アール・ヌーヴォー建築の楽園=マチルダの丘@ダルムシュタット/ドイツ 14 楽園探訪家の楽園図鑑 2020年7月18日 07:54 一昨年。ドイツのマンハイムで夏に開催される一大アニメイベント=アニマジックに仕事で行ったついでに、前々から注目していたダルムシュタットのマチルダの丘へ。 19世紀末のヘッセン大公=エルンスト・ルートヴィヒが、ヨーロッパ中のアーティストに声をかけ、生まれた芸術村。 オルブリヒやベーレントといった、ユーゲント・シュティール=ドイツにおけるアール・ヌーヴォー運動の建築物で、都市計画がなされました。 街の都市計画も、このとおり素敵です。ほら、ベーレンスの設計した家が見えてきました。 アイアンを意匠化した門も素敵です。 ディテールにどこかとぼけた味わいがあって。 屋根の形状も独創的で、やはり少しオトボケ。 お隣、ベーレンスの自宅だった家。もちろん自分で設計。 中に入れないのが残念。現役で使われているのが、すばらしい。 歩道のデザインも素敵。100年以上前のものと思えないですね。 この家も斬新なデザイン。 ブリュッセルやナンシーとならぶ、アール・ヌーヴォー好きには垂涎の街。 家のひとつひとつを横目に見ながら、散歩すると気持ちいい。 屋根付きの休憩所も。 近寄ってよくよく見ると、このディテール。美。 三枚目の写真にうつっている、片手を掲げて宣誓しているような形で作られた結婚記念塔。バイ・オルブリヒの入口。 内装も、素敵の連続です。 色とデザインのセンスが素晴らしすぎる。 そして、愛の天使の前で。 接吻をする恋人たち。自分の結婚を記念した塔が、宣誓の片手を象り、このモザイク画をあしらってしまうセンス。よ、大公!最高! 博物館になってる大公邸に戻って、ユーゲント・シュティール様式の家具や内装も楽しめます。 入口わきの扉周辺もこのデザイン。 中に入ると。 まあ、素敵な空間の連続です。 椅子も素敵。ひとつ欲しい。 ベッドもいけてる。 食卓も。ここで食事すると、味も3倍くらい美味しく感じそう。 一泊して、夜に朝に散歩したい町です。フランクフルトの南、マンハイムとの間くらいにあります。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #写真 #ドイツ #世界遺産 #クリムト #ガウディ #建築物 #建築物好き #ダルムシュタット #オルタ #ユーゲント・シュティール #マチルダの丘 #ベーレンス #アーツ・ヌーヴォー #ギメール #オルビリヒ 14