①MTGアリーナ ブロール:【永遠の策謀家、ズアー】を語り始める話
皆様はじめまして、ラカンと申します。
今回、ニコニコ動画、YouTube、晴れる屋、MTG公式チャンネル記事、各統率者サイト、著名なMTGプレイヤーの記事etcをROM専していた一般プレイヤーの一人でしたが、こんな自分でもマジックザギャザリングについて語りたいことがあるんだという灯を解き放ちたいという衝動に駆られて筆を執りました。
拙い文章ではあると思いますが、どうか最後まで読んでくれたらうれしい限りです。
※筆者が初めて手に取ったのは友人宅でのウルザズ・サーガ、プレイ歴はローウィン~となっていますが、本人の実力はグランプリに参加して2日目にギリギリ通過出来る程度でエンジョイ勢に毛が生えた位となっております。
今回は序章ということで軽めに
永遠の策謀家、ズアー/Zur, Eternal Schemer
団結のドミナリアで収録された白青黒3色(エスパーカラー)の伝説の人間・ウィザード(狂信者)。
出た当時は能力を生かせるようなエンチャントが少なく、スタンダードで活躍していたエンチャントデッキの色が白緑であるため嚙み合わせが悪かったということで某専門店での値段もストレージに雑に置かれるレベルのカードだった。しかし2024年12月現在、ローテーションを経たスタンダード環境では新たに収録されたカード達との相性がすこぶる良いおかげでそこそこ見るようになり、店内ショーケースに移される程の出世を遂げた人間である。
能力は2つ。
①あなたがコントロールしているすべてのクリーチャー・エンチャントは接死と絆魂と呪禁を持つ。
自分のクリーチャー・エンチャントに接死と絆魂と呪禁という大盤振る舞いの能力を与えてくれる。これにより相手のドでかいクリーチャーとも相打ちが可能になり、ライフレースも優位に立ち回ることができ、そして単体除去や相手の能力からも回避出来るパーフェクト生物を生み出せるようになった。個人的には黒のエンチャントはライフロスをアドバンテージに還元するカードが多いので絆魂は特に助かる。
主に相性が良いのは元々破壊不能を備えているテーロスの神々や、【ダスクモーン:戦慄の館】で収録された大主サイクルや永劫サイクル。神とかアバターとか光霊とか人外と相性が良いのは狂信者の鑑。
②(1)(白):あなたがコントロールしていてオーラ(Aura)でないエンチャント1つを対象とする。それは他のタイプに加えてクリーチャーになり、それの基本のパワーとタフネスはそれぞれ、それのマナ総量に等しい。
ズアーの真骨頂。
収録された当時から注目された能力で最も相性が良かったのは《力戦の束縛/Leyline Binding》。スタンダード環境では最安1マナでパーマネント追放+2マナで6/6接死・絆魂・呪禁が爆誕される。おぉ、おバグおバグ。
テーロスの神など元々パワータフネスが設定されているクリーチャーを生物化するとちゃんとマナ総量に準じたパワータフネスに上書きされるので注意。ヘリオッドはちゃんと5/5から3/3に縮む。
勿論低コストのエンチャントにも使いどころがあり、ETB能力を使い果たしたエンチャントを生物化して相手のクリーチャーをチャンプブロックにしたり、複数のエンチャントを一気に生物化して最後の押し込みをかけたり、エンチャント破壊カードの対象になったスタックで能力を起動して呪禁を付与することで破壊から守るといったとても器用な使い方もできる。
以上の能力からデッキ内容はほぼほぼエンチャントを主軸にした構築になる。白青黒という除去、ドロー、打消しなんでも揃っている恵まれた色の組み合わせであるが故に色の偏りによって千差万別の戦い方を目指すことが出来る。例えば白黒を軸にするならばライフ増減エンチャントを多く採用したコンボデッキにカスタマイズできる。
青白を主軸にするならトークン生成エンチャントを採用して圧殺するデッキも悪くない。
青黒を主軸にするならばドローエンチャントとカウンターを採用してガチガチのコントロールデッキにすると魅力的だ。
今回はそこまで深く話すことができなかったが、ここまでにして次回からデッキで使用しているカードを紹介、語っていこうと思う。ここまで読んでくれた方々、どうもありがとうございました。次回もよろしく。