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Helpfeelの働き方をフルリモート・フルフレックスにせざるを得なかった理由

こんにちは、株式会社HelpfeelのCEOの洛西です。
note1本目は、Helpfeelの働き方を象徴するフルリモート・フルフレックスをテーマにしました。

昨年、僕たちは全国ワークスタイル変革大賞の近畿大会で優秀賞を受賞しました。また、Helpfeelのフルリモート・フルフレックスの働き方が本大賞のモデル事例に認定されました。

この記事では、なぜHelpfeelはフルリモート・フルフレックスの働き方になったのか、そして経営者として想うメンバーに対する使命を共有したいと思います。


メンバー全員が必要としていた「異なる働き方」

創業時の僕たちは、オフィスがない、資金がない、採用担当者がいない、知名度もないといった無い無い尽くしの状態でした。一方、最初からメンバーは海外や日本の各地にいたうえ、みんなそれぞれの事情を抱えて働いていました。

  • 子育て中で保育所の送り迎えが必要な社員

  • 時短勤務のフリーランス

  • ダブルワークをする社員

  • 海外で働く人、外国人のメンバー

  • 就業中のインターン学生など

スティーブ・ジョブズの言葉で「海軍に入るよりも海賊になれ」と会社を海賊に例えた話があったのですが、優秀で多様な人が集まる、まさに海賊のような会社でした。
同時に何とかしなければいけない問題も山積みだったため、これらの課題を解決するため、一つずつ対応していきました。

就業規則の整備

日中に動けないメンバーにも対応できるよう、フレックスタイム制やみなし残業制、早上がり時間などを組み合わせて、自由度の高い独自の就業規則を構築しました。社労士などと連携し、各種法令に合わせています。

バックオフィスのデジタル化

オフィスがないので、署名やサイン、紙への捺印ができません。そのため、あらゆるクラウドサービスを活用し、バックオフィスの申請や処理をデジタル化しました。

コミュニケーションの効率化

時差のある勤務時間、異なる勤務場所に対応するため、独自のドキュメントツール「Helpfeel Cosense」を開発しました。「Co」と「sense」、つまり共通の認識をみんなで持つ働き方を実現するドキュメンテーションツールとなっています。

非同期のコミュニケーションも取れるツールで、まさに当社のようにメンバーの働く時間と場所がバラバラだとしても対応できるようになっています。このような工夫を積み重ねて、フルリモート・フルフレックスを組み合わせた現在の働き方に辿り着きました。

働き方がもたらした成果

働き方への取り組みによって、以下のような成果を上げることができました。

  • 従業員数が5年間で10倍に成長

  • 役職者の40%以上が女性、産休育休取得率100%

  • 全国30都道府県から優秀な人材が参画

  • 社内アンケート「フルリモートの働き方」で98%の満足度を実現

特筆すべきは、地方在住の優秀な方が会社で貢献してくれている点です。北海道在住のマネージャーや九州在住のトップセールスなどがいることは、社外の方にもかなり驚かれます。

オフィス出社回帰について思うこと

今、世の中はオフィス出社回帰の流れです。いわゆる最先端と言われているような海外の大手IT企業も例外ではないんですよね。彼らの話を聞いていると、コミュニケーションを一番の課題として挙げています。確かに、コミュニケーションがスムーズに行かないと実際仕事はできないです。一方、出社しないとコミュニケーションは取れないのでしょうか。

日本にはさまざまな問題があります。例えば、仕事と家庭の両立ができずに困っていらっしゃる方。また、都市部に企業と人口が集中し、地方から働き手が減っているといった問題が山積みです。こうした状況を、僕は経営者としてなんとかしなければと思っています。

どこに住んでいようと、どんな働き方をしていようと、どんな家庭を持っていようと、自らのチャレンジでメンバーの職業人生が充実し、そして成長できる機会を全員平等に与えられる会社づくりを使命に感じています。

特別ではない、新しい働き方

今回お伝えした僕たちの働き方は、決して特別なものではないと思っています。最初は特殊な環境に適応するため課題に向き合い、乗り越えてきました。今では、新入社員を含むすべてのメンバーに定着した「誰でもできる働き方」であると自信を持っています。皆様も、新しい働き方を一緒に目指していきましょう。

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