で手助けしながらこの事件の真相に迫ってください。

モノクロームの世界からのご帰還をお待ちしています。


サクッと遊べる15分〜30分くらいの作品と思っていたのに、いつのまにか1時間弱のプレイ時間に。あれぇ? つくづく短編の書けない体質……。

でも「アカイロマンション〜ホラー編〜」が総プレイ時間約7時間だったことを考えるとまだ全然サクッと遊べる! はず! 少しでも気になる方は是非プレイを。

ちなみに「アカイロマンション」「モノクローム・モノローグ」は一応、「アカイロ」「モノクロ」ということで自分の中でカラーシリーズとなっています。

少しネタバレ? になりますが「アカイロマンション完全版」内で「モノクローム・モノローグ」の世界線と繋がります。というか書き進むうちに自然とそうなってて「そうなんだ!」と自分でも最近びっくりしました(笑)。

カラーシリーズ、タイトルだけはあと3作ぐらいアイデアあるけど作るかどうかは未定。

今年のプレイ目標


さてプレイヤーとしての今年のフェスの楽しみ方。

前述しましたが現在「アカイロマンション完全版」を制作中で、こちらの制作の手も止めたくないのでゲームプレイに割ける時間は限られている。でもできるだけ感想も書きたい。なのでまず好きなジャンルに絞ってプレイしていこうかと。

個人的な趣味としては、まず「立ち絵なしノベル」「(チュン風)シルエットありノベル」ですかね。自分はもともと小説好きなので、地の文がある作品好きなんですよね。そして溢れるサウンドノベル愛。

あとは幅広く「ミステリ」系。もう、タイトルに「殺人」とか入ってたら絶対プレイしちゃうでしょうね(単純)。

「ホラー」は、好きだし自分でも作っといてなんでけすけど怖がりなので、追っかけられる系以外から攻めようかな……。リアルタイムでなんかしなきゃいけないやつはだいたいすぐ死ぬので(笑)。

それから長編で世界観壮大系! これは昨年長めの作品を後回しにしてたら時間足りなくなったんで今年は早めにプレイしていきたい。

あとまだ全作品調べてないからわからないんですがサイバーパンク的な作品があれば是非プレイしたいなぁ。硬派なSFも。あるかなぁ。わくわく。

ん? ここまで書いてきて全然絞れてない気がしてきたぞ……。
上記ジャンルで何かオススメありましたら是非教えてくださいね。

そしてダイア玉ブーストされてる作品はジャンル問わず注目していきます。

おわりに


さて長々と書いてきましたが、要約すると今年もティラノゲームフェスをとても楽しみにしています! いうことですね(学校の作文レベルのまとめ方)。

あ、去年のフェス作「アカイロマンション〜ホラー編〜」も引き続きよろしくお願いします! 総プレイ時間7時間だけど!

マンションに閉じ込められちゃって呪いが発動しちゃって血がドバーッ! 首ギコギコ! みたいなホラーです(今まででいちばん雑な説明)。

ちゃんとした説明文&プレイは以下からどうぞ。

それではティラノゲームフェス2022でお会いしましょう!


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