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十和田観光電鉄線に乗り十和田市現代美術館へ行った〜後編〜【日本列島旅のススメ#8】
■雪景色の十和田市現代美術館に行った
廃線になる前の十和田観光電鉄線に乗って、十和田市現代美術館に行きました。
前編は鉄道と駅舎の記録でした。
後編は、“青森の2月の雪景色の“十和田市現代美術館です。
★前編はこちら↓
※日本列島旅のススメの概要・凡例は「日本列島旅のススメ〜プロローグ〜」をご参照下さい。
【今回の基本情報】
ススメの対象:十和田観光電鉄線・
十和田市現代美術館
所在地:青森県十和田市・三沢市
訪れた年月日:2012年2月28・29日
■十和田市現代美術館とは
アートを通した新しい体験を提供する拠点。Arts Towada(十和田市が推進するアートによるまちづくりプロジェクト)の中核施設。2008年4月開館。
建築設計:西沢立衛
■十和田のバラ焼きを食べて美術館に向かおう
念願の十和田観光電鉄線に乗って、十和田市に無事到着。
長距離移動してきたので、まずは腹ごしらえをして体力回復することにします。
十和田名物の“バラ焼き”を食べることにしました。
お店は評判の大昌園さんへ。
こんな感じで、牛バラ肉と玉ねぎを鉄板でジュージュー焼きます。
甘辛いタレで味付けしてあります。
美味しくない訳がない…皆んなで大満足だった記憶。
これで準備万端、美術館へ向かいます。
■”青森の2月の雪景色の”十和田市現代美術館
青森県の2月の雪を舐めてはいけない…。
実はこの旅の最中にも、雪の影響で電車が止まってしまいそうになった場面があり、自分の認識の甘さを反省しました。
積雪量が違います。
この日は、幸運にもちょうど美術館へ歩いて向かうあたりからよく晴れました。
こんもりと積もった真っ白な雪と青空。
あ…見えてきました。
ファット・ハウス エルヴィン・ヴルム
いや、半分雪に埋もれてる笑。
十和田市現代美術館は、美術館の道を挟んで向かい側の敷地にアート広場が設けてあり、アート作品が設置してあります。
天気も良いし、まずはアート広場から楽しむことにします。
ファット・カー エルヴィン・ヴルム
ゴースト/アンノウン・マス
インゲス・イデー
愛はとこしえ十和田でうたう 草間彌生
雪に埋もれた状態と、公式サイトの写真(多分春か夏)とを比較するとだいぶ印象が違って面白い。
美術館へ向かいます。
フラワー・ホース チェ・ジョンファ
オクリア ポール・モリソン(壁画)
設計は西沢立衛氏
作品の展示スペースがいろいろな方向に向かってガラスの開口を持っていて、作品がまちに対して展示されているような構成。
ボリュームの違う箱型の展示室が分散して配置されていてガラスの回廊で繋がっています。
積もった真っ白な雪と白い箱型の建築物。
館内の展示物をひととおり観終えたので、カフェスペースでひと休みします。
八戸の地サイダー「三島シトロン」
無題 マイケル・リン
カフェスペースの床が作品です。
光の橋 アナ・ラウラ・アラエズ
アッタ 椿昇
段々と日が暮れてきて、建築の白い壁面に夕日が映っています。
暗くなると昼間とはまた違った存在感があります。
楽しかった。満喫しました。
雪道を歩いて今夜の宿へ向かいます。
■積雪という自然現象によって印象が変わる美術館
2月に訪れたのは偶然で、特に狙った訳ではありませんでしたが、雪に半分埋もれた様な状態の作品と美術館をみることが出来てすごく良かったです。
きっと季節によって見え方が違うのだと思います。
特に冬の積雪という自然現象によって印象が変わるというところが面白いと思います。
青森県十和田まで来たかいがありました。
実は館内の展示物は撮影不可かと思い、殆ど撮影しなかったのですが(撮影可能でした。この記事も公式の条件を確認のうえ掲載しています。)私の印象に残ったものは、雪景色の美術館そのものだったのでこれで良いと思います。
ぜひ夏にも訪れてみたいです。
さて翌日、もう一度十和田観光電鉄線に乗って三沢駅に戻ります。
十和田市駅構内の様子。伝言板ていいですね。
車窓を眺めていたら、東急の旧型車両が連結してる…!と、慌てて撮影しました。
この後、津軽へ行ったり酸ヶ湯へ行ったり土偶の駅舎を見に行ったり、真冬の青森旅はまだまだ続くのですが、その話はまたいつか。
十和田観光電鉄線の先頭車両から見た線路
■参考文献:十和田市現代美術館公式Website
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