雨の音の不思議
昨日は強めの雨が降っていました。
地域の違う友人たち複数とリアルタイムで繋がっていると、西側からだんだんと「今激しいね!」という地域が伝播していって、あー空って繋がっているよねぇ、なんて思ったり。
雨音、ぽつり
ヒーリングミュージックの環境音に必ずと言っていいほど入っている、雨の音。しとしと降る優しい雨から、遠雷をともなってこれから強くなっていくかも、という不安を掻き立てられるざばざばとして雨音、ドドドという轟音を立てて止めどなく激しく降る雨。
一口に雨といってもいろいろな雨がありますね。
一定のリズムを保ちながらも変化があるメロディーのような雨の音に、どうして心が動くのか。専門家ではないので明確な答えを持ち合わせてはいませんが……”1/fゆらぎ”というもののおかげなのでしょうか。
雨の音、といっても実際は地面や建物に当たる音だったり、池や川、海へ落ちる瞬間の音だったり。
ぽつり、と立てる雨音もどちらがたてたのか。
打楽器はバチや手、その他色々なもので叩いて音を出す楽器ですが、太鼓の音・木琴の音・ボンゴの音…
叩かれた側の音になるのはどうしてなんでしょうねぇ。
ならば、降っている間の雨に音はあるのでしょうか?
雨の音を聞こうとした時、それは私達に聞こえているのでしょうか。
雨粒が大きく質量があれば、空気を切って落ちていく瞬間の音がするのかもしれないなぁ、なんていうことをほんのり考えていました。
止まない雨はない
日本では秋の長雨という言葉がありますし、世界には雨季と乾季にわかれているところもありますね。逆に雨が少なくて困る地域もありますね。
昨日の雨も、夜通し雨の音が聞こえて寝ているような寝付けていないようなそんな微睡みの中、雲は多いながらも朝には晴れた空が広がっていました。
世の中全てのものは、同じ状態が続くことはなく流れているように、良いことも悪いこともめぐりめぐってくるのでしょう。
雨も見方を変えれば恵みにもなり、災害にもなり。
世の中は常ではないことを一番身近に感じられるのが「雨」なのかなぁと思います。
ぽたり、ぽつり、の違い
傘の先からぽたりと垂れる水の音。
空からぽつりと降ってきて、頬に当たる雨の音。
なんとなく「ぽたり」の方がまろやかまったりとしたゆっくりした水の動きを感じて、「ぽつり」の方が鋭さを感じるような、そんな気持ちで使い分けています。
擬音って他の人に伝えやすい部類のはずなのだけど、微妙なニュアンスが人それぞれやはり違っていて、驚かされることもありますね。
方言のオトマノペも多くあるので、音楽のようなリズムやメロディーに近いものがあっても、やはり言葉の一種なのだなあと改めて考えさせられます。
身近な人との感性の違いを楽しむために「今の雨の音あなたにはどう聞こえた?」って聞いてみるのも良いかもしれません。