見出し画像

パズル Think & Jump (よく考えろ。そして飛べ!)(1)

今回のお話はThink & Jumpです。1986年ごろの Pressman 社作品です。
ペグパズルは大好物なのでどうしても最後にご紹介したかったのです。Pressman 社の Thinkシリーズ、パズル部門はこれが最後の品です。

私ことラジくまるは、ペグ・パズルが大好き、ということで以前にこんな記事を書いたことがあります。

その記事の中で私は、こんなことも書きました。

「The Ins and Outs of Peg Solitaire」というすごい「良書」があること。
その理論を使えば、どのような形状のペグソリテアパズルであろうと、「それは解ける/それは解けない」と〇✖判定が可能であること。

ところが、その本は文字ばっかで、わかりやすい図解がないことも影響して、ラジくまるは理論をつかめなかった・・・理論がわかんなかった。と。

****

という事情がありまして、ラジくまるは、体当たりで Think & Jump に挑みました。
で、以下のようなところまでは、ラジくまるの個人的努力で判明しております。

中央を最初の空きマスにする場合

ラジくまるによる思考実験:
中央部を「最初の空きマス」に指定した場合、どうなるか?
中心のマスからコマを1個取り除いて、空きにしてから下の図をご覧ください。下図で赤で示したマスに注目するとき、「全部消し(全てのペグを消す)」の目的達成のためには、ココ(赤マス)を、2回ペグが「繰り返し飛び越し=通過しないと」いけない状況が発生することに気が付きます。

ある1つの赤いマスを、誰かが2回通過するはずなんです。。
すなわち「赤いマスの上には合計で最低でも7個以上のコマ」がないと、たぶんこのパズルは解けない。
そんなことが、何度かトライしていると見えてきました。
*これは理論じゃなくって、経験則として出てきます。皆さんも何回かトライしてみれば、赤マスに存在するコマ個数が足りない(全部消しのためには)ってご理解いただけるはずです。

7個以上必要!とわかったところで、下の図の赤い印を見てください。コマがぴょんぴょん飛んで移動するという基本条件を守るとき、この赤いマスに入れるコマは最大数が7個です。
ところが、そもそも開始時点に、中心のマスからコマを除去してしまったのですから、赤いマスの上にあるコマは6個しかありません。・・・これは矛盾です。
つまり絶対に解けないパズルだと言えます。

結論:
ということは、最初の「空きマス」が中央になる可能性は「絶対にありえない」。というのが結論です。これは、かなり自信があります。

しかし、ここまでわかったといっても、しょせんは「最初の空きマスは中央マスではない」ことが判明しただけ。その他のマスのどこが開始点なのか・・・・・まだ全然わからないのです。

そんな中、この Think & Jump の記事を書くためにネット情報検索していたら、以下のような情報を発見しました。

図解付きで「パズルの解析方法」を説明してくれていたのです。このペグパズルに解はあるか/否かの判定のやり方・・などなどが、いろいろ書いてあります。

しかも「The Ins and Outs of Peg Solitaire」の理論を応用して説明図を描いた・・とかまで書いてあります。
ありがたや~~
図解があるおかげで、ペグパズルの解析理論がちょっとわかってきました。

ということで、解析方法は?っていう話題は来週までお待ちください。

次回投稿は9月22日を予定しています。

ゲームシステムのデザイナーって、何なの?どういう意味? そんな疑問は、私の記事群によってご理解いただけるものと期待してます。 ラジくまるのアタマの中にある知識を活用していただけるお方、サポート通知などお待ちしています。