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2024年の振り返り-フィルム写真の撮影本数と買ったもの

今週からは2024年の振り返り。まずは撮った写真の量から。フィルムユーザーとしてその使用本数は押さえておかねばならない。今年のフィルム使用本数は全て合わせて 40本だった。思ったよりも少ないなと思ったが、月あたりで3本以上となると少ないとは言えないような気はする。


メーカー別の内訳は次のようだった。

  • FUJIFILM 6

  • ILFORD 14

  • Kodak 19

  • MARIX 1

去年は

  • FUJIFILM 9

  • ILFORD 9

  • Kodak 10

  • MARIX 1

で満遍なく使っていたところからKodakの使用本数がほとんど倍になったので、私のフィルム写真の半数はKodakとなる。

Kodak

内訳は

  • ColorPlus200 5

  • FunSaver 1

  • Gold200 1

  • Portra400 1

  • Portra160 1

  • ProImage100 5

  • UltraMax400 5

となっている。ColorPlus、ProImage、UltraMax辺りが常用フィルムで残りが気分に合わせてといった使い方だった。Kodak版の「写ルンです。」であるFunSaverも使ってみた。値段は写ルンです。よりも高いがレンズ付きフィルムにしては良く写った。


ILFORD

ILFORDも1.5倍になり2番手となったが、長巻きを買うまで買い渋っていたのでそこまで本数は増えなかった。

  • HP5+ 12

  • XP2 2

HP5+は全て自家現像であるので、24年の目標である月一回現像は達成された。ちなみにHP5+の中にILFORD版の「写ルンです。」も含まれている。白黒のレンズ付きフィルムであるのだが、非常に楽しかった。なかなか売れないのかフィルムをパトローネから引っ張り出すのに苦労したが…


MARIX

MARIXはリバーサルフィルムを昨年同様に1本のみ。


FUJIFILM

最後に富士フイルム。去年はカラーネガもKodak同様に使っていたが、2月にX-TRA400を使って以降出していなかった。実質的に富士フイルムの感度400のフィルムは全て廃盤であるので惜しくて使えないというのと、X100 VIの一件で心証が悪いので新しく富士フイルムのフィルムはリバーサルを除いて全く買わないようにしていた。FUJICOLOR100も私にとってはあまり魅力的ではないので調達していなかったこともあり、6本という結果になった。私の一番好きなカラーネガフィルムはSuperiaPremium400であるので現状は非常に悲しいのではあるが、目の前で売られていても少し悩んでしまう。

  • FUJIFILM 6

  • Velvia50 1

  • Velvia100 2

  • X-TRA100 1

  • 写ルンです 2


さて、メーカー別、銘柄別の集計は以上の様であったが、フィルムの種類別では下記の様になった。

  • 白黒 14

  • カラーネガ 22

  • リバーサル 4

昨年は

  • 白黒9

  • カラーネガ 19

  • リバーサル 1

であったのでリバーサルと白黒が大きく増えた。風景写真を撮るときにリバーサルを使うようになったのと、スナップするときに白黒をメインに使うようになったのが要因だと思う。一方で占める割合自体は低下したカラーネガであるが、旅行時に大量消費するようになったので使用本数自体は増加した。出雲東京旅行の際には3本使ったので9月は6本も使ったことになる。

以上がフィルムの使用本数、内訳からみた2024年であった。



次はデジタルの部。フィルムほど面白みはないが、1年での撮影枚数は790枚であった。2024の目標は6000枚だったので遠く及ばなかった。枚数撮るにはやはりスナップで使う必要があるのだが、スナップは白黒フィルムが中心であるし、出かけたときに写真を撮るときに重いと疲れるのでフィルムを使うことが多い。そんなところから790枚となった。感覚的にはもっと撮っている気がしていたので、来年はもう少し使いたいなと思う。

ちなみにフィルムの40本を枚数に換算すると1700枚ほど。1本で38枚撮れるものとし、5本はハーフ判で撮っているので38×45となる。

とは言え、フィルムは3台のカメラで撮影しているので1700を3で割れば570枚ほどであるので、だいたい均等にどのカメラも使えているのではないかと思う。しかし、それでもデジタルよりもフィルムの方が枚数的にも多いのは少し意外であった。


最後は今年買った撮影機材の紹介。

まず始めは1月のAi Nikkor 135mm f/3.5。梅田の八百富写真機店で約3000円で購入。使用頻度こそ低いものの、中望遠のレンズは近づきたいが近づけない物を撮るのに非常に便利だ。デジタルで使っても十分な写りでコスパは最高だった。


次は3月に購入したNikonF2。このF2で私のフィルムカメラは2台体制となり、FM2に何かを詰めていてもF2で別のフィルムを使えるようになった。この便利さはもちろんであるが、F2の撮る楽しさは最高だった。重量自体はデジタルのD780と同等でフィルムにしたら重いが、横走のシャッターが奏でるバシッという音は私を満足させてくれる。


4月は三脚。これまで三脚を持っていなかったので中古で購入。三脚を中古で買うのはあまり推奨されていないそうだが、私は普段は手持ちで1年のうちに少ししか使わないのにお金を掛けたくないので中古で購入した。現物を見て買ったので特に不具合は起きていないし、私には十分であった。


5月も4月同様に小物を集めた。ハーフNDフィルターが欲しかったのでNiSiの角形のNDフィルターと各種部品など一式を購入。普通の円形のフィルターとしなかったのは、持っているどのレンズでも使えるようにしたかったからだ。


6月、7月は何も買わず、次は8月のPENTAX17。まさか1年のうちに2台もカメラを買うとは思っていなかった。F2で最低限の必要な台数は揃えたので、正直無駄遣いしたなぁと最初は後悔していたが、すぐにそれは間違いだと気づいた。レンズの出っ張りも少なくて軽いので通勤時もカバンに入れているし、レンズの性能と露出制御が非常に優れていて、出てくる絵にはいつも満足している。


9月は引き伸ばしレンズのEL-NIKKOR 50mm f/4。モノクロのプリントを始めるべくレンズを購入。まだ使えていないので早く全ての用品類を揃えたいところだ。


10月も9月に引き続き暗室用品の引き伸ばしタイマーをヤフーフリマで購入。フリマは初めてだが、しっかりとした物が届いて良かった。機材ではないが同じタイミングでHP5+の長巻きフィルムとローダーも買ったのでいよいよモノクロフィルムがメインと言うに相応しくなってきた。

11月以降は緊縮財政にしているので、一度機材類の調達は停止。未だもらえていない冬ボーナスを見て考えたいと思う。


以上が2024年に買った物だ。この中からベスト・バイを選ぶとしたらNikonF2だと思う。PENTAX17と良い争いをしているが、NikonのF一桁機が相手となると17でも少々分が悪い。当時の最高機種であり、現代でも生き延びていると言う時間的な重みは他ではなかなか味わえないと思う。


これでひとまず2024年の振り返り前半としたい。前半は使ったフィルムの本数とデジタルでの撮影枚数、買った機材類から振り返った。後半は私が出かけたところ、旅行先から振り返ってみたいと思う。

それでは今週も皆様にとって良き週末となりますように。

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