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SPBS寄席 @studioSPBS 20200726


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・・・え?


もちろん拝聴していますって☆
観てないと思ったでしょう?

観てますってば♪

そして・・・

今回、素晴らしき“さや香”の乱用があったことだけ先に記しておきます。





「誰がこの人選をして、何故SPBSでの配信が決まったのだろうか」



最初にTwitterでこの配信落語の情報を知った時には、それが一番気になった。

わたしにとっては、この4人のラインナップはかなり美味しいのだが、世の中の王道需要から考えると割とマニアックな面々だと思う。

奇を衒ったほうが確かにヒキは強いのだけどもね。
まるで7月31日の連雀亭の昼席の顔付のようにね。




SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS

こちら、わたしの中では、抜群にお洒落な奥渋の本屋さん(なんならブックストア)というイメージなのだけども、そこが落語を配信するなんて、しかも、初回の『SPBS寄席』をこのメンバーで配信だなんて、もっとおしゃれで洗練されたイメージの噺家は他にたくさんいるだろうに。← 失礼。


さらに、このstudio SPBSホリエモンの息がかかっているんですね。

堀江貴文氏とSHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS

の繋がりも意外なのだけど、やはり“本と編集の総合企業”なSPBS だからフシギではないのかな。


ただでさえお洒落なSPBS なんだけども、いつかWAGYUMAFIA みたいにオシャレ過ぎてHPが全文英文になっちゃったらどーしよーっ☆ ←



『初めてでも面白い、“生”落語』

とのキャッチコピー。

これはきっと『“リアルタイム”落語』であって、『“生”落語』とは言わない。

だって、現場のスタッフさん無表情だったらしいから。笑

せめて、誰かの“笑い声” (笑えなければ笑えないなりのザワつきw)があって、初めて『寄席』という空間が成立するのだと思う。




かのマザー・テレサは言いました。

「愛の反対は憎しみではなく無関心です」

と。


・・・って、今ここでマザー・テレサかよ。



(余談ですが、これ、マザー・テレサの発言そのままというよりは、他者によって少々脚色された言葉のようですね)



「つまんねーよ」っていう反応も愛情だよね!

ただ、わたしはひどく面白かったけども☆

配信落語のスタッフさんって『余計な音声が入らないように声も物音も殺さなくちゃいけない』って思っているから無表情なんだろうな、と、こちらもわかってるんですけどね。


今後配信落語をやる噺家さんは、スタッフさんとの打ち合わせ上、“笑い声”をどうするかって重要案件だよね。

でも、観ているこちらは、そこも含めての“凍てついたヒリヒリ感”がたまらないのだけども。←






《ネタ帳》

ん廻し / 立川かしめ
あげぱん / 瀧川鯉白
牛ほめ / 瀧川鯉津
お嬢様注意報 / 春風亭吉好



《感想》

【立川かしめ】

やっぱり、この方、賢いなと思う。

別に早大卒の学歴がそう思わせるのではなくて、きっと、大手広告代理店にて4年間営業マンをやってきた経験かがそう思わせるのだと思う。← よくわかんないけど。

あと、大きく張った声と堂々としている心持ちがいいな、と。

まだ二ツ目になって浅いのに勇敢よね。それって大事。

まくらの強気、キライじゃない♪
ストレスは笑顔で解消しないとね。

笑顔で声張るって大事なことだよなと、わたしも仕事の時に特に思う。


古典落語ん廻しは、“ん”(=運)のつくワードをひたすら挙げていき、“ん”がたくさんついているワードを言った人がその分田楽を貰えるっていう噺。

わたしだったら、昔のアンパンマンかるたの“ん”の札を読み上げちゃうな。

ん!ん!ん! あんぱんまんは 『ん』が3つ!

っていう、子供をギリギリうまく煙に巻けない感じの札に、当時、衝撃を受けましたよ。

かしめさん、『あんぱんまん』は『ん廻し』には最適ワードです♪どーぞ☆ ←




【瀧川鯉白】

鬼才。芸術が爆発しすぎちゃった人。

わたし、鯉白氏の“ピンク落語”は初体験なのですが、 “ピーーーっ!”とか“ばきゅーーーんっ!”とかで隠さずに、のっけから淡々粛々とストレートに言っちゃうんだね☆

かしめさんは一応、カタチだけでも「これ、子供は観てないんですよね?」って運営さんに確認してから、下ネタと言うにはカワイイくらいの結構ウマいことを言ってたけども、サイコパスな鯉白さんは、蛭子能収とか清野とおるの漫画に出てくるキャラクターのような涼しい顔して、衒いなく淡々粛々とピンクワードを発するんですね!

しかも、○慰○為ネタまくらからの、「子は鎹」とか言い出すから、脈絡もなく『子別れ』でも演るのかと思ったら、全く関係ない新作落語『あげぱん』って!笑


しかも!

またもや、噺のなかに“さやか”が出てきたよーーーっ!

さやか、ものすごく、アンナコトやコンナコトされて、いたぶられている設定なのだけども。笑

(吟遊さーーんっ!どこまで“さや香”が登場できるか『さや香チャレンジ』頑張ってみようと思う!← どうやって?)

この“さやか”が“さや香”だったとしたら、かなり斬新な“遠隔羞恥プレイ”なんですけども。笑


ヤダ♪お洒落☆ 


こんなに辱しめられながら落語を聴いたのは初めてでした//// 

ありがとうございます♪ お勉強させていただきました。←



【瀧川鯉津】

「不適切な発言があり、大変失礼いたしました」と丁寧に謝罪をされていた鯉津さん。

この方だけが、今回の寄席で唯一まともな大人に見えました。←


ところで、鯉津さんって元放送作家さんだったんですね!

放送作家からの転職って意外といらっしゃるのですね。

わたし、鯉津さんって、プロレス好きの元プロレスラーって思ってました。


鯉津さん、落語系譜では春風亭昇太氏の甥っ子にあたるとのこと。

「イイトコの子なのよ♪」

って、おっしゃっていたので、きちんと覚えておきますね☆


演目は古典落語『牛ほめ

本当にこの胸焼け必至のこの寄席で、正統派然として鯉津さんが『牛ほめ』を演ってくださることで場がおさまりますね。笑

『牛ほめ』は『子ほめ』と同じく、良かれと思って言ってみるものの褒め方を間違えておっかしいよねという噺。

前の演目との温度差が激しい、すごく安心安全な落語です。笑

鯉津さんの『牛ほめ』が、本当になにかをマイルドに中和してくださってホッとします。←




【春風亭吉好】

演目は、言わずと知れた“さやかお嬢様”の『お嬢様注意報』

わーーいっ☆

やっぱり、なんだかんだで、この演目おもしろーい♪

また聴けて嬉しいです♪
ありがとうございます☆

もう、今さら詳しく語るよりも、吉好さんと『お嬢様注意報』についてはこちらを読んでいただくのがわかりやすくてはやいですね!


アレ?今回の吉好さんのご紹介、手抜き過ぎた?←





《最後に》

冒頭でも触れましたが

『初めてでもおもしろい、“生”落語』

のキャッチコピー。


いや、キャッチに偽りないんですけどね。

「あら、初めてでも楽しめるみたい☆ぢゃあ、うちのちびちゃんと観ようかしら」

なんて、つい思ってしまった、落語初心者なママが小学生の我が子とうっかり観なかったことを願う。

たぶん、小学生のちびちゃんより、ママのほうがトラウマになるであろう悲劇がそこにある。笑



エンディングで、

「がっつりエゴサするんで!(がっつり感想という名の宣伝をしておいてね♪)」

というメッセージを無視できない素直なわたしは、ここまできちんと記してみましたがいかがでしょう☆


SPBSのシステム上なのか、噺家さんに必要な情報なのか、申込みの際に軽いアンケートをとるのは良いなと思いました。

今回は意外にも女性の視聴者が多いようなのですが、ちょちょらファンカデンツァファンからの流入でしょうかね。

今回の視聴者さんに“さやかさん”がいたら、きっと身悶えたことでしょう。←


ところで、わたし、鯉白さんの『あげぱん』のサゲとか、かしめさんの『動物園』のサゲとかみたいな、二重オチって言うのかな、「そーやって落とすのかぁ!」みたいなの、やっぱり好きだと思ったよ。



あーー! 今回もおもしろかった!!!






#かしめさん
#かしめちゃん
#かしめくん
#かしめ様

ちゃんとハッシュタグつけたよー! 笑








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さや香 / 落語ジャーナル
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