見出し画像

#130 人生は更新と修正の連続だ

僕はデヴィッド・ボウイが大好きだ。
もちろん彼の遺した音楽を強く愛しているのは間違いない。
しかし、それだけではなく人としても尊敬できるところがたくさんある。

そのうちの一つが、積極的に自分を変える姿勢を持っているところだ。

現状に満足しない姿勢

知らない方のために書いておくと、デヴィッド・ボウイはイギリスの国民的ロックスターで、1970年代から活躍していた方である。
残念ながら2016年に亡くなられたけれど、今もなお世界中に愛されているアーティストの一人である。

そんな彼は、常に自分と自分の音楽スタイルを変えていった。
一番有名なグラムロック期では、奇抜な衣装に身を包み、化粧をした煌びやかな姿で活躍していた。

グラムロック期のアルバムの一枚「Aladdin Sane」
このジャケットは彼のアイコンの一つだと思う

だがその大成功を捨て去り、衣装も化粧も捨てて、ソウルミュージックに接近したり、電子音楽をやり始めたり、晩年ではジャズに接近したりとロックというジャンルに囚われずに音楽を作り続けていた。

そう、彼は亡くなる直前まで自分を変えようとしていたのである。
常に違う自分へ、常に新しい自分へ。
そんな現状に満足しない姿勢を常に持っていたボウイを、僕は心から尊敬しているのである。

太い軸を持ちつつ変わっていきたい

とはいえ、変わらないことも大事なことだと思っている。
その変わらない部分のことを、僕は「軸」と呼んでいる。

それでいうと、まだ軸が完全にしっかりしているとは言えないけれど、少しずつ出来上がっては来ている、気がする。
図書館司書として生きること。
自分の大好きな「書く」ことで生きること。

それは、僕にとっての軸である。

その軸を太くしていくことも、人生において大切なことなのだろう。
そして、太い軸を持ちつつ、現状に満足せずに自分を常に更新していくことが人生を満喫することなのではないかと最近思うのである。

言うなれば、自分を定期的にアップデートしていきたい。

人生は更新と修正の繰り返し

PCやスマホ、ゲームも定期的にアップデートが必要になる。
場合によっては、改悪になってしまうこともあるかもしれない。

でも、そしたら悪くなった部分を修正していけばいい。

こう偉そうなことを書いているけれど、「悪くなったらどうしよう」とか「失敗したらどうしよう」とか、マイナスなことを考えて、自分を変えることをサボッてしまう僕もいる。
これは、本当に僕の悪いところで、こここそ修正したいと常々思う。

長い人生なのだから悪くなってしまう瞬間だってある。
ダイエットだったら、太ってしまう時期だってあるだろうし、
勉強だったら、成績が下がってしまう時期だってあるだろう。

だけど、そこで修正したり、別の軸を見出したりして次のステップへ歩める能力を、人間誰しもが持っているのだと思う。

人生は、更新と修正の繰り返しなのだろう。
PCだって、スマホだって、ゲームだって、なんならnoteだって同じ。
アップデートして、修正して、素晴らしいものになっていくのだから。

人間が例外なはずはない。
悪くなってしまうこと、失敗してしまうことは恐ろしいけれど、そこに囚われずに常にアップデートと修正を、死ぬまで繰り返していきたいものだ。


いいなと思ったら応援しよう!

立竹落花
サポートをしていただけるととてもとても嬉しいです! 読書と勉強の糧にさせていただきます!