優秀なプレイヤー=優秀なマネージャー??
どうも、まあまあ大企業で中間管理職をしている30代独身男のライジングです。
本日は”優秀なプレイヤー=優秀なマネージャー??”というタイトルで記事を書いていこうと思います。
あなた優秀なプレイヤー=優秀なマネージャーと思いますか?
私は優秀なプレイヤー=優秀なマネージャーとは思いません。
なぜならそもそも責任の範囲も見ている景色も考えている深さもが全く違うからです。
プレイヤーから脱却できていないマネージャー
僕は昨日ある部下(部下と言っても幹部クラスのマネージャー)に対して久しぶりに声を荒げて叱責するがあった。
実は少し前から彼の働き方やマインドにはストレスを感じており、正直僕の中でも限界に近づいていてそれが爆発した形だ。
僕がブチギレた原因としては彼のこのようなマインドや発言によるものである。
彼「あいつがいついつまでに〇〇をやらないから腹が立つ」
私の内心:いついつまでにやらせるのがお前の仕事だろ
彼「全体に共有したタスクもまだ誰一人返信してこないからイライラする」
私の内心:イライラする前に追いかけしろよ。部下なんてやらない、できないことが前提でマネージャーは動け。期待するからイライラすんだろ。
彼「僕しかできない仕事がたくさんあるので、仕事を振るつもりもないし、僕で完結させた方がはやい」
私の内心:仕事の振り方がわからないことを自己正当化してるだけだろ。お前にしかできない仕事なんて本当に少ししかない。大概の仕事は誰でもできる仕事だろ。
彼「もしこの部に僕がいなくなったらどうなるものか・・・きっと誰も僕の仕事をできずに苦しむだろう。心配だ。」
私の内心:組織なんてどうとでもなる。心技体の技=スキルなんて簡単に真似できる。真似できないとはどちらかというと心だ。そして心が体=組織を作る。お前は完全に勘違いしている。
彼:忙しくて最近彼女にも会えていない。
私の内心:そんなこと言うぐらいなら、仕事放置で彼女に会いにいけ。あとの仕事は僕が終わらせてやるから。
などなど・・・。
他責の連続にいい加減腹が立った。
限界だった。
というか勘違いしてほしくないが、そんなにストレスを溜め込むほどマネージャーの仕事をあなたにしてほしいなんて一言もお願いしていない。(期待もしていない。)
勝手にイライラして周りにも悪影響を及ぼすぐらいならマネージャーから降りればいい。
勝手に仕事をたくさん抱えているのは彼であり、仕事をうまく人に振ることを知らないからこそ、タスクを抱え込んでしまうのは彼の悪いところ。
しかしそんなことに彼は気づいていない。
彼は自分がたくさん仕事をこなしていると勘違いして、周りの人間は何もやっていないと思い、そして自分自身の評価をどんどんと爆上げ(俺がいないとこの会社はだめだ)し、最終的には全ての人間を見下す。
優秀なプレイヤー=優秀なマネージャーではない
確かに彼はプレイヤーとしては優秀だが、マネージャーとしてのあるべきマインドとしては根源から考え方がおかしい。
というよりマネージャーとしては完全に失格である。
所詮1人の力なんて微力だということを理解していない。
まだそのことにすら彼は気づいていない。
自分の力を過信しており、周りの人を基本的に見下している。
そんな人が人をまとめるのは正直難しいだろう。
優秀なプレイヤーと優秀なマネージャーが全てイコールでつながるものでは決してない。
プレイヤーとマネージャーの違い
プレイヤーとマネージャーとの違いってなんだろう?
僕が考えるにそれは責任の範囲だと思う。
責任の範囲とは自分の仕事以外で発生したミスや失敗を全て自分のミスとして請け負う覚悟があるかどうかだと思う。
その覚悟さえがあれば、中長期的な目線で考えればある程度のミスや失敗が発生しても部下に対して許容することができるだろうし、仕事も他の人に振ることができると思う。
しかし責任を取る覚悟がない人は責任を取りたくないことからの恐怖=ビビってしまう。
仕事を振ることで相手がミスをしたら全部自分のせいになってしまう→ビクビクして仕事を振ることができない。(これはよく発生する悪循環)
結果自分で仕事を完結させてしまう。
誰も育たない。
自分が一番すごいと勘違いする。
一番最悪のマネージャーである。
昨日久しぶりに声を荒げて叱責してしまったので、少し棘のある文章になっている気がするが、ご了承していただきたい。
もちろん声を荒げて叱った部下(幹部)に対しては最後はしっかりと腹のそこからお互い納得するまで話をしたので、一旦は大丈夫だろう(また一ヶ月後不安だが・・・)
とにかく責任と覚悟。
マネージャーに必要な、必須の要素だと思う。
この2つさえあればむしろスキルなんていらない。
心さえあれば体=組織は勝手に出来上がっていくと思う。
スキル(技)ばかりを求めていけない。
心を磨くことこそ一番の全てのボトルネックの解決策だと思う。
それではまた次の記事もお楽しみに。