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こころもからだも揺れ動くのが人間

「体重が増えた」「体調が悪い」「気分が乗らない」などを感じたときを、東洋医学では体の陰陽バランスに偏りが生じている状態ととらえます。

偏りが生じているのは必ずしも自分のせいではありません。


例えば、「春夏秋冬」の季節の移ろいも陰陽の偏りによって生じる自然現象。
怒りや悲しみ、喜びなどの感情も陰陽の偏りの現れ。気持ちも体調も陰陽の揺らぎに合わせて変化していきます。


自然の力には抗えません。
状態を受け止めて対処をすることがダイエットをはじめとした健康につながります。

森羅万象は常に陰陽を行き来して変化しています。
ゆらぎを自覚し、受け止め、ゆらぎの幅を小さくする行動が「養生」となります。


例えば、怒りの対処法として

・深呼吸をする。
・肝(肝臓)を癒す食材(ハブ茶、セロリ、青い野菜など)を摂って、自律神経と血液量をコントロールし、気や血を体の末端まで行き渡らせる

などがあります。


また、夏は喜びすぎてハイテンションになったりすることもありますが、こちらも陰陽のバランスが乱れている状態です。

私も20代、30代の時は(今も若干)真夏の太陽を見るとウキウキ、ワクワクが止まりませんでした。

実はこの喜び過ぎも心臓にはよくないんですね。テンションが急上昇すると血圧をあげ、心のポンプ機能が疲労します。集中力や判断力が鈍りやすくなったり、急上昇した分、急降下して、急に落ち込みモードになったりと心の負担となります。

喜び過ぎの対処法としては、

・こころを癒す食材(安神食材)である春菊や牡蠣、カモミール茶、コーヒー、赤い野菜(トマト、パプリカ)などを摂る

・森林浴など、「陰」のパワーがある場所を訪れて、1日のうちに少しでも心を静めて落ち着ける時間をとる。


などがあります。


肝は「怒り」、心は「喜び」、脾は「憂い」、肺は「悲しみ」、腎は「恐れ」の感情と関係があります。

喜びが良い感情、怒りは悪い感情ということではなく、どの感情も人の成長には必要なもので五臓が健康的であれば自然と発生する感情です。


ただ、それぞれの感情が激しい場合には対応する五臓を傷めてしまいますし、いずれかの五臓が弱る(疲れている)と対応する感情が発生しやすくなります。

疲れていると、怒りっぽくなりますし、心配や不安が多くなり、悲しくもなります。何かの感情が襲ってきて抜け出せないときは、疲れ過ぎているのかもしれませんので、まずは休息をとることが養生につながります。

自然の力には抗えないことを理解した上で、そうした揺らぎがあることを知った上で、うまく自分をコントロールしましょう。


陰陽それぞれに善悪はありません。どちらかに偏りすぎないことが大切なんです。

陰陽のバランスについてはこちらの記事も参照してくださいね♡


Elly式養生ダイエットコンサルタント ★RAKU★



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