雑記
私の仕事はシフト制だ。完全週休二日制ではなく、月休が8日ある。5連勤以上にならないように8日の休みを1週間に振り分ける。
普通の期間は2日以上休むと取り返しがつかないため、1日休みが大半だ。
働いて分かったことは、人間関係に恵まれていることと、毎日12時間働いていることと時給に換算するとバイトより安いことだ。8時に出勤し、20時に退勤する。それでも先輩方は優しい。人間関係はこじれていない。いい職場だ。休日は起きると夕方なことが多い。最近は頑張らなくとも自然に仕事へ行く時間に起きるようになった。22時には寝て、3時に起きる、もうちょっと寝れるで4時半。飛び起きる。会社へ行く準備、出発。
先輩方はみんな定時過ぎで新人の私を帰らせようとしてくれる。ありがたい。帰ろうと思うと、私宛の電話。帰れない。先輩が代わる?といってくれる。でも先輩も家族持ちでこの時点で私と一緒にすでに残業している。早く帰って子どもの世話をしなければならない。独身で新人の私には、先輩たちや先輩たちの家族に迷惑をかけることはあまりしたくない。それにクレームは多ければ多いほど私の経験になっていくと、信じている。トップは私のことを見ているだけだったが。
詳しいことは言えないが、基本的に私への電話は理不尽なことに直面することが多い。
まさかクライアントに「何しに来てんですか?」とも、「それは私にもわかりかねますが」「やりたくないならやらなければいいのでは?」とも言えない。だからこそ、電話や面談でカウンセラーのようなことをしている。免許すら持ってないのに。
仕事の量も多い気がする。任されているクライアントの人数は一番少なくしてもらった。それまでは部署で2番目に多かった。同期はもっと大変らしい。だからもっと頑張らなくては。先輩たちが、先輩たちのころはもっとやばかった、だなんて比較してくれる。そう思うと私は恵まれている。
入社前の理想と現実はかけ離れていた。
いろんな仕事を並行してやっていく、クレームの処理をする、報告書を書く、電話を取る、営業に回す、先輩方のプレゼンを勉強しに見に行く、クライアントと面談をする、半年たったこの期に及んでいまだに入社した新人へのマナー研修やプレゼン研修がある、仕事が滞る、クライアントに私の思いがうまく伝わらない。
1年目だから、という言葉がもうそろそろ使えなくなってくる。たぶんきっと今年より来年の方が仕事はずっと増える。でも給与は住民税などがひかれるからぐっと下がる。
入社して半年。1年目だからしんどいのか、それとも自分の考え方が甘いのか。どっちもあると思う。
周りの先輩方は2年目から楽になるといっていた。本当だろうか。
1年目はどこの職場も大変だと聞く。本当だろうか。
私は割と大学生のころ転々とバイトを変えていた。新しい環境に入ることが好きだし、新しいことを覚えるのが好きだ。何より、貴重な時間を無駄にしたくなかった。最後の最後で自分が一番好きなアルバイトに出会えた。後輩もいっぱいできて、満足した。13連勤も8時間労働も、そのバイト先が好きだったから続けられた。だからそのアルバイトに似た仕事をしている今の職場を選んだ。
今、どうだろうか。すでにやめたいと思っている。人間関係は良好。仕事も残業は続くが、人と比べればまだまだだ。やめたいなんて、逃げなんだろうか。
やめたい理由は、このままこの職場にいたら時間だけを浪費して結局何もできないまま終わってしまうかもしれないと予測できるから。
年度が切り替わるときにしかやめられないこの職場で、私は来年もこの仕事をやりたいと思えるのだろうか。
この仕事をやっていてよかったなんて思う日が来るのだろうか。
それはまだわからない。続けることはいいことなのかもしれない。だから私の大学生時代の転々としたアルバイト生活はよくなかったのかもしれない。
社会人なんて辛いことばっかりだといわれる世の中、私は単にこの仕事への負のエネルギーが、自分の心の弱さからきているのかもしれないし、この仕事が合わないのかもしれないのを判断できずにいる。