2021衆院選にドイツ連邦議会の選挙制度を適用すると
日本の衆議院選挙は小選挙区比例代表並立制を採用しており、比例代表の議席配分にはドント方式(各政党の得票数を1,2,3,…,で割った商の大きい順から当選する方式)を用いている。一方、ドイツの連邦議会選挙は小選挙区比例代表併用制を採用しており、比例代表の議席配分にはサン=ラグ方式を用いている。まずは、この小選挙区比例代表併用制とサン=ラグ方式について紹介する。
小選挙区比例代表併用制小選挙区比例代表併用制では、
①比例代表選挙で得られた政党の得票数に応じ、各政党の議席数を決定