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自分を変えた先輩の言葉 #1



1.最初なので自己紹介させてください。

はじめまして。

「れぞラボ」という屋号で、フリーランスとして活動しています。
noteでは『れぞんでーとる』というペンネームで活動します。
駆け出しのシナリオライターとして、現在ご依頼を受けているので、
いつかここでもオリジナルストーリーの発表ができたらいいなと
思っています。

ここから、長い自己紹介と始めた理由になるので(なってしまった……)、目次から飛ばしていただいてもかまいません!
次からは記事をコンパクトにまとめますので、最初だけは許してください。

さて、今回はnoteのデビュー記事ということで、何を書くか
悩みました。
「何を書けばいいかわからない」というよりは、
「書きたいねネタがたくさんあってどれにしようかな」
という悩みです。

noteでは、

『れぞ見聞録~ナレッジシェアしませんか?~』

というブログ名で、社会問題やビジネス、経済の簡単な基礎知識。
経営者やインフルエンサーなどの名言について発信したいと思っています。
ちなみにナレッジシェアは『知識の共有』という意味です。

約18年間の会社員を経験してその中で、「これ、おかしい!」や
「なんでこんなこと?」という不満や疑問を持つことが多くありました。
これには単純な原因があるわけではなく、複雑な要因が関係しているのでは?
と思い、書籍やメディアで勉強するようになりました。

現在もビジネス(マネジメント)の勉強は継続中ですが、行動経済学や教育、
貧困問題にも興味があり、積極的に勉強しています。

簡単な経歴
・製造、営業事務、倉庫管理、配送などの職種を経験。
また、メンターとして新人教育も任せられることが多かった会社員時代。
・教員業務支援員(スクールサポートスタッフ)、学童支援員、少年サッカーの指導者として教育の現場に携わる。
・クラウドソーシングでシナリオライター、雑記ブログの作成もしている。
・個人事業として「れぞラボ」を開業。
ちょっとしたお困りごとの解決に特化したサービスを展開している。

2.noteで記事を書こうと思った理由

みなさんは、『ダニング=クルーガー効果』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?認知バイアスの一種で、自分の知識や能力、経験値に対する『自信』は本当に妥当なものですか?(過大評価していない?)という
思い込みを表す言葉です。

今日はこの言葉を紹介する記事ではないので簡単な説明にしますが、
ちょっと知ったぐらい、できたぐらいで大きな自信を持ち、過大評価する
時期を『馬鹿の山』と言います。
その後に、自分はまだまだで自信を持てなくなってしまった。という時期を『絶望の谷』と言います。


ダニング=クルーガー効果

私の現状は、馬鹿の山の山頂にやっと到達したバカだと思っています。(こんな記事を書いているぐらいなので・・・)

ですが、馬鹿の山にまだ登っていない人や山頂へ向かって歩き出したばかりの人へ、少しでも背中を押すことはできないかと思い、noteを書くことを決めました。まあ、自分が覚えたことへの復習という理由もありますが。

具体的に言えば、雑談の中で「最近SDGsが注目を集めているよね?」と言うと、「あーみんなで環境大事しようっていう言葉だよね?」との返答。半分合っていますが、半分違います。

と、このような場面が多いなと感じるようになりました。この情報社会の
急激な変化の中で、政府や行政が人生を保証してくれるから大丈夫。というマインドは、
私には『みんなで没落しよう!』という言葉にしか聞こえません。
せっかくの人生、悲しい……と私は思ってしまいます。

リカレントやリスキリングが重要視されている昨今、自分磨きに挑戦する
第一歩にこの記事を役立ててもらえたら嬉しく思います。

3.先輩に言われた言葉

今回はあえて著名人の名言ではなく、今でもお世話になっている元会社の
先輩から言われた言葉をご紹介します。
私の中でその先輩は、今まで出会った人の中でも数人に数えられる人格者で、周囲からの人望も厚く、自分の中に強い芯があり、一つの物事を客観的に分析できる人だと思っています。

そんな先輩がまだ若かった頃の自分に言ってくれた言葉を紹介します。

『まあ、なにも変わらないけどね』

「なんだ、この普通の言葉は!」、「どこが名言だ!」という声が聞こえてきそうですが、この言葉を言われた経緯を聞いてください。

若かったということもありますが、
私は昔から常に問題提起をしてしまう性格です。
なので、「コイツ、めんどくさい!」と嫌われることも多い境遇ですが、
先輩は『変な若いやつ』という点を評価してくれて、仕事が終わった後によくラーメン屋へ連れていってくれました。

1時間くらいは必ず滞在して、ひどい時は追加の注文もしないのに2時間くらい話し込んだ時もありました。(今思えば、心の広い店主さんでしたね)
そこで、私は先輩にありったけの不満や疑問を投げかけていました。
先輩はいつも肯定的に話を聞いてくれて、自分の見解やアドバイスをくれるのですが、店を出る時に必ずいう一言。

「まあ、これだけ話しても何も変わらないけどね」

若いながらに言葉の意味はわかっていました。裏で愚痴を言っても現状は
何も変わらないと。しかし、この先輩は人望が厚く、当時の上層部や社長からの信頼が強いことも知っていました。正直、私はその点も少し利用させてもらいたいとの下心もありました。

ですが、本当に大きく何かが変わることはなく、店を出る度にあの言葉を言われ続けたある日、下心を解禁しました。

「いつも肯定的に聞いてくれるのに、なんでそんなこと言うんですか!
先輩は何も動いてくれないんですか?
先輩の信頼関係があれば、少しずつ変えていけますよ!」と私が言うと、

「仮に俺が上司や社長に言って、何かが少し変化したところで根本的には
何も変わらないよ」

この時、『私は表面的に聞いてくれていただけなんだ』、『逃げるんだ』、
『保身だ』と思ってしまいました。
(毎回おごってもらっているのに失礼な後輩ですね)

でも、私がこの言葉の意味を理解したのはそれから数年後。いや、完全に飲み込めたのはここ数年の間で、それはこれまでにいろんな経験をしたからかもしれません。

根本的なことを変えたければ、裏ではなく表で動け。そして、自分で行動しろ!

と私は解釈しています。

本人にこの言葉の真意は聞いていません。
ただ、先輩が実は裏で少しずつ動いてくれていたこと、
私の仕事を評価する内容を上司に報告してくれたことは知っています。
そのおかげで、いろいろな仕事を任せてもらい、少し発言できる機会も増えました。そして、給料も……。
言いたいこと言いすぎて、上司にめちゃくちゃ怒られたこともありましたが。

その後、いろいろあって私は会社を辞めたのですが、最終的な決断を後押ししたのはあの言葉が心に残っていたからです。
「会社を辞めたい、辞めたい」と言っても誰かが手伝ってくれるわけでもない。むしろ、裏でグチグチ悩んでいるのが情けない。

日常にありふれた言葉でも、『誰が、どんな時に、どんな意味を込めて』と
考えながら話を聞くと、それがいきなり心に突き刺さる大事な言葉になるかもしれません。

実はこの記事で、この先輩からの言葉をもう一つ書く予定でしたが、また別の機会に書きたいと思います。(実はそっちが本命でしたが)

今回の記事はどうだったでしょうか?
感想などなんらかの反応をいただけると励みになりますが、悲しくなってしまうコメントは心の中で留めていただけるとありがたいです。





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