チャンスを掴めない…と凹むサラリーマンさんを📣応援〜準備しておく【2分】
45歳のサラリーマンさんのコーチングをしました。上場大企業に新卒で入り、課長という役職。同期の平均的な昇進スピードから見ると、平均より少し良いぐらい。トップ層はさらに1つ上の役職についている人もいますが、決して遅れてはいません。
そんな彼の悩みは、
仕事は真面目にやってきたし、人間関係も悪くないと思う。ただ、チャンスをうまく掴めない自分が嫌になる時がある。
仕事も人生も、たまたまのご縁で巡り合った人との出会いによって、大きく成長したり自分でも驚くような結果につながったりするものだと思う。
でも自分は、仕事で素晴らしい人に出会う機会があっても、うまくその後に繋げる力がなくて、自分がダメだなあと感じる。
というものでした。
どうすれば、こんな気持ちから抜け出せるでしょうか。
【チャンスの神様は”前髪”しかない?!】
チャンスは突然やってきます。
チャンスはみんなが掴もうとしているものです。
ちょっと出遅れると、もうチャンスはそこにはなかったりします。
確かに、気づいた時には、チャンスの神様の背中がはるか遠いところ。掴むにもその緒がない、、、ってことは実感としては分かりますよね。
チャンスを掴む人は、
●チャンスへのアンテナがいつも立っている人
●掴むときに躊躇してしまう要素を、普段から排除できている人
さらに、
●神様の前髪を掴むために必要な【チケット】を準備できている人
です。
✔️ チャンスへのアンテナが立たないのはなぜ?
✔️ 「チャンスかな?」と思ったときに躊躇してしまうのはなぜ?
✔️ 【必要なチケット】って何?
というところを、ひとつずつ書いていきますね。
【チャンスの神様の”前髪”を掴めない理由】
1、リスクヘッジしすぎで未解消
サラリーマンは会社の業績を上げることがタスクです。会社に迷惑をかけたり、会社の価値を棄損する行為をしたときには、「職務規定違反」で厳しい処罰を受けます。
だから、サラリーマン生活を長くやっていると、どうしても「リスクヘッジ」が先行してしまう【思考の習慣】がつきやすいんですね。
自分で事業をしている人こそ、「生きるか死ぬか、いつもリスクヘッジ思考だろ!」という声も聞こえてきそうですが、その場合は、社会のルール、お客様の気持ちに対しての誠実さと事業の維持成長が土台にあり、それを自分でわかった上ではんだんする、まさに経営者の意思決定。
サラリーマンのリスクヘッジは、「生きるか死ぬか」ではなく、「会社トップはどう感じるか」という点が土台になります。つまり、人の気持ちや思考に向かって判断しなくてはならない。そのため、不透明さが強く、どこまで読んでも、読みきれない、、、ということに陥りやすい。
結果、オーバープロテクトが起きやすいのです。
リスクヘッジの習慣がついてしまうと、
何かこれまでと比べて「変化」を起こそうとするときに、
✔️ やったことによるメリット
よりも
✔️ やったことによるデメリット
の方を優先して考えてしまうようになります。
こうなると、リスクに光があたり、
それをゼロにするまで、なかなか動き出せなくなってしまいます。
これを避けるためには、普段からの準備が必要です。
チャンスの神様に出会ったとき、躊躇なくその前髪を掴むためには、
普段から自分の「GO」「STOP」の基準を決めておくことです。
「あ!」と思ったときに、その場でイチから考えている暇はない!
あらかじめ、自分でつくっておいた「ものさし」に合わせて瞬時にはかり、このメモリより下のリスクならGO、
上ならSTOPと、明確な基準を自分の中で決めておくことをお勧めします。
こうすると、リスクヘッジにがんじがらめにされて、いつもチャンスを逃してしまう、、、ということを避けられるようになってきますよ。
2、自信不足でブレーキ
自信がないから、踏み出せない。チャンスかもしれないと思っても、自分に自信が持てないから、絶好球を見逃してしまうということがあります。
これを避けるには、意図的に自分に自信をつける努力が必要です。
自信をもて!と自分に言うだけでは、自信はつきません💦
環境を整えることがカギになります。
① 褒めてくれる人のそばにいる
すごいね、ありがとうね、助かるよ、と自分を認め、信頼してくれる人のそばにいることです。その人からの言葉を1回でも多く浴びることです。
頂いた言葉は「そんなことないよ」と謙遜や否定することなく、「うんうん、よかった」と素直に受け止めて自分の心に貯めていきましょう。
② 毎日、自分を褒める
人からの言葉だけでなく、毎日、自分の言葉でも自分を褒めましょう。
夜、ベッドに入る前に「きょうできたこと」を書き出して、「うん、よく頑張った」と自分を褒めてください。
シンプルすぎて稚拙に感じる方もいるかもしれませんが、これは実は効果があります。
③ 良い想像をして「笑って寝る」
②ができたらベッドに入り、目を閉じてください。
明日、起こるかもしれない理想の出来事、理想的な展開を妄想して、笑顔で眠りにつく。これが大事です。
大口の発注がいただけるかもしれないお客様に初めて面会できるチャンスが翌日にスケジューリングされている場合は、
まちがっても「プレゼンで失敗したらどうしよう」など思ってはいけません。
できることをやって準備を終えたら、あとはうまくいく想像しかしないでください。
「プレゼンがうまく刺さって、即決で成約いただくかも」
「最初はスモール受注でも、どんどんアップセルできて、半年後には1番のお得意様になっているかも」
「あとで振り返ったら、歴史的な初回プレゼンだったね、と言われる素晴らしい商談ができるかも」
どんどん良い妄想を広げて、自然と笑顔が出たぐらいで眠りに落ちたら最高です。
実は【思った通りのことが現実化】するのです。
3、準備不足でチケットなし
チャンスの神様とでくわすのは、ある日、ある時、ほんの一瞬。
確実に、神様の前髪を掴むには、普段から備えておくことが重要です。
少なくとも、やっておくべきことが1つあります。
【チャンスを掴む”2分”の準備】
自分を伝えるための”2分”のスピーチを準備しておきましょう。
内容は、下記の3点を簡潔に盛り込んで!
✔️ 記憶に残るキャッチコピー
✔️ 現在、何ができる人か
✔️ 将来、何をしたいと思っている人か
2分以内で、自分の言葉で伝えられるように、文章をつくって、練習して、スラスラ言えるようにしておくのです。
変わってきた時はどんどんアップデートして、より良い2分スピーチにしていきましょう。
偶然の出会いから、自分のいきたい方向に引き上げてくれる人に巡り会う可能性は、実は結構あります。いつ、そんな場面にでくわしてもいいように、2分で伝える「わたし」の準備は、いつもしておけるといいですね。
チャンスを掴むのが上手に見える人は、
自分のGO/STOPの基準を持っている、
自分の願いが叶うと信じている、
2分で伝えられる自分と将来へのビジョンを準備している
そんな人だと思います。
幸運の女神の前髪を掴めるように、一緒にがんばりましょう📣
きっと掴める、掴むに決まってる!
って思いながら。笑
大澤弘子
サラリーマン応援コーチング
本音を引き出す個別面談 組織課題の発見支援
女性社員のキャリア支援
若年層のキャリア支援
OVER 50のキャリア支援
https://ntv-hr.com/
なかなかの男性社会で30年働いてきたテレビマンが、コーチングやカウンセリングで「自分らしく生きる」を支援中。限定少数しか出来ませんが小学生からシニアまで。