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上野で盛り上がり中!!ロンドン・ナショナル・ギャラリーの「来てない絵画」
今、初来日の名作群が、上野・国立西洋美術館で話題となっているロンドン・ナショナル・ギャラリー。2015年、あるアーティストの欧州ツアーに同行したときに、ロンドンで空き時間に覗いてきました。こんなに早く日本に来るとは思ってなかったので、一時間半でかなり無理なスケジュールで、近代フランス絵画とターナー、スペイン絵画、ダ・ヴィンチあたりを超駆け足で回りました。
美術館正面から振り向くと、トラファルガー広場ごしのビッグベン。
入口部分から気分が高揚しますね。天窓の天然光の使い方がうまい!
大英帝国的空間。とか言うと怒られちゃうのかな。まだ上野行けてませんが、ここでは上野に来てないものを中心にご覧いただきましょう。
ルノワールをはじめ、近代フランス絵画の名品が凄すぎます。
モネの「ええの」もたくさんございます。
フランスの避暑地トゥルーヴィルを題材とした絵は、ブーダンにはじまり、モネら印象派の画家がよく扱ったものです。
マネもございます。得意のカフェ風俗。
バレエで知られるドガのちょっと面白いテイストの絵もあります。下です。
美容院の1シーンを朱色を主体にまとめる構想が面白いですね、ドガ。
これは来日しておりますが、ゴッホも素晴らしいのが他にもあります。
後ろの木箱に自分のサインがしてあるのが、おもしろいですね。
カニを題材とするのも、珍しいですよね。
この筆遣いが、ゴッホですよね。
この草むらを絵にしてしまえるのが、すごいと思います。緑の横溢は、のちのドービニーの庭に通じているのでしょうか。
ゴッホで一番好きなのはこれです。プロバンスの光と匂いが感じられます。ゴッホとアルルで一緒に暮らしたゴーギャンの風景画も。
セザンヌらしい、セザンヌもあります。点描の画家たちも、いろいろと。
おなじみスーラ。
シニャックもあります。
これも確かスーラだった?
そして、イギリスを代表する画家=ターナーの名作の数々が。
これは来日しております。雲の中に一つ目巨人がいることには、現地では全く気づきませんでした。勉強不足でした。
一休みしましょう。素敵なソファです。
カラヴァッジョ。光と影の効果。
これも。
エルグレコやベラスケスを眺めながら。
フェルメールを見てると、もうほとんど時間の限界が。
別棟のダ・ヴィンチだけは、なんとか拝み、ルネサンス絵画はほぼ諦めて、外へ。
ヨーダが、フォースで空中浮揚修行中でした。
上野も行かねば。本場ももう一度行かねば。改めてまとめながら、決意を新たに致しました。