プレゼントを買う時間が楽しい私、雨模様も楽しめるようになった私【No.8】
ここ数日、太陽を拝めてないような気がします。恋しい。太陽の暖かさが恋しい。
10月がスタートしましたね。これから過ごしやすい時期に入っていくと思うと、紅葉が恋しい、お芋が恋しい、栗ご飯が恋しい、読書が恋しい。
〇〇の秋、といろんな言葉がありますが、きっと冬に入る前に森羅万象が最後の豊かさを見せるためでしょうか。
どんな物事へも、恋しいって思える
プレゼント選びって心躍ります
本日はお世話になった方へ、ささやかなプレゼントを買いに行ってきました。特に目星もつけず、お店へ赴いて、これだ!というものへ出会った瞬間は自然と笑みが溢れます。
一言メッセージも添えて。貰った人によって、メッセージカードや装飾の価値は変わりますが、それを準備する私の心は豊か。
ここ一年ほどで変化した私の心なのですが、奉仕精神、というものがより育ってきた気がします。
私の通った高校の校訓にもあった「奉仕」。「優しさ」とも言う。
「優しさ」は自分のために
私は「奉仕」「優しさ」、それらで人を見極めている気がします。
ちなみに私の一番大事にしている言葉は、「情けは人の為ならず」です。優しさは人のためだけではなく、巡り巡って自身へ帰ってくるものですよ、と言う言葉。
いやいや、現実、そんなことはないよ。という考えもあると思いますが、違うで、と言ってやりたい。
生きているといろんな人間に出逢います。人の優しさをいいとこ取りして、そのまま無言で立ち去っていく人間とか、優しさを無理強いする人間とか、はたまた、こちらの優しさを包み込んでくれる人間とか、優しさを引き出してくれる人間とか。
例えば、優しさを持って相対した人がそれを無言で持ち去ったとして。
ああ、こういう人もいるんだ。と思いますよね。なんだか損した気分になると思います。
でも、次に出会った人が同じ優しさを持って相対してくれた時。これ以上ないほどに、穏やかに、暖かく、まるで夜の川辺で蛍に出会った時みたいな感じ。
同じ優しさで大きな喜び。
……これを綺麗事だって思う人には、思わせておけばいいんです。
例えば、優しさで人生を見極めた時。
人生のターニングポイント、何度か訪れますよね。そんな時、何が必要かって、私は優しさで養われた審美眼だと思います。
人からの優しさをどう受け取るかで、その人の人となりはある程度評価出来る、と思います。まあ、それだけでもないですけど、でも、受け取り方が下手だとしても、優しさって伝わりますよね。
いつかの記事でも書きましたが、『大豆田とわ子と三人の元夫』という坂元裕二脚本のドラマにも登場する言葉。『優しさ、って不器用でも伝わる』。
例えば人生のパートナーを決める、仕事においてその人が信用たる人物か見極める。
まるでその人間を凝視して、あれこれ質問攻めにして評価することは失礼。
そんな時は、ちょっとした贈り物をするんです。その贈り物、延いては優しさを、その人はどうするかを見ておく。優しさの審美眼は、誰も傷つけません。
上手くいかなくても、先ほども書いた通り、「この人だ!」と言う人間に出会えた時の喜びと言ったら。
……これは私の経験則でしかありませんが。
優しさを持ち合わせない人間ほど、よく他人に文句を言います。あれやこれやと、優しさを要求します。無言でいいとこ取りをしていきます。さらに、どうして優しくしてくれないの!?と嘆きます。
優しさを持つ人間は、よく他人に感謝します。あれやこれやと、優しさを提供します。人の優しさを温めることができます。そして、こんなにも世界は暖かいのね!と空を見上げます。
とどのつまり、優しさは、持ち合わせた当人の幸福に繋がっている、と私は考えます。
プレゼントのメッセージカードを準備する時間って、幸福です。
雨模様も楽しめるようになった
最近、知人から本を借りたのですが、その本の中に「今日の空が一番好き」と言う言葉がありました。
何かにつけて、好き、とは上手くいえない私ですけど。
空だったらいいかも、と思いました。
お家で、雨音と、コーヒーと、甘いもの。
雨の日は、自分に甘く入れるから好きかも。雨の日が、恋しくなるかも。
ではまた。
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