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強みなんて自分にはない…と思う女子高生を応援📣【ダメ】と言われてもやってしまうことを探してみる作戦

きょうはある女子高生のご相談でした。

進学や将来の仕事を考えるにあたって、【自分の強み・特性】を見つけなくてはと思うのですが、よく分からなくなっています。
「明るい」「誰とでも仲良くできる」「積極性がある」とかいった言葉が思い浮かびますが、誰でもいいそうですし、本当に自信をもって、自分の強みとして言えるかというと、何を基準に考えたらいいのかも分からなくて悩みます。そもそも「強み」と言えることなんて、自分にはないのではないかと思う気持ちになってきました。ちょっと落ち込み気味です。

うわあー、大変💦
落ち込んできているなんて、一旦、その思考から離れましょう。

わたしも高校生の頃、似たようなことを考えていたし、感じていました。
随分、昔の話になりますが、時代が変わってもこの辺りは変わらないのだなあと感じます。

今回は、こんな高校生を応援📣です。

【強みの見つけ方】〜おもに高校生編

1、【強み】はスゴイものでなくていい

まず、「強み」という言葉を、誤解している人が多いです。

強み=誰にも負けないこと、自慢できること、立派なことというような誤解がある気がします。

強みは、そんなに大それたものでなくてもOKです。
誰にも負けないことって、どのエリアで?
学校で一番?
家族で一番?
日本で一番??

もうよく分かりませんよね。

あくまでも、自分の【特徴】【性質】【特性】ぐらいに捉えてください。
人にはないかもしれない【自分の偏執性】みたいなことでもOKです。

「フツウこうするよね」
と言われてしまうような、どちらかというとネガティブなことであることもあります。

自分の特徴のようなものを探すイメージを持ちましょう。

2、自分インタビュー

相談者さんの場合は、

「明るい」「誰とでも仲良くできる」「積極性がある」という言葉に対して、【誰でも言いそう】と気づいていることがとても良いです!

そうなんです。それだけでは何も伝わりません。

一度、
「明るい」と思えるのは、どんなことがあるからなのか?
と、自分にインタビューしてみてください。

インタビューする方の自分は、相当シツコイ記者になってくださいね。

キーワードは
「それはなぜですか?」
「なぜそう思うのですか?」
「具体的にいうとどういうことですか?」

表面的な答えや、抽象的な表現での回答に満足することなく、
「なぜなぜマシン」のように質問してください。

それに対して答える方の自分は、ゆっくりで良いので、”これまで経験してきた【場面】”を思い出してください。なるべく具体的に!です。

「自分って明るいなあ」と思ったとしたら、
それはどんなときにどんな感情をもったからそう思ったのか、自分に聞くのです。
なぜ「明るい」と思ったのか。そのときの【場面】を思い出すのです。

これをしっかりやると、
「ともだちにも、『明るいよねー』ってよく言われるんです。だから私は、”明るさ”が強みだなあと思っています」。

などという、薄ーい返しをしなくなります。

「明るい」という性質にも、いろんな面があります。

人が落ち込んでいる時に、自然と気持ちを変えられるプラスのパワーがある人もいれば、とにかくその人がいるだけでチーム全体が「祭り」のように、なぜかテンションが上がる、という人もいます。

「明るい」とか「積極的だ」というのは、まだまだ使っている言葉が大きすぎて、聞いている人はそれぞれの「語感」で受け止めます。つまり、本当に言いたいことが伝わっていない状態です。

自分にインタビューをして、なぜそう思うのか、突き詰めてみてください。そうすると、「明るい」という大きな言葉ではなく、自分が言いたいことを表すもっと良い表現にも辿りつけますよ。

それこそが、自分の【強み】を伝える武器になります。


それでも見つからない時は、、、

3、【ダメ】と言われてもやっていることを探す

小さい時を思い出してみましょう。
親や教師から、「ダメ」と言われたことでも、どうしてもやってしまうことは何かありませんでしたか?

✔️ 本ばっかり読んでないで、外で遊びなさい!
✔️ テレビばっかり見てないで、本でも読みなさい!
✔️ 洋服のことばかり考えてないで、その熱意を勉強に使いなさい!

みたいなものです。

「ダメ」と言われてもどうしても関心があってやってしまうこと、やり続けてしまうことの中には、本当の自分がいることがあります。

なぜそればっかりやりたかったのだろう?
「本を読む」ことの、何が好きだったんだろう?

という感じで自分を掘ってみましょう。
実は、そこに、本当にやりたいことや、圧倒的な強み=自分の特性が隠れていることがあります。

いろんな自分

最後に

人間は一面的ではありません。
「明るい」人でも落ち込むことはあるし、「誰とでも話せる」人にも、苦手な相手はいます。全部網羅できる、完全無欠は、そもそもない!ので求めないことです。

自分の「長所」「強み」と言われると、完全無欠な発想をしがちですが、そこをまず変えましょう。自分の「特徴」さがしぐらいに構えて、気持ちを楽にしてやってみた方が、おもしろ発見・意外な自分に出会えます!

ライン黄緑

いかがでしたでしょうか。

自分の棚卸しをする!
と言われても、正直、何をやったらいいのか分かりませんよね。

漠然と、これまでの経験を書き出していっても、あまり自分の探索は奏功しません。やるべきは、自分への深い興味と、インタビューです。
やっているうちに、有能なインタビュアーになってきます。

この力、やがては仲間や大切な人を理解するときのコミュニケーション力の基礎にもなります。身につけておいて損はない!ぜひ、少しずつ試してみてください。応援📣しています。

ライン黄緑

大澤 弘子 
日テレHR代表/企業の人材育成を支援しています。
サラリーマン応援📣ライフコーチ

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なかなかの男性社会で30年働いてきたテレビマンが、コーチングやカウンセリングで「自分らしく生きる」を支援中。限定少数しか出来ませんが小学生からシニアまで。