桂笹丸と桂竹紋はもっと“セット売り”しないのかな。
落語では、一門会、親子会、兄弟会なんていうのが多くある。
その名の通り、
一門会というのは師匠と弟子たちの落語会。
親子会は、師匠と弟子の二人会。
兄弟会は、師匠不在の弟子たちだけの落語会。
お気に入りの会はいくつかあるのだけども、今自分の中でアツいのは次のふたつ。
柳亭楽輔門下兄弟会(蔓結び片喰)
桂竹丸一門兄弟会
師匠の名前を冠していますが、どちらも“兄弟会”なので、師匠ご本人は出演しません。笑
楽輔師匠も竹丸師匠もおもしろいので、師匠も出て一門会にすれば良いのになーと個人的には思う。
さて、先日オンライン落語を拝聴しました。
【笹丸の竹紋に聞く熊本の噺 その一】
桂笹丸氏のチャンネルに、弟弟子の桂竹紋氏が登場する二人会かつ兄弟会。
《番組構成》
○フリートーク&熊本エア旅行 (約40分)
○替わり目 / 桂笹丸 (約20分)
○熊本城伝 / 桂竹紋 (約20分)
《感想》
かわいい顔してお兄ちゃんの笹丸さんと、永遠の弟キャラでいたい竹紋さんの二人会。
ギャップで売れそうな二人なので、もっと二人での活動を増やせばいーのになー。
このツーショット、なんか好き。
とても “腐女子”ウケが良さそうだなー、というのが非腐女子なわたしの見立て。
熊本旅行の予定なんてないのに、ことりっぷの熊本Ver. を読み漁ったくらいに熊本に詳しくなれちゃう、竹紋さんのアテンド付きの熊本エア旅行。
熊本名所をたくさん紹介してくれたけども、とにかく「ついんスター」のソフトクリームしか頭に残らない。東京でもこんな美しいアイスクリーム見たことない。たべてみたい。
森永乳業 の“ビエネッタ”に初めてお目にかかったときの胸の高鳴りと近いものを覚える。
笹丸さんの『代わり目』(替わり目)は、正統派古典落語の演目。
ツンデレキャラの笹丸さんらしいチョイス。
最後のオチで照れながら焦るところ必見です。
竹紋さんの『熊本城伝』は、熊本城と加藤清正公の地噺。
地噺というのは、漫談寄りの落語。
歴史上の人物の創作地噺は、桂竹丸一門の御家芸と言っても過言ではない。
戦国鍋TVに負けず劣らず『なんとなく歴史が学べる落語』でおもしろい。
そして、竹紋さんの『モン』は、やはりくまモンの『モン』だったんだねーという確認作業ができてよかった。実によかった。←
《こんな人にオススメ》
「ボク、草食系のスイーツ系男子なんですぅ。きゅるるん♪」みたいな顔して、「実はオラオラ系のラッパーだ、ZE!」っていう振り幅の広いギャップ男子に萌えたい人。
BLとまではいかなくても、“お兄ちゃんと弟”な絵をみて、ほっこりしたい人。
そして、木ドラ25「新米姉妹のふたりごはん」の主人公の2人を観て、「実はお姉ちゃんだと思っていた子が妹で、妹だと思ってた子がお姉ちゃんなんだね!」と、その意外性が良いと思った人。
『知らないおじさん・鉄扇さん』を知っている人。
STAY HOME ツラいYO!エアトリップでもいいから熊本旅行気分をあじわいたいYO!って人。
アイスクリームマニアなのに、熊本の『ついんスター』のソフトクリームを食べたことが無い人。
「この世で一番好きなものは“鼻ぐり井手”です♪」って人。
「尊敬する人は?」「うーん、天草四郎時貞?なんなら益田四郎くん?」と答えて就活面接中の空気をやや不穏にさせた、隠れキリシタンに夢中の御朱印収集が趣味の女子。
「え!?笹丸さん、○○で竹丸師匠をしくじったの?! ヤダ〜っ、ウソーっ、ウブね〜♪」と二丁目のオネエ様がたが食いつきそうな桂笹丸氏のまくらに興味津々の人。
正統派古典落語演目『代わり目(替わり目)』を、純粋に全うに楽しみたい人。
ばってん荒川、青島幸男、志村けんが演じる“おばあちゃん”が好きな人。
南極でペンギンを生け捕ったことがある人。
「加藤清正?何それ、美味しいの?」とまったくもって日本史を勉強する気のない受験生。
「好きな男性のタイプは?」「うーん、せいしょこさん?」と答えて合コンで場の雰囲気を台無しにしてしまうくらい、戦国武将だけが恋愛対象の歴女。
「熊本城は熊本の誇りばってん!」と思っている、熊本県民以外の日本の城マニア。
八代亜紀。
「落語?ジジくさくて、つまんなそー」って喰わず嫌いな落語初心者の人。
落語の枠にとらわれずに、落語が好きな人。
たった今、桂笹丸氏・桂竹紋氏のことが気になり始めちゃった人。
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