②MTGアリーナ ブロール:【永遠の策謀家、ズアー】を語り続ける話
皆様こんにちは、ラカンです。
前回に引き続き、MTGアリーナ ブロールにおけるズアーについて語り続けたいと思います。今回から筆者が使用しているズアーデッキのカードから紹介していきます。よろしければお付き合いよろしくお願いします。
今回はクリーチャー編となります。
デッキ紹介(~ファウンデーション)
カード解説
《ミストムーアの大主/Overlord of the Mistmoors》
最新セット【ダスクモーン:戦慄の館】で収録された神話レアの白担当。
能力は端折って言えば4マナ7/7接死絆魂呪禁+ETBと攻撃時にトークン生成と本当に白のカードか?と思う程の破壊力を持つクリーチャー。巷では白い《墓所のタイタン》と呼ばれているとかいないとか。
ズアーの生物化能力は対象のエンチャントのマナ総量が大きければその分恩恵が大きくなるが、当然唱えられるターンも遅くなる。そのジレンマを公式が『兆候』という能力で解決してくれた。
兆候という能力のおかげで普通の高コスト生物に良くある「場に出た返しに手札に溜まっていた除去の的になる」という事態から、「兆候でエンチャントとして場に出して、除去を躱しながらズアーを出せる準備を整える」という戦略を取ることも良くある。理想的に回ると5ターン目には攻撃を開始して2、3ターンで決着を付けられるこの生物はおそらくズアーデッキの中で最もアグレッシブなカードであり、大黒柱的存在だろう。
《フラッドピットの大主/Overlord of the Floodpits》
最新セット【ダスクモーン:戦慄の館】で収録された神話レアの青担当。
兆候コストが安く、元から飛行を持ち、手札補充が出来る器用な大主。
単体であれば心もとないタフネス3もズアーで呪禁を得られるし、5/5に強化できるので欠点と思ったことはない。またエンチャントデッキ特有の「刺さるデッキにはとことん刺さるが、それ以外には無駄」といった状況が頻発するので捨てるカードもあまり困らない。最悪エンチャントを捨てていれば他のエンチャント回収カードで取り戻せるので気にするな。
《埋葬布を纏う者、エイスリオス/Athreos, Shroud-Veiled》
現在筆者が使用している数少ないテーロスの通行の神。
破壊不能に加えて、ターン終了時に硬貨カウンターという独自のカウンターを与える。与えられたクリーチャーはこの世を去ると自分の場に舞い戻る。強力なのは追放にも誘発して戻ってくれる点で、昨今上がり続ける除去インフレにも対応してくれる素晴らしい神様である。自分が太陽降下を撃っても安心ってことだぁ。
硬貨カウンターは基本ズアーやズアーで生物化したエンチャントに置くことで除去耐性になる他、ETBや英雄譚の使い回しを狙える。エルズペス、死に打ち勝つを何周も撃つのが最高にハイになる。相手のクリーチャーを対象に取ることもできるので、生物化して6/6に強化しながら相手のクリーチャーをぶんどっていく蛮人ムーブは爽快感抜群だろう。
《悪夢の番人/Nightmare Shepherd》
テーロス還魂記に収録された4マナ4/4のデーモン。
能力は上記のエイスリオスに近いが、カウンターを使わずに蘇生が出来る点がとても良い。ズアーで生物化したエンチャント死亡して戻ってきた生物は1/1になってしまうが、ズアーは元々貧弱だし、生物化したエンチャントは重要なのはマナ総量なので能力を起動すればパワータフネスは上書きされるので何も問題ない。ちなみにエイスリオスにも言えるが、ズアーを場に戻す際、OK連打をすると統率者領域に戻す選択が最初に出るため、蘇生が出来ないことがある(大敗北)。
伝説でもないので悪夢の番人をコピーすると生半可な除去では崩されない盤面を構築できるので、狙えるなら目指してみよう。(半端ない除去は複数あるので注意)
《光輝の夜明け、ヘリオッド/Heliod, the Radiant Dawn》/《歪んだ日食、ヘリオッド/Heliod, the Warped Eclipse》
テーロスの神といえばこのゴミ神である。紹介するのは機械兵団の進軍で収録されたファイレクシアに完成化される時点の姿。
在り方の是非はともかくとして、表面の能力はエンチャントの墓地回収と普通に有用。自然と墓地へ行く英雄譚やオーラ呪文を主に回収するのが役割。
ファイレクシアマナ含む4マナで真の姿の裏面に変身する。
変身後は予期の力戦と同じ、自分の呪文が全てインスタントタイミングで唱えられる能力と、相手の引いたカード分だけコスト軽減という凶悪な内容。
相手のフェッチランドや土地加速呪文のスタックに当惑する難題を唱えて場に出るはずの土地を全て手札に戻したり、統率者を唱えたターンの終わりに除去エンチャントを置いたりなど、対戦相手に制限をかけるエンチャントがどのタイミングでも唱えられる快感はもしかしたら自分もファイレクシアの油に魅せられているからなのかもしれn…All will be one .
《精体の追跡者/Entity Tracker》
またもやダスクモーンで収録されたエンチャントシナジー『違和感』を持った人間。瞬速、タフネス3と素のスペックも優秀だが、何よりも大事なのはエンチャントが出るだけで1ドローを貰える能力。サテッサの勇者じゃないか。
このようなドローエンジンは往々にして除去の最優先の的だが、上記のスペックにより相手の出方を伺いながら場に出してアドバンテージを得られる。クリーチャータイプ:人間もズアーと同じな為、魂の洞窟の指定:人間の恩恵を無理なく得られるので打消し耐性もあるのもグッド。2、3枚のドローが得られたなら大金星で勝利はぐっと近くなる。それ以上はフィーバーだ。
《永劫の好奇心/Enduring Curiosity》
筆者が学生の頃に遊んでいた初代テーロスのタッサの二又槍がダスクモーンを経てクリーチャーとなった。瞬速の4マナ4/3と優秀なマナレシオに加えて自軍の攻撃が通る度にドロー、死亡耐性もありやってることが滅茶苦茶。
ズアーとの相性はもちろん最高で、①接死、絆魂が付くので相手のクリーチャーに構うことなく攻撃に参加可能、②死亡してもエンチャントとして場に戻り、ズアーの能力で生物化するので半不死化と、オリカを疑ってしまう。
青統率者には苦虫を嚙み潰したような顔を拝ませられるカードなので是非隙を見て唱えて爆アドを稼ごう。
《嘲笑への恐怖/Fear of Ridicule》
MTGアリーナ特有のオリジナルカード、アルケミー:ダスクモーンに収録された蟹の神/God of Clab。どこぞのカスよりも神。ズアーとずっともだから神に決まってる。
自軍のクリーチャーが威迫を持ち、攻撃が通ると対戦相手の山札のクリーチャーをランダムに追放、コピーして「エンチャント」タイプを持たせて自分の場に出す。相手の脅威を排除しながらズアーで強化できる状態で奪えるの気持ち良すぎだろ。
能力を活かせるのはやはり早いターンで、2ターン目にクリーチャー・エンチャントを場に出し、次のターンに妨害がなければ即相手のクリーチャーを奪える。奪ったクリーチャーも威迫を持つので、嘲笑への恐怖が除去されない限り強奪し放題となる。この能力によってズアーよりも優先度が高いことが往々にしてあるので、是非打消しを構えながらどんどん仲間を増やしていこう。
今回はここまでとなります。全部のクリーチャーを紹介しようとしましたが文字数がえげつないことになって読みづらくなるのが怖いので控えめとなりました。
次回は他のカードタイプについて語っていこうと思います。
ここまで読んで頂いた方々、どうもありがとうございました。次回もよろしく。