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ビートルズと桃太郎師匠
2月4日は「ビートルズの日」。ビートルズの異名「Fab4」(素晴らしい/素敵な4人)が2月4日=「Feb.4」に似ているからとのこと。
落語界でビートルズといえば昔昔亭桃太郎師匠。この人しかいないでしょう。
「芸人になった以上、ビートルズ、プレスリー、裕次郎にならなければ駄目だと思う。私にとっては叶わぬ夢でした。これからは地道にコツコツと落語をやっていきます」
この印象深いコメント、一度読むと頭から離れませんね。
最初に挙げるくらいだからビートルズは特に思い入れがあるはずですが、オリジナルの新作落語としてかけ続けているのは石原裕次郎で、ビートルズはその中に織り交ぜている程度です。
ネタにしにくいんですかね?
「裕次郎物語」の場合、
裕次郎:湘南、ヨット、潮の香り
桃太郎:農村、リヤカー、肥やしのにおい
こんな具合にスター裕次郎を持ち上げ、ぼやくような口調で自分を卑下して笑いを誘います。
「セコい茶碗だねえ」
「これでおにぎりを持ったら、田植えの昼休みだよ」
…でおなじみのあの湯飲み茶碗(トップ画像参照)、実は…(自粛します)…であり、師匠が語るような農村の風景は、川柳師匠が語り続けた「ガーコン」の世界と同様におそらくもう、どこにも存在しませんが、事実なんかどうでもいいから、桃太郎ワールドに浸っていたい。
湯飲み茶わんの画像を見ていたら、ビートルズより桃太郎落語が聴きたくなってきました。