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日本語は、論理的表現にはあまり向いていない言語では?と感じました

先日、PCを起動したら「ルービックキューブアイコン」が表示されたんで
何これ?とクリックしました。
「今日は世界論理の日」と表示されました。
ユネスコが定めたWorld Logic Dayなんだそうですね。1/14は。

同時に「論理問題集へのリンク」が紹介されていたので、何気なくクリックして、さっそく論理問題集に挑戦してみました。
その結果、日本語って論理を扱うのが不得意な言語なんじゃないか?という疑問が浮かびました。そんな話をします。

正直なところ、論理問題集の問題群のうち「嘘つきと正直者の問題」が全滅(全問不正解)だったんです。他の系列の問題はほぼ正解できるのに。
「これは、おかしいなー。何か原因がありそうだ。」
と疑問を感じて、ついには問題そっちのけで誤答を続出してしまう原因の考察をはじめたのです。

***

A君はかならず嘘をつく
B君は正直者なので、かならず正しい事を言う

論理ゲーム(論理問題集)って、こういうシチュエーションが頻出しますよね?
私はついつい、

うそをつく人 
= 私を だまそうとする(意図・企図)を持つ人
=信用してはイケナイ人

と認識してしまいがちなのでした。

しかし、論理問題集(ロジックゲーム集)の世界観は

嘘をつく=真実とは正反対のことを述べる機械的反応
    !そこに「なんらかの意思」なんてない! 

こんな具合で、私が語彙として持っている「嘘」と比べて、ずっとシンプルなものでした。

***

だますとかだまされるとかじゃなくって、シンプルに「He tells True/or/Not True」の考察だけをしなきゃいけなかったんですね。
・・・・ん-でも、この件、私がひねくれ者なんだよと言われるのは心外です。
日本語という言語のほうに欠陥があるとしか思えないのです。

英文では、いつでも必ずうそをつく人は、こういう表現になりますよ。
He never tells the truth.
He always lies.
この英文2本だったら、私は(ひねくれて?)間違った理解をするなんてことが、ありえないのです。
そのままちゃんと、英文の文意そのまま素直に理解します。

ところが、

A君はかならず嘘をつく

と日本語で書かれると「そうか、Aという人物は全く信用できないんだな!」という具合に、論理問題の執筆者さんの意図とは異なる「異次元の解釈」をついやってしまうのです。

「ラジくまるの日本語解釈はオカシイ!」
「こいつは変人だ!」
と、読者のあなたが言うのも言論の自由ですけど、それでもやっぱり私は日本語表現の持つあいまいさ具合が気になります。

なぜなら、以下の様な日本語表現を使えば、私は間違った解釈はしないからです。

〇A君はかならず真実とは反対のことを回答する(あまのじゃくである)
✖A君はかならず嘘をつく

読者のみなさんは、どんな事を感じられましたでしょうか?
私は日本語の「嘘」は英語のDeceive(虚偽を告げることによって相手をだまそうとする行為)がぴったりの対訳になっているコトバだと信じている人の1人です。

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ラジくまる
ゲームシステムのデザイナーって、何なの?どういう意味? そんな疑問は、私の記事群によってご理解いただけるものと期待してます。 ラジくまるのアタマの中にある知識を活用していただけるお方、サポート通知などお待ちしています。