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白馬旅行 − その3 −


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3日目も山は見えず。天気自体は良いため、気温はグングン上がって真夏の気温に。歩いてスナップするのも疲れるので、乗り鉄することにした。


もう当時の駅舎は存在しないが、瑛太主演の映画「銀色のシーズン」のロケ地となった信濃森上駅から乗車した。


誰もいないプラットホームで電車を待つ。暫くすると白馬駅を電車が出発した旨の放送が掛かった。


やってきたのは辛うじて列を成した列車だった。ドアは開かないので開閉ボタンを操作して乗り込む。ドアを閉めたら整理券を取らねばならない。

落ち着きの無い私は先頭車の1番前のドアから側方と前方を眺めていた。


渓谷に沿うように北上し南小谷までやってきた。ここより北はJR西の区間となり、非電化。もはや列を成さず、電車でもない気動車に代わる。これより北に行くと帰れなくなるので、私はここで引き返す。


時間を潰すために一度駅の外へ。姫川の清流が深い谷を流れていた。

すぐに電車が折り返す時間になったため構内へ戻る。

ガタゴトと音を立てて、規格の低い線路を進む。しばらくして、元居た信濃森上へ帰ってきた。


宿へ戻るにはまだ時間が早かったので、ジャンプ台へ。長野五輪の匂いがあちこちに残されており、この小さな村で世界的なイベントがあったことを想像させる。

国内でも数少ない本格的な施設を備えた競技場で、今日も選手たちが練習に励む。

ノーマルヒルでも素人には十分高いが、恐れることなくスロープに渡されたパイプに腰を掛ける。立ち上がるとすぐに板は滑り出し、セラミックと板が擦れる大きな音を立てて滑走する。1秒ほどの時間が経つと選手は空を翔んでいた。



競技場の見学も全て終わったので少しずつ宿へ向かうことに。途中で村役場の裏にある木流川の散策路へ。

今回はレリーズと三脚があるので、初めての長秒露光に挑戦してみることにした。

電卓で計算し、スマホのタイマーで露光時間を計る。15秒露光。天気が悪いのでそれなりに延びた。


案外適当でも写るものである。


いよいよ天候が悪化してきたので、宿へ。夕食後に温泉に浸かりに行く。これもこの旅行ではこれで最後だ。

しっかりと浸かってオロナミンCを飲んだら、腰を上げてペタペタとサンダルを鳴らして戻っていく。


今晩もウイスキーをグラスに注いで、酔いが回ったところで布団に潜り込んだ。

今回はここまで、次回で白馬旅行も終わり。

今週も皆様にとって良き週末となりますように。


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私個人のwebギャラリーを作っています。SNSには出来ない見せ方を頑張っています。

まだまだ道半ばですが、是非お越し下さい!

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