日奈久温泉・金波楼=日本旅館の美

画像1 球磨川流域が大変なことになっています。以前訪れて、素晴らしかった日奈久温泉・金波楼を思い出しています。
画像2 明治期の木造三階建の日本旅館のたたずまいを守りながら、美しくメンテナンスをされて、非日常の豪華さもある空間でした。
画像3 たっぷりとした余裕のある玄関。
画像4 タイルの柄も素敵です。
画像5 熊本の地震の時にも被災されたらしく、写真で見えている赤レンガの煙突が損壊し、半分にしたという記事をネットで見かけました。今回の豪雨災害で被災されていないことを祈ります。私が滞在した時も、今くらいの季節で2日間激しく雨が降っていました。
画像6 古い建物ですが、どこもピカピカに磨き上げられ、清潔な印象でした。
画像7 手洗い場も雰囲気があります。窓枠ひとつとっても丁寧な作りで、手間暇かけて作られた建物であることが伝わります。
画像8 上層階からは今でも海が見えますが、天気が良いと金波楼の名前のとおり、キラキラと波が光って見えたのかもしれません。
画像9 周辺の温泉街も素敵で、例えば、街湯の「松の湯」。
画像10 2槽式の古いタイプの温泉が、美しくそのまま使われています。
画像11 漂白の俳人=種田山頭火が過ごしたことで有名な木賃宿(二階で雑魚寝する安宿)「織屋」も昔のまま保存されています。
画像12 今は泊まれませんが、山頭火を偲ぶ、貴重な木賃宿の遺構として保存公開がされています。
画像13 左が「織屋」の建物ですが、ここも熊本地震の時に、右側の赤レンガ倉庫が半壊し、これを壊して織屋を修復するクラウドファンディングも実施されていました。
画像14 今はどんな様子なのでしょうか?
画像15 日奈久温泉は、町中にもこうした蔵造りの町家が点在し、温泉全体がとても風情のある場所でした。地震やコロナ禍に、さらに豪雨と大変な状況だと思いますが、何とか日奈久温泉の風情を守り続けていただけきたいと思います。

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