#30 恋をしてもしなくても
恋愛離れが進んでいるらしい
昨今、「恋愛離れ」というワードをよく目にも耳にもする。
上記の調査を見る限りだと、恋愛をしていない人の割合は増えているのだと思う。
恋愛→結婚→出生という流れを考えると、恋愛離れというのはどちらかといえばネガティブな現象なのではないかと思う。
ただ、色々な人に怒られるかもしれないけれど、僕個人としては恋愛離れの時代に生まれて来てよかったのかもと最近思う。
なので、この記事ではあえて恋愛離れを肯定的な面を考えたい。
恋愛離れをポジティブに考える
恋をするのもしないのも自由!
図書館で一緒に働く方のうち、こういったことを言ってくる方がいた。
「彼女いないの?」
「彼女作らないの?」
「結婚とか考えないの?」
「子ども欲しくないの?」
つまり、恋愛していないことについて圧をかけてくることがあった(本人たちにはそういう意識はないかもしれないけれど)。
それで20代のときは焦りを覚え、彼女がいない自分を否定的に捉え、自信をなくし、もっと恋愛に対して気力を失ったことがある。
けれど、今こういった言葉を職場で言うことはセクハラに該当する傾向になってきた。個人的にこれは凄く嬉しい。
もちろん恋愛の先の先にある子どものことを考えれば、恋愛も結婚も早いに越したことはない。男性だって女性だって体の問題があるから。
けれど、恋愛だけに焦点を絞ると、別に若い頃に恋愛をしなければいけないわけではない。
恋愛離れを言い換えると、「恋愛しなくてもよくなった」とも捉えられる。
またそれを言い換えると、「いつ恋愛してもよくなった」とも言える。
この自由度の高さが現代のいいところだなと常々思う。
楽しいことの選択肢が盛りだくさん!
恋愛離れの原因の一つとして挙げられるのは、娯楽の種類が増えたこと。
現代は恋愛以外にも楽しいと思えるものがたくさんあるのだ。
これも僕にとっては現代に生まれてよかったと思える要因である。
急速な変化を遂げる現代だが、変わらないものもある。
それは、時間。
1日24時間という時間は、今も昔も変わらない。
娯楽が増え、やりたいことが増えているのであれば、当然ながら時間が足りなくなるのは明白だ。
恋愛を選択しなくなる人が増えるのも至極当然といえる。
さまざまなものに向き不向きがあるように、恋愛においても向き不向きというものがあると思う。
なので、恋愛離れは、恋愛よりも自分が向いているものに楽しく打ち込めている人の割合が増えたとも言えるかもしれない。
そう考えると、全てがネガティブというわけでもないのかなと思う。
恋愛は楽しくないもの、ではない
ここで、過去のひねくれた僕の話を書く。
職場のお姉さま方に上記のような微妙な圧をかけられ、焦る僕。
しかし、どう行動していいかわからない。
当然ながら、行動をしなければ、出会いもない。
そうして、終いにはこういじけるのだった。
「恋愛なんて楽しくない!」
「恋愛なんてオワコンだ!」
「女性より、男性と遊ぶ方が楽しいから彼女はいらない!」
恋愛をしようと努力し、相手に傷つけられたり、なかなかうまくいかなかったりしたらこう考えてしまうのも無理はない。
そういう場合は一旦そういった活動から離れた方がいい。
疲れが、その人の魅力を大幅に下げている状態だと思う。
ただ過去の僕のように、行動をする前からネットの情報を鵜呑みにして、「どうせ自分には恋愛できない」「相手にされない」といじけるのは、自分から恋愛を遠ざけているようなものである。
数年前、彼女を作るためにマッチングアプリを使ったことがある。
彼女ができた後はもちろん楽しかったけれど、色々な人と出会って話すそのプロセスも案外楽しいものである。
行動してみて初めて気づく楽しさがあるというのも恋愛のよいところなのだと思う。
恋愛でその人の価値は決まらない
「恋人がいない自分は無価値」
「恋人いない歴=年齢の自分は終わり」
とか恋愛していないだけで自分を否定する人もいるかもしれない。
(かくいう過去の自分がそうだった)
そんなことは、決してない。
恋愛経験がその人の価値を決めるなんてことはない。
なぜなら恋愛をするもしないも、自由なのだから。
自由なのだから、できなくたっていい。
それに恋愛は、どうしても人を相手にするもの。
出会いというのはタイミングだし、運だと思う。
出会えたら、めちゃくちゃラッキーなものなのだ。
noteをはじめ、これだけ楽しいことが溢れている現代だ。
興味のあるものを自分で選んで全力で楽しんでいきたい。
恋愛経験があろうとなかろうと、
何かに打ち込み、何かを楽しんでいる人が僕は好きだ。