2枚目 選びとるについて (深海/レルエ)
昨日は、映画を観てたら残り20分で寝てしまった。配信が昨日までだったから、もう観られない。たぶん、この先観ることもないんだと思う。
決してその映画がつまらなかった訳じゃなくて、単に初出勤で疲れてた。あと、あんまり得意とは言えないウォッカベースの缶を飲んでしまったからかな。9%だったの味はおいしかった。でも、これもたぶんもう買わない。
何かとの出会いや別れって、きっとそれくらいのものなんだ。
さりげなく始まって、通り過ぎていく。
ここにいてもらうには自分の意志が必要。
いくつもの選択肢から選び取るもの。
好きな人がいた。
全部、自分が望んで選んだ行動だった。
相手の思いを受け入れること。相手の選択を待つこと。
それが自分にできることだと思ってた。
キラキラしていたはじまりは、そんな事繰り返してるうちに霞んで、曇って相手のことさえ見えなくなってた。そして、おしまい。
まだ細かに書くのは難しくて、なまものを握りしめてる感覚。
この先いつかまた会えると
流れの中で見つけると
確信はないからさ
ごめんね
さよならでいいかい?
深海/レルエ
"さよなら"と言うことも誠実なことなんだね。
ちゃんとお別れをしなかった私たちのことで、"また"を願ってしまうからいつまでも立ち止まってる。選べなかった、選ばなかった未来を求めてしまう。
それでも世界はどんどん進んでるからさ、いろんな音楽や映画やドラマ、漫画、文章、食べもの、飲み物、洋服、いくらかの緩やかな関係性なんていう生活と文化に支えられて慈しむしかないね。
そっか、それもわたしが自分の意志で選びとったもの。
ああ、そんな話しをしたいな。
今までは、過去に想いを馳せたり、答えを探すような文章ばかり書いてきた。
ここでは、好きなものや生活の話しをしたい。世界が不安で揺らいでる今だからこそ、わたしの揺らぎを少なくしていくために。
わたしが世界から選びとったものを見つめてるうちに、なにが浮かび上がる?どんなものが形作られるのかな。