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国境を超えて世界中の島を笑わせ続ける離島医療を専門にした男〜離島医療人物図鑑〜オーストラリア 木曜島
こんばんは!離島医療人物図鑑のコトクです!
離島医療人物図鑑では、離島、僻地で楽しく働く医療者を紹介し、離島医療の魅力を発信することで離島、僻地で働きたい医療者を増やし、「医療者不足」の解決の一助になればと思い記事の作成をしています。
「コトク、帰りの飛行機にジャムは持ちこんじゃダメだよ」
「どうして?」
「僕が以前、ジャムを沢山お土産に買って、飛行機に持ち込もうとしたら税関で取り上げられそうになって、僕は急いでジャムを口に流し込み、身体中にジャムを塗りたくって、追いかけてくる警察にジャムを投げつけたんだ!『待てー!ジャムテロリスト!』ってね」
逃げながら身体中にジャムを塗りたくるジェスチャーをするこの男は僕が大好きなサム・ジョーンズだ。
イギリス生まれの彼は、国境なき医師団としてアフリカや紛争地域で働いた後に、離島医療に魅せられて、オーストラリアの2000人の小さな島(木曜島)で麻酔科総合診療医として働いています。
オーストラリアの隣のパプワニューギニアには電気もなく、もちろん病院もありません。パプワニューギニアで急病の人がいた場合、サムはヘリに乗って、国境を超えて患者さんを助けに行きます。
彼が来ると緊迫した現場のスタッフは急に笑顔になる。
患者さんもサムの顔を見ると急に笑顔になる。
現地の人にも、英語が喋れない僕にも色んなサムジョークを話してお腹を抱えるくらい笑わせてくれる。
僕はサムからは医療は学んでいないけど、ココナッツの穴の開け方と笑顔の大切さを教えてもらいました。
そして彼は今、世界中の医学部や病院のない島の離島医を育てるプログラムを進めている。
全ての島の人が”笑顔”になるために。
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