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suito15
6月25日、午後
ふと目が覚める。
そこには見覚えのある天井が。
私はウーンと大きな伸びをする。
頭がぼーっとしている。
少し天井を見つめる。
...。
「あ“ーっ!!!!!!!」
すぐさま飛び上がり時計を確認する。
時計の短い針は「4」をさしており、それを追いかけるように長い針が「1」をさしている。
....16時5分。
....やってしまった....。
先程の投稿で散々「午後は勉強する」と言うふうに宣言しておいたのにも関わらず、3時間もの間、ぐーすかぴーすかと眠ってしまっていたのだ。
自分の意思の弱さには頭を抱える。
机の上に残るのは、虚しく開かれた参考書と無造作に転がるシャーペンと消しゴム。
ごめんよ勉強道具たち、長い時間放置して...!
勉強道具たちは何も言わない。何と無く、消しゴムに、「ばーか」と言われた気がした。
しかし悲観的になっていても仕方がない。まだまだ時刻は16時10分。午後は長いのだ。今からでも勉強を始めれば、「午後に勉強をした!」という功績を残すことができる。
さて、ボサボサになった髪を整え、顔を洗い、再び机に向かうとしよう。
その後の私の行方は誰も知る由もないのであった。