【子育てコーチング】ワーママ📣一貫性を持って向き合えてない時は、余裕ある時間の対話がGood
ワーママさんの相談を受けました。
小学生の子どもが宿題をやろうとしても、ちょっと見てさっと解けないとイライラしてやる気を失ってしまうんです。ときにはプリントを投げ出すことも💦 ちゃんと落ち着いて考えれば分かるのに。
自分に時間がある時は、しばらくゆったりと様子を見て、落ち着いた頃に「どうした?」と声をかけ、一緒に向き合ってスムースに宿題完了。
でも、自分が忙しい時は、イライラしている子どもに「そんなに嫌なら、宿題なんてやらなくていいよっ💢」と言ってしまうんです。
子どもから見たら、一貫性がない、、、
育児本を見ると、「一貫性のない関わり方はNG」と書かれているものが多くて、ううう、やってしまった、、、と反省。
でも、本当にこっちもバタバタしているときにはどうにもゆったり見てあげられなくて。難しいです。
これ、本当にお気持ちわかります。
わたしも娘が二人いて、全く同じ気持ちに陥ったことが数知れず。
こんなときにコーチングを学びました。
いろんな関わり方があると思います。
正直、正解はないです。
でも普遍的な部分はあるので、わたしが実際に試してみて、比較的うまくいった方法を書いてみます。
毎日、本当に多くのタスクをマルチにこなし、精一杯、心もカラダも使っているワーママ、ワーパパで、同じような課題を抱えている方の、何かの役に立ったら嬉しいです。
忙しいときは仕方がない
自分を責めないこと。
よくやってる私、1年前よりうまくやれている、1ヶ月前より子育てのベテランになって成長している自分を見てあげる目線を大事にしてください。
自分を責めている大人は、子どもにも良い影響を与えません。
なんか辛そうだなあ。
と感じた子どもは、大人が思っている以上に、
大好きなパパやママに「気を遣い」ます。本音を見せなくなります。
それは親として本意ではないですよね。
時間があるときにゆったり対話する
①時間
②1対1
③緊張させない工夫
④聞くための時間と心得る
⑤興味を持って子どもの思考を引き出す
⑥支援する応援団長になる
①時間
ほんの10分で十分です。
場合によっては5分ぐらいでも良いですね。子どもが小学校低学年だったりすると、長くは集中力が持ちません。少しでOK。
お風呂の時間、寝る前、何でもいいです。
②1対1
できれば、他のお子さんがいない時間、お昼寝をしている時間など、
話したい子どもと完全に1対1になれる時間が良いです。
横並び、もしくは90度から「ハ」の字ぐらいの位置どりをして、
「お話したいんだ」という気持ちを伝えて向き合ってもらいます。
③緊張させない工夫
いきなり親が「お話したい」というと
何事か??と構えてしまうことが想像されるときは、
緊張させないように、
何か叱られる!と思わないように
「美味しいオヤツ買ってきたから、一緒に食べよう!」
というような入り方でもOKです。
子どもに構えさせないことが大事。
④聞くための時間と心得る
親が「こうした方が良い」と提案や指導をする時間ではないです。
あくまでも子どもの思考を聞くための時間。
例を挙げましょう。
冒頭の相談者さんのケースなら、こんな感じです。
ママ「●ちゃん、宿題やろうと自分ではじめて、いつもえらいなあと思ってるんだよね」
ママ「ときどき、『もう解らない!』って言ってプリント投げちゃったりするよね。ママ、お仕事中ですぐに助けにいけないことがあって、とっても心配してるんだ。何が起きてるの?」
子ども(最初は口が重いかも知れません。でもゆっくり待ちましょう)
ママ「プリントを投げちゃう自分のこと、●ちゃんはどう思ってる?」
かっこいい? すき? 嫌い?
子どもが自分の行動を、落ち着いた「今」から振り返って
どう感じているのかを、関心を持って聞いてみます。
⑤興味を持って子どもの思考を引き出す
プリントを投げてしまう行動をしたとき
それはなぜなのか
どんな気持ちが自分の中にあったのか
それを、拙くてもゆっくりでもいいので
言葉にして伝えられるように支援します。
このとき、
「それは分かる!」という同意や
「それはダメだよね」という評価は、
一旦、ナシ!にしてください。
良いも悪いも、ママパパが同意できるかできないかは関係ない。
子どもが感じていることにフォーカスです。
⑥応援団長になる
最後に、子ども自身が「どうありたいのか」を問いかけます。
「プリントを投げずにさっと解けるようになりたい」
「宿題なんてやっていかなくても平気な人になりたい」
どんな答えが出てくるでしょうね。
楽しみにして、何が出てきても驚かないで受け止めてください。
その後に、
理想の姿になるのを「邪魔しているもの」は何か、
何があったら理想が実現できるのかを
一緒に考えていく支援をします。
「宿題なんてやっていかなくても平気な人になりたい」という子どもは、
「やっていかないことが平気じゃない」理由があるのでしょう。
それは、もしかしたら「勉強がよくできる人になりたい」気持ちがあるゆえのことかも知れません。「学校のルールを守れる人になりたい」のかも知れません。
その場合は、「宿題をやらなくても平気な人になる」ことは
本当の理想の姿ではない。
「苦労せずに宿題を片付けられちゃう人になる」ことが、
実は真の理想像かも知れませんよね。
子どもの本当の「理想像」を焦らずに、引き出していきましょう。
そして。
●ちゃんが、気持ちよく、元気になりたい自分になるために
一番の応援者であることを、子どもに届けてあげてください。
最後に明日から、次回から、
自分自身が導いた「理想の姿」になるために
「宿題するとき、こんなことをやってみよう」というところまでたどり着けたら満点のセッションです。
一回の対話で、フルフル全てが解決するとは限りません。
プロでもたどり着かないことがたくさんあります。
ですから、5分−10分の短いセッション(対話)を、
日常的に繰り返し行えると良いですね。
少しずつ子どもも自分の内面を言語化することに慣れてきて
上手になります。
1つだけの「正解」をやらせる、身に付けさせるということが必要な領域もあるかも知れませんが、
VUCAの時代、大人にとっても正解なんてわからないことだらけです。
正解が複数、人の数だけあるのが人生。
自分がどうなりたいのか、
今、なぜできないのか、
どんな感情が邪魔しているのか、
どうしてそう思ってしまうのか、
そんなことを自分の内面を観察しながら言語化する力は
とても重要です。
この力が大人になっていく過程でも、
また大人になってからも、自分らしく成長していく過程で欠かせないことは
パパママが一番よくご存知ではないでしょうか。
わたしも正解を押し付ける親から脱却すべく、
一緒に考える一番身近な応援団長を目指して、努力中です。
大澤 弘子
日テレHR代表/企業の人材育成を支援しています。
サラリーマン応援📣ライフコーチ/キャリアコンサルタント
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