【知らずに100年生きるより】 何を望み、何に悩み、どうしたらそれが解決するか
noteを数個書いてみて、この媒体って多分、日々と人生の思考メモにめちゃくちゃちょうどいいんだろうな……ということに気づきました。
ということで今回は完全に、自分と向き合い、考えを整理整頓するための記事です。
5000字あります!!!! #なりたい自分 に近づくための、自分との対話記録でしかないのですが、読んでくださるひとのためになりそうな部分としては、「願いを書き出し、分析するのって楽しそう」……かも?と思えるかも?というくらいかもです。
主テーマは「今、本当に心から願っていること(本願)」。
そしてなぜそれが今すぐに叶えられないか(壁)と、それに対してどういったアプローチが考えられるか(対策)を、考えていきます。
はじめに
・「本当にやりたいこと」=本質をずらさない
・出力方法を焦らない
これは教授にこの前言われたことです。
私のやりたいことってなんだろな。辿り着きたい未来ってどこの、どんな景色だろうな。そしてそこに至るために、今できることってなんだろな。
本質がブレないままの自分でいることって、多分相当難しいですよね。
卒業制作とかいう、1年かける(私の場合は2年かけてる)制作だって、ブレブレになっちゃいます。いつのまにかどんどんどんどん、教授ウケとか展示映えとか体裁とか気にし始めちゃったり、ラクな方とか気楽な方に目移りしちゃったり……
だから、人生とかいう、(まぁ人によりさまざまですけど)大体平均80年くらいかける活動において、ブレブレになるのは当たり前っていうか、むしろ健全というか。
10年前の私と、今の私及び私を取り巻く10年後の世界はまるきり違うんだから、私のその、『本質』的なサムシングだってまるきり変わってしまったはず。変わってしまうはず。
何が言いたいかというと、だから書き記しておくのって良いかもね、というだけです。
あくまで"今"の願いであって、10年後には変わってるかもだし、1年後には忘れてるかもだし、1ヶ月後でさえブレてるかも。
でも、正直に書いてみます。
▪️本願
大本願
好きな人と一生しわあせに過ごす
結婚という仕組みが上記の願いをより豊かにするならば、したい
中本願
卒業したい
お金に苦しみたくない
家族に楽をさせたい
誰も悲しませたくない
彼女と一緒に暮らしたい
教授に認めてもらいたい/見返したい/どうでもよくなりたい
病気をしたくない
穏やかに生きていきたい
(プチ願い)
_今この瞬間だけふと願った本当に些細なこと・ずっと思ってるけどあまりにハードルが高くてファンタジーに近い(ex.どこでもドアが欲しい)など、色々な意味で大声では言えない玉石混合願い達
焼肉食べたい
手巻き寿司パーティしたい
子育てがしたい
こどもを産みたい。好きな人の
夏が暑すぎないでほしい
実家に帰るための交通費をあと5割くらい削減してほしい
犬に永遠に生きてほしい
知り合いみんなが幸せでいてほしい
明日までにバイトの制服のエプロンが乾いてほしい
語弊も誤解もなく、自分の思ってることを正確に伝えれるようになりたい
眠るべき時間になったら健やかに寝たい
いろんなこと(絵/デザイン/料理/手際/人付き合いetc)が上手くなりたい
心穏やかにいたい
彼女を養いたい
おお……なるほどな。
そうだよね、という、ずっと考えていたこともあれば、「願っていいよ!」と言われたからこそ出てきたものもあります。
多分これのミソは、大中プチと分けてあることですね。欲求のレベルごとに考えると、スラスラ出てきやすくなりました。
あっ!!あと
猫を飼いたい
でもこれも結局、「大本願の(=彼女と暮らす)ための、かすがい(こどもを望めない代わり/精神安定)が欲しい」という不純な動機が複雑に絡み合ってるだけかも……みたいなことも含めた分析を、では始めていきます。
(ちなみに上記は例えなので、猫は純粋に好きです🐱)
▪️壁
大本願である「好きな人と一生しあわせに過ごす」において、現時点での壁だと思われる心理的/物理ハードルを挙げていきます。
⭐️なお、ここで言う「好きな人」とは今現在お付き合いしている女性です。
親にまだ言えていない の壁
=一生をともにする際、言わない、もしくは嘘を吐き続けることもおそらく可能だが、私と家族の関係値的にバレそう&しんどい。しかし言うことのリスクも高い(カミングアウトがきっかけで、仲の良かった親と絶縁、「勘違いでしょ」「病気でしょ」等言われ続けるなどの前例も時々聞く)。彼女の親にもまだ言えていない。言えるかわからない の壁
=彼女と親御さんの関係値を聞く限り、少し理解を得るのが難しそうな部分もある。その際、彼女に多大な心的負担をかけてしまうことになる。彼女は異性とも付き合っていた/私に猛プッシュされる形で付き合ってくれた 不安
=私自身はレズビアンを自認しており、何が起きても全部自己責任だが、彼女は元々レズビアンではなかった。→まだ異性と結婚・子育て、といった道も残されている。私がこちらに無理やり引き摺り込んでしまったが、そちらの人生のほうが彼女にとってしあわせだったのではないか、私が奪ってしまったのではないか、という不安はおそらく一生消えない。私自身も男性が生理的に無理!というほどではない 迷い
=正直恋愛感情は抱かないが、友情結婚もしくは(本当に申し訳ないからやりたくないけど)相手に嘘を吐いて、世に言う"ふつう"の結婚・子育てができる可能性も0%では…ない…?→その道を選んだほうが彼女を解放できるのではないか、親は喜ぶのではないか、楽に生きていけるのではないか、と考えることもある。金銭的ハードル
=私がまだ学生であり、学費も本来より追加で払う必要のある状態で、将来の収入予定もものすごく安定しているわけではない。
また一般的に、レズビアンカップルのほうがゲイカップル/異性カップルより総所得が少ない…らしい。社会制度的ハードル
=そもそも制度が「同性同士一生暮らす」ためには整っていない。法律婚にはじまり、金銭関係制度も現段階では異性婚者よりも享受できない。人づきあい的ハードル
=職場や友達にもオープンにしてる私と違い、彼女と彼女の職場との関係、彼女と彼女の友達との関係などにおいて、「私との付き合い(もしくは結婚)」が及ぼす影響は、異性婚時と違うことが予想される。マイナスな言葉や意見を彼女に浴びせる人がいるかどうかは予測できないし、彼女をそんな目に遭わせるのがすごく申し訳ない。メンタル的ハードル
=まぁ一応、今後お互いの気持ちが変わる可能性もあるよね、というのも人間の大前提だけどひとつのハードルではある(私たちに限らず誰にでもあるけれど)。
そして女性、っていうか多分特に私はホルモンバランスとか気圧の崩れからくる情緒不安定とそれなりの頻度で付き合い続けているうえ、上記ハードル達のことを考えてはぐるぐる悩みがち。メンタルの波が悪いところでぶつかり合って、少しのタイミング違いで別れてしまう…というビアンカップル、Twitter上とかで結構多い気がする。子どもが2人だけでは望めない 悩み
=方法がないわけではないが、現代社会では個人的に一番高いハードル。「生まれてくる子ども」を取り巻く環境を考え続ける必要が大前提としてあるし、金銭的余裕も社会的制度も整っていない。
しかし、私の親族は私の子どもが楽しみという旨の発言を時折しており(彼女ももしかしたら同じようなことを言われているかも? 聞けないけど)、何よりも私たちふたりとも子どもが好き……等、人間関係面、メンタル面では無視できない人間的欲求でもある。あくまで私個人の価値観における「一生一緒に暮らせないかもしれない理由」の割と深い根っこの部分がこの悩みに集約されてしまうほど、1〜8の全ハードルが関わってくる問題
……などなどなど
傾向
これらの「壁」には、「同性同士(等の社会的問題)」がネックである部分と、「私(個人の問題)」がネックである部分がありそうです。
ここの解釈を必要以上に混ぜてしまう(ex.全部同性同士なせいだ!等)と、問題解決に至りにくくなるかもしれません。
しかし当たり前ですが、「ビアンであることでの悩み」と、「私個人の悩み」は切り離せないものではあります。どんな性質も自分の一部である以上、複雑に絡み合っているのは、誰のどんな問題だって同じではないでしょうか。
トータルで考えた時、
一番身近で、将来的に確実に向き合う必要があるのは私・彼女両者の「親問題」
一番重いのは「親、人間関係、制度、社会、倫理、彼女の人生、他の人の人生」等を内包している「こども問題」
すべての根底にあるのが「金銭問題」
それらが全部繋がって「精神問題」
などなど、様々な厚みの壁がミルフィーユ状に積み重なって、漠然と高くなっている状態、だと言えます。
▪️選択と対策(メリット/デメリット)
机上の空論も含みますが、壁を乗り越えるor高さを低くする、もしくは楽でいるために現時点で考えられる選択と対策(メリット/デメリット)をつらつらと書き連ねてみます。
親問題
選択①:正直に言う
□メリット
・(私は)楽になる
・受け入れてもらえた場合、例え制度は間に合わなくとも、冠婚葬祭や里帰り等の家族の行事にふたりで参加しやすくなる
・嘘を吐き続けなくてよくなる
□デメリット
・もし受け入れてもらえなかった場合、しんどい道が待っている
・(親を)苦しませることになるかもしれない→そしたら私も苦しい 彼女の親も苦しめてしまい彼女も苦しかったら滅茶苦茶に苦しい
・親族どこまで言うか、周囲の人への対応、などの負担を親にも強いることになる
・そもそも「親に言う」こと自体へのハードルが高く、怖い
□対策
・タイミングを見計らう(小出しにする、サラッと言う、ちゃんとした場を設けて言う、など)
・伝え方を考える(対面、手紙、電話、地道な匂わせ…何が一番ショックを軽減できるか)
・上記含む、事前準備とアフターフォローをする(現在の状態や今後の展望をしっかりと説明し、親の不安をできるだけ取り除ける状態にしておく/『カミングアウトを受けた側』の相談窓口紹介など)
・最悪の事態になることも想定し、その際の選択を彼女と話し合っておく
選択②:言わない(彼女のことを友達と紹介し続ける)
□メリット
・(「言う」選択に比べれば)関係が何も変わらず保てる
□デメリット
・結婚式が(形式だけでも)できない
・旅行や外出でいつも一緒等、「仲良しの友達」の範疇から逸脱する行為を匂わすと怪しまれる=親に話せないことが増える
・いつまで誤魔化せるかわからない
・冠婚葬祭など至る所で家族扱いできない/されない
・親から「結婚しないの? いい人いないの?」のような質問を一生受け続け、その度嘘を吐き続ける
□対策
・同棲→ルームシェアと言い換える、などの共通認識を固めておく
・覚悟する。ボロを出さない、匂わせしない。でもやんわりと「結婚はしない、妊娠はできない」を伝え続けて半端な希望を持たせない
こども問題
(ここは本当に複雑なので、また別記事にします。倫理関係や制度関係などの是非や可否とは別とした、一般論/一説たちを一応記します)
選択①:血の繋がりを重視する→精子提供(ドナー、知人、親族)
選択②:血の繋がりを重視しない→養子縁組 里親
選択③:産まない 望まない
金銭問題
選択①:仕事を頑張る
選択②:副業やNISA等、仕事外のお金の増やし方を検討する
選択③:倹約する
選択④:お金の勉強をし続ける
精神問題
選択①:薬を飲む
選択②:人に頼る、話す
選択③:ぐるぐる悩んでる暇を、上記の問題たちを解決するための時間に使う(カミングアウト準備、お金稼ぎなど)
選択④:もう自分はそういう性質の生き物だと割り切り、波と付き合っていく
今の所の結論
ここまで書いてきて、なんにせよ大前提として必要なのは絶対的に「彼女との対話」だと感じました。
本当に当たり前のことですが、親問題も子ども問題も彼女の意見や感情なしに進められるものではなく、もちろん進めたくもないです。
ってかそもそも「あなたとは将来考えられないし、もう少しで別れるつもりだったよ♪」みたいな感じだったら(そんな人じゃないけど)、この5000字のnoteがあまりに壮大な一人相撲と化してウケちゃいますね……!
まずは
・(改めて聞くのめっっっっっっちゃくちゃ怖いんですが一番重要な)上記のようなハードルもありますがそれも含めて将来を見据えて、私との関係を続けてくれますか?
※(ちなみにもっと前段階の、
・誰にどこまで紹介していいですか? こういった感じで記事にしたり、セクマイ関連の制作活動に協力して頂いてもいいですか?
の許可はもらってます!ありがとう…!!)
そしてじわじわと
・親関係、どうしますか? どうしたいですか? どうお考えですか?
・子ども関係、どうしますか? どうしたいですか? どうお考えですか?
またゆくゆくは
・一緒に暮らしますか?
・その際、地域とか物件どうしますか?
・その際、金銭関係どうしますか?
そしたら追々
・結婚式どうします? あげたいですか? 指輪は? 呼ぶ人は? タイミングは?
あまり考えたくないことだけど
・病気のとき、亡くなったときはどうしますか?
…
……ってこれ、多分”ふつう”に結婚する時でも話し合うやつですね。
そうなんですよね。
何度も思うんですけど、”ふつう”なんです。
多分、"ふつう"のカップル(なんて、存在するかわかりませんけど便宜上概念)もふつうにみんな、親に自分たちの関係話すの迷うだろうし、子どもをどうするか悩むだろうし、ってなると金銭どうするの? パートナーと話し合わなきゃ! あ〜も〜グルグルする!難しい!って病みモード入る時もあるだろうし。
全然特別なことじゃ〜〜〜〜〜ない!
”ふつう”のことを望み、”ふつう”に悩んでいるだけです。
5000字(嘘。5500字くらいいってます)かけてあーだこーだ言いつつも、まぁ、子どもが産めない&それに纏わる問題はちょっと異なる点かしら?
でもそれにしたって、異性同士でも難しい方々もいらっしゃるわけで、みんなみんな、何かしら悩みは抱えてますよね。
もちろんこれは「みんな悩んでるんだから一人だけ悲劇の主人公みたいなフリするな」みたいな矮小論じゃなくて、ただ「誰にでもあるふつうの悩みだから、いっぱい悩もう。いっぱい話そう」という、事実に基づいた自身へのマインドコントロールです。
でもまぁ、本当に長くなっちゃうのでちゃんと結論を出すとすると、こんなの絶対異性とお付き合いしてたって永遠に悩みは尽きないんだから、同性だろうとなんだろうと、大好きな人と悩める人生のほうが最高じゃん? みたいなところな気がします。
大好きでもない人と結婚して妊娠して親に喜ばれる人生より、彼女に出会えた人生のほうがよっぽどしあわ……えっ本当だ。私今めちゃくちゃしあわせじゃないですか! びっくりした。
ここにきてタイトル回収なんですが、どんなことがあろうと、君を知らずに100年生きるよりずっといい! のやつっぽいです。
このしあわせが、少しでもながく、できるだけ多く、それなりに平和に続きますようにと思いながら、今回視覚化できた壁たちに向き合って、行けたらなって思います。
以上! 2024年5月の本願と壁と対策の覚書でした。
(すみません、6000字いきました!)
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