2023現場振り返り
2023年、主に観劇だが現場まとめ。
お金を貯めておく趣味はないのでお金が紙でいることが勿体無くて…一生浪費癖が治らない…
時系列順に振り返る。ロングラン公演は月跨ぎもあるが、初日の月に入れる。
個人の主観なので、多少の文句も入ります。許せない人は読まないでほしいです。
1月
『ノートルダムの鐘』劇団四季
初演のときから観に行っている(が、そんなに頻度高く行っているわけでもない。あんまり頻繁に摂取するもんじゃない。)一番大好きなミュージカル!
個人的にあんまり四季作品がハマらないことが多いのに、高校生の時に初めて観てディズニーアニメーションしか知らなかった私にはストーリーの展開に衝撃を受けて、そこからずっと引きずっている。
初見のとき確かC席で3000円とかしか払ってないだろうに7年も楽しめているのやばい。ピューロの年パスよりコスパ良い。
まだ観たことがない人にも衝撃を受けてほしいのでストーリーのネタバレは書かないが、いつ観ても新鮮に心にダメージを与えてくれる素晴らしいミュージカル。今回も当たり前に楽しかった。
四季に推しとかはいないのであんまり人に注目せずに純粋に楽しめる。
客降りでの思い出とかたくさん友達と通った現場でとかそういう総合的な思い出深い作品ってたくさんあると思うけど、とにかくここでの観劇体験がどんな作品よりもたくさんの感情の起伏を与えてくれるという意味で一番好き。
『ザ・ビューティフル・ゲーム』/日生劇場・梅田芸術劇場
別途感想noteをあげるつもりだったけど多分今年に間に合わない。
「観劇体験が純粋に好き」だと鐘になるが、一番キャラクターに思い入れてこじらせて日常に影響が出た作品は間違いなく今年はこれ。
「トーマスを救いたい」しか喋らなくなっちゃった。
北アイルランド問題を取り扱った作品で、日本でも何回かやっている作品です。
昔櫻井翔くんが主演でもやっていて、今回はWEST.の小瀧望くんが主演、相手役は木下晴香さん。他のメインキャストは東啓介さん、加藤梨里香さん、豊原江理佳さん、新里宏太さん、皇希さん、小暮真一郎さんなど。
最初に見始めたときは正直ハッピーエンドへの持っていき方に無理矢理感を感じていたはずなのに、そんなことよりとにかく登場キャラクターが全員愛おしい、助けてくれ、になってた。
中でもトーマスが良すぎて。要約すると「善意から犯罪者になっていってしまう、かつその過程で友達を裏切る役割」なんだけど、演技の細かいところから
・今はもう友達のことどうでもよくなってしまった
・そのぐらい追い詰められてしまった
・でも昔のことはちゃんと覚えている
・友達(主演のジョン)のことがちゃんと好きだったからこそ自分と同じ考えでいてほしかった
・自分の今の考え(犯罪組織にいる状況)は、論理的にちゃんと考えた上で正しい選択であるし、今できる最善のことをやっている
っていう複雑な感情をちゃんと抱えていることが感じられて、そのもどかしさでトーマスのことを想うと全然今でも泣ける。無理。トーマスのことは誰も助けてくれなかったから…あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
こんなにキャラクターに熱中できる体験を作ってくれた東啓介さんに感謝。
そして小瀧望さんって事務所の中で高身長キャラらしい。全然見えなくさせるキャスティング笑う。
多分私と同じように狂わされている人がツイッターにもきっといるので、オタクから幻覚を見てほしい。もう公式HPも消えたし配信なんて当たり前にないし今後の再演もきっとなさそうだけど。一年くらいロングラン公演してくれたらよかったのにな!
2月
『美女と野獣』劇団四季/舞浜アンフィシアター
やっぱり私は四季苦手なんだなあと感じた。あとファミリーミュージカルすぎるとお客さんの声とか靴が当たるとかそういう普段はないノイズが入るなあと思った。(やめてほしいって伝えれば解決する)
作品については、原作アニメの美女と野獣が大好きで高校生の頃毎日一回本編を見るという奇行をしていたくらいなので自分の中の解釈が固まりすぎていたなと思った。あとアンフィだとチープに見える気がした。
『魔法使いの約束 祝祭シリーズPart1』/銀河劇場
西祝祭が大好きになった。原作の西祝祭の曲が本当に良かったからどうするのかなと思っていたけど、こんなに私の想像していた情景と空気をそのまま音楽にしてもらえるなんて思っていなかったし坂部楽曲って本当に強い。一生2.5次元舞台を支えていてほしい。
演出についても、1幕と2幕の扱うイベストが本来バラバラだから別の印象が残って作品の主張が霞むだろうに、
それをちゃんと1幕と2幕で共通ワードを作って、エンディングで2幕メロを1幕キャラが歌って、ってちゃんとまとめあげていて原作で読んでいたときよりもさらに作品の主張がより沁みた。
まほステってなんでこう原作読んだときよりも原作が好きだなって思わせてくれるんだろうね…絶対的な信頼がある。
西祝祭は間違いなく個人的に一番好きなまほステだった。なんかずっと言ってるけど、観終わった後に話の構成が図式化できる舞台が好き。
幸福の均衡が乱れている課題定義→解決策a:幸福な人を不幸に 解決策b:不幸な人を幸福に→各チーム解決→幸福の均衡戻る
みたいな。話の構成が理解できないと何か教訓を得てもこの話から得たってことでいいんだよね…?って不安になるからまず主観無しで構成を理解したいという欲がある。
舞台化によってエンタメや観やすさ伝わりやすさを重視し、原作シナリオの歯応えが削がれてしまうところあるけど、祝祭は尺感も内容も含めて原作から舞台で消化されやすさがあまり変わらなかったなと言う印象があった。
今後のキャス変さみしいけど、たいとくんのムルで取り戻した!→まだ勝負を〜の切り替え見られて幸せだった。
3月
『エビデイ』雲水/赤坂REDシアター
ミュージカルオタクだからストレートひっさびさすぎて「ここでなんで歌わないの!?」って感情にすぐなって困った。
ストレートの見方っていまだによくわからないところあるかもしれない。
歌わないと今誰をみるべきなんだろう?ってたまになる。私の読解力の問題だと思うけど。少人数かつ小劇場だからこそ「俺を見て!」ってしている人が同時に立っているような感じがあって今しゃしゃらなくてよくない…?になる。
お話としては、どうしようもないクズな主人公が死ぬ前に今まで関わった人を呼び出す話。普段は人間として魅力的なキャラクターがいっぱい出てくる(炎上回避もあるんだろうが)作品にばっかり触れているから、こういう人間らしいキャラが出てくるのはすごく心がほっとする感覚がある。終わった後に、私の人生もそんな大層なものではないけれど、「好きだった人に好かれたい」とまでは言わずとも「好きだった人に、私に好かれて良かったなとは思われたいな」って思った。
前作『パレード』同様、こういう舞台だと大きな夢とか希望は見せないけれど日常にちょっとした希望が見えてくるのが安心させられて好き。
トプステ・賢まほ/ビッグサイト
急に観劇じゃなくてただの二次元オタクでごめん。
初めてのトプステ!フォロワーたくさん会えて楽しかった!
モンちゃんのおかばんとかムルのイヤリングとか買えたり、いろんなレイヤーさん歩いているの見ていろんな人の全力の「好き」だけで成り立っているイベントがある凄さを感じた。主催についてはビジネスだけど、個別のサークルの取引はビジネスじゃないからなんかこう…美しいなって…(仕事じゃないのに成立する世界ってほんとすごい)
4月
『THE MUSIC MAN』/日生劇場・御園座
音楽が!ディズニークラッシックと同じ幸福感!!
というか、見せ場としての楽曲ももちろん素敵だけど効果音というか、モノの音を示す楽器の音とかが多くてそれがより一層ディズニークラッシックっぽさを感じさせたのかなと思う。
振り付けもバレエの色が濃くて見応えがあった。二幕のシップッピはダンス圧巻すぎる。
シナリオはあんまり印象に残っていなくて、広い対象に浅く一時的に楽しい時間を提供するような、本来のエンタメらしい価値を与えてくれる、観る人を選別しない優しいミュージカルだと思った。とにかく観ていて楽しい。
印象に残らなかった理由が、主人公のハロルドが街にやってきたことで街の人々に影響し、おかたい人柄がやわらかくなって楽しくなったよ〜みたいな話の割に、ハロルドの信念や意図したことが影響したわけではなかった(楽器を与えて詐欺をはたらいたことが予想外に人柄に影響を与えた)からで、なんでハロルドが主人公なんだ…?と思った。
楽器との出会いから急成長した子供が主人公だったら納得いったような気がする。
5月
全プリキュア展/愛知
この時代に生きていて良かった!!!!!!!
私は初代の世代で5の時には既に卒業して、それから思い出すこともずっとなかったんだけど、「あの頃の自分もきっとちゃんと全部好きだったんだろうな」と思えたし、「作品に大事にされてたな〜」と思えて幸せになれた。
ひろプリにたまたまハマったことでこの展示を知って、行けて、20周年施策を行なっているこのタイミングで昔を思い出せてすごく意味のある時間だった。
運営が神やらクソやらなんやら今好きなジャンルでもいろいろあるけれど、今後も不変の「既に世の中に出された作品」から大事にしてもらえてたと確信できる、シリーズ全体の優しさよ…こんな素敵な作品に出会えて幸せな子供だった。
自分がどれだけいろいろな作品に触れていって記憶を更新して、昔好きだったものを忘れていったとしてもそれに価値がなくなったわけではなくて、
それぞれの作品が必ずその時代の誰かにとっての一世一代の作品で、大事に大事にされて生まれたものなんだって思える展示だからどこでも常に泣いていた。
エンタメって最強だな〜〜。
『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』
いろんなことに飽きているタイミングだったので全然やる気なかったし、1回観たら終わるつもりだったのにな。一日4回観に行ったとかこの時の自分に言っても絶対信じない。
ムビナナについては世の中にいくらでも感想が転がっているので自分語りだけするが、この映画きっかけであんまり連絡もとれていなかったはずの友達と毎週遊べるようになって、今じゃ友達全然いない私にとっては一番頼らせてもらってる人たちになったので本当にムビナナには感謝しています。ムビナナの存在に感謝。
予告映像時点では本当に期待していなかったのにこのとき亥清悠の造形とアクターの動きが最強すぎてなんか落ちてました。こわ〜い。
6月
『ムビナナ』プレミアム上映会/国際フォーラム
当時の日記に「私がやりたかったことはこれだった本当に楽しかった労働人生NONONO!!!!!!!!!!!!」って書いてあって本当に楽しかったんだろうなと思いました。
私はオタクがオタクに教鞭をとる感じがすごく嫌なので当時の学級会の流行が本当に嫌だったんだけど(素直)この日の終わりのTLが応援上映たのしいな〜〜だけで溢れていたと思うので、それも良かったな。
国際フォーラムで大人数でライブを観るって経験が貴重で、だから「私がやりたかったことはこれ」って感想が出てきたんだろうなと思う。
小劇場ストレートプレイ
規模が狭くて身バレするので伏せます(どんな舞台)
障害児を利用して冤罪をなすりつける人と、障害児のケアをしていた方が狂ってしまって殺人する話。
小劇場に行きなれていないからこそ「大きな舞台に立てなくてかわいそう」みたいな視点から入ってしまう私の精神的な未熟な面があったんだけど、そういうことじゃなくて小劇場には小劇場の演劇の役割があるなと思った。あと変に「演技力」は売れ方に比例しないのどうしてだろうみたいなことをずっと考えてしまった。
『ムビナナ』グループ舞台挨拶IDOLiSH7/丸の内TOEI
実は小野賢章を少しだけ追っかけていたので行った。
増田俊樹のビジュが良かった。(薄)
7月
『ムビナナ』スタッフ舞台挨拶/新宿バルト9
ムビナナ関連イベント多分記載漏れきっとある。とりあえず音響回参加したことは覚えてるので書いた。
スタッフさんの「ドルビーシネマを導入したのはアイナナのファンなら観に来るという確信があったから」って信頼が嬉しかったことをすごく覚えている。
会社のお金を使って挑戦的なものを作るときに、その根拠としてファンの性質がもってこられるのすごいな〜と思う。人が人のためにやる仕事って感じで好き。
『魔法使いの約束 祝祭シリーズPart2』/銀河劇場
3つのイベストをまとめるのは流石につめつめだった印象だけど、安定に作品から受け取れるメッセージが素敵で観劇後の満足度が高かった。
安定に楽しかったとは思うけど、西祝祭が今までで一番好きだったので正直あんまり覚えてない。やっぱり中村太郎はなんでも屋さん。オモロ兄ちゃん。
『ムビナナ』大ヒット御礼上映会/国際フォーラム
トンチキ上映会。ま〜〜〜楽しかった。ツレがデッコデコのプリティでキュアキュアな吹き戻しを作ってくれて最高だった。今後いつ使うんだよ。
オタク達一番元気良かったの東映ロゴのとこだったよね。後半バテてた。
一人で来ている人も一生懸命タンバリン叩いていてとても良かった。
騒いでいいよ!!の場を設けてもらうことで全ての争いがなくなるので、ほんまに、オタクはオタクに物申すんじゃなくて運営に言って仕組みで解決しましょう。マジで。
小劇場ミュージカル
シェイクスピア原作の夏の夜の夢を小劇場でやっていた。世界観的に身分の上な人たちの話なのに舞台がせまくて衣装も安価に作られている(しょうがない)と没入感が減ってしまうし、小劇場には小劇場の役割がきっとあるだろうから大きな舞台の縮小版・簡略化版はやらない方がいいんじゃないかと思った。
あと、狭いからこそ人がたくさん立っていると情報量が渋滞する。舞台は観客の頭の中の想像によって景色が完成すると思っているけど、物理的に距離が近すぎてその脳内補完すら難しくなることもあると思った。
舞台との距離が近いからこそ、世界観を切り分けるんじゃなくて身近で自分のすぐ目の前にある課題を取り扱うような作品の方が私には刺さる。
8月
『家族モドキ』/シアタークリエ
ストレート。他の舞台で「なんで歌わないの!?」とか言ってたけどこっちだと「なんで映像じゃないの?」になった。かなりドラマだった。
映像に転身したい舞台俳優とか多いけど、舞台と映像の違いってなんなのかもっと深掘りしたいと思わされた作品だった。
ベテランの役者さん達による、かなり大人な話で、
ほっこり温かい気持ちで終わるものの形としては離婚で終わっていて、若手がこの湿度の作品をやっても説得力がまるでなくなるんだろうなと想像がついた。
なんだろうなあ映像が完成されすぎていて別世界を観ているようで映像に感じたのかなあ。
内容面白かった。
『アイドリッシュセブン VISIBLIVE TOUR "Good 4 You"』/武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ
回ごとのMCがあるとわかって「やっぱ期待超えてくるじゃんこの人たち!!!」ってなった思い出。友達と集まれたのがとにかく楽しかった。
ライブについては…まあクオリティに何も思わないことはないというか…
この60分なら1万払わせて初見の子を招待するのは考えられないなあ。舞台ならやるんですけど。
コマフィルム頑張ってたの懐かしい。結局お前のために悠手に入ってないです。
9月
雲水バスツアー/磐梯山周辺
去年に引き続き行ってきた。
多分私はガチで追ってる相手のバスツアーは行けないなと思う。賢章さんはゆるく追っかけている上に、他のファンの皆さんがとにかく穏やかで優しい人たちだらけなので軽い気持ちで楽しめる。新しい可愛い友達ができて良かった。ジャックザリッパーが本当に大好きなんですけど、夜通しその話ができた喜びとんでもない。
未婚の若俳のバスツアーってどうして成立してんだろう。既婚者じゃないとできない法律にした方が良いと思う。想像すると無理。(なんの話?)
『全プリキュアパレード』/横浜
中華街とか横浜各所をプリキュアがパレードしたイベント。
大きなお友達がたくさん頑張ってて良かった。好きなものに素直で。
パレード途中or終着点でダンスタイムがあったんだけど、ふたプリのときの盛り上がり方が男子ノリだと思った。
普段女性向けジャンルにしかいないから、自分の見た目全てを差し置いて推しを全面に出したい特殊ファッションの人がたくさんいるの新鮮だった。全力で良い。そのまま誰かに合わせていくよりも孤独で自我貫いていてほしい。
ダンス演劇
家族をテーマにしたダンスで紡ぐ無声劇。
頑固な父親が娘の進路選択に反対していたが、反対を押し切り東京へ出た娘が結婚妊娠報告のために帰省し、なんやかんやで家族の思い出のお寿司を鍵として仲直りする話。
娘を想ういじらしい父親が私にはいない上に食への関心が薄いからあまり共感できたものではなかったが、「曲に思い出が宿る」ことについて置き換えて共感しながら観ていた。それによって理想の家族像の押し付けのようには感じられなくて、「このコミュニティにはお寿司が思い出としてあった」と捉えられて家族であることからは切り離して考えられた。
相互理解のために共通の味を理解することが役立つかもしれない。
大切な相手と共有できる何かってこの人生でどれだけ作れるかなあ、たくさんできたらいいな、と思った。
状況した娘が社会に揉まれてつらい気持ちになっている場面で自分と重ねてかなり泣いた。夢だけあって現実との乖離がつらい!!
10月
『絶滅ホスト』/Theater Mixa
今年唯一の朗読劇。のはずが、朗読劇ではない。舞台。
台本は破るし置いてくるしめっちゃ歩き回るし「朗読劇」自体をメタ的に活用するしで衝撃的な演出がたくさんあった。見応えしかない。
広瀬さん目当てで行ったら声だけじゃなくて表情でもちゃんとお芝居する人だった。
脚本も設定だけで面白かった。ホストが絶滅した未来の日本が舞台(なんて???)で、広瀬さん演じる主人公の好きな女の子を主人公が自らホストに連れいていく(し、自分もちゃっかり担当決める)。女の子がホストにハマっていくが、好きな相手がホストにリアコなこの現状を変えたいってことで朗読劇の性質を生かして未来を書き換えるみたいな。
花火を見にいくシーンで、広瀬ボイスでプロポーズが行われるのが本当に美味しかった。ありがとうございました。
トンデモな設定がてんこ盛りなのに人間臭くてちょっとダメな部分もある主人公がすごく等身大で、情けなくて、感情移入しながら観られた。
朗読劇がみんなこんな感じならもっと行きたいけど、きっとこれがめっちゃくちゃ特殊。
『青山オペレッタ THE STAGE 〜ストーリア・パラッレーラ・ウノ〜』/シアター1010
2幕劇中劇「オルペウスとエウリュディケー」主演の長江さんと大隅さんが良かった。歌めっちゃあって良すぎる。長江さんは大声で歌うときがやっぱり好きです。アモーレ最高。
お話の内容は要約すると目に見えないものを信じたことで結ばれ、信じられなくなって冥界落ちする話。
抽象的な話になるけど、結果など見えているもので判断するのは仕事の話で、目に見えない曖昧なもので約束だったり信頼するのが人との繋がりであり、不安定だからこそ信頼が成り立ったときに素敵な関係になれるよね〜と思った。作文。
11月
『アイドリッシュセブン VISIBLIVE TOUR "Good 4 You"』/神戸 こくさいホール
悠のアナウンスめちゃくちゃ素直だった。沁みた。私ももっと素直に生きたいです。
ムビナナからしばらく離れていて気持ち持っていけるのか不安だったけど気がついたら空気に乗せられて悠の現地グッズ全部買ってた。(軽い)オタクって楽しい。
『ルームメイトと謎解きを』/サンシャイン劇場
感想投稿してるけどほんまに楽しかった。
特に追っている人いない中でリピチケ7枚購入はバカだと思う。計画性がない。
一年通しても特に観に行って良かった作品。
『午後の曳航』/日生劇場
私にはオペラは早すぎた。
「芸術だから」、「そういうものだから」、「こういう文化だから」、全部理解できるけど、日本人が日本人のためにわざわざドイツ語で歌ってみんな理解できないから字幕を投影する意味がどうしても納得できなかった。ビジネスのエンタメに触れすぎた。誰に届けようとしているのか?を考えたらこうはやらなくない?とか思ってしまう。私の感性が死んでるんだろうな。多分、「ミュージカルって急に歌うの意味わかんない」っていうのと同じくらいバカなことを言っていると思う。
12月
『MANKAI STAGE『A3!』ACT2! ~AUTUMN 2023~』/青年館ホール
本当に行って良かった!「楽しい」って気持ちを提供することに対して全力のカンパニーだと思った。
原作よく知らないで行ったのもよかったかもしれない。
観劇納めとしてとってもいい思い出になった。
『死が美しいなんて誰が言った』舞台挨拶/ヒューマントラストシネマ渋谷
まほのじぇーくんとメイ解きの長江さんが声優やるってことで軽いノリで行ってみた。お二人とも上手でびっくりしたけど、じぇーくんについては特にじぇーくんの演技だと気づくまで時間がかかったぐらい馴染んでいてびっくりした。ぜひまほのオタク行ってみてほしい。
ゾンビものなのでグロい。わりと画面見ていなくて話がわからなくなった。ホラー耐性なくてすみません。
「生きる価値なんてない」と死のうとする人に対して「価値があるとかないとかで判断しようとする…(なんて呆れる、のニュアンス)」って言葉が印象的だった。
価値のある無しに関係なく生きていなきゃかも。
まとめ
現場っていうと、正直言えばもっといろいろと行っているけど規模が小さいとあんまりにも個人的すぎて意味ないかなと思い書いていない。
今年もいろいろと素敵な経験ができて良かった。
基本的にいいところを見つけなくちゃいけない気持ちでいたけど、今年の後半からはそれだと自分が何に惹かれるのかがよくわからなくなると気付いたので、できる限り素直に感想を書けるようになりたいと思っている。
現場にお金を払うのは、ギャンブルだと思う。お金を払った上で、つまらない作品に耐え続ける拷問を受ける気分になることもきっとある。
でも、そんなときにも何に不快感を覚えたのかの言語化をしてみて、自己理解に繋げていければ支払ったお金と時間に価値が生まれるんじゃないかなと思う。
もちろんつまらんものを提供するのは良くないことなので、この考え方を誰かに強制したいとかは全く思わず、あくまで個人のスタンス。
きっと誰かにとっては思い出深い最高の作品ってこともあるので、自分の中で何がどうして気に入らないのかの理解を進めていきたい。
頭使わずとにかく楽しい気持ちだけを得られる場所も見つけていきたい。直近だと多分エーステになりそう。なんかおすすめないですか?
舞台にお金出す人が少ないらしい。確かに時間もお金も大分取られる。
なんか「オタ活の出費の平均」みたいなやつ見てびっくりした。世の中ってこんなに趣味にお金をかけなくても毎日立って歩ける人だらけなんだって衝撃。自分の好きなことに時間使ってないとこちとら朝起きる理由もわからないよ。みんな自立しててすごい。
私の感想がきっかけには到底ならないと思うが、
舞台によってテーマパークにいったときと同じような体験が得られることもきっとあるし、
いろんな人の頭の中が覗けるので観劇前後で価値観が変わって世界が広がるかもしれないし、
きっとちゃんと時間とお金を取られた分だけ得るものがあるはずなので、何かしらに触れてみてもらえたら嬉しい。
2024年も誘われたらなんでもいきます。
今年の後悔は、ルパン、月シネ、ラグタイム、モリミュ行けなかったこと!!
後悔しないようにしよ。