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6月25日、午後

ふと目が覚める。
そこには見覚えのある天井が。
私はウーンと大きな伸びをする。
頭がぼーっとしている。
少し天井を見つめる。

...。

「あ“ーっ!!!!!!!」

すぐさま飛び上がり時計を確認する。

時計の短い針は「4」をさしており、それを追いかけるように長い針が「1」をさしている。

....16時5分。

....やってしまった....。

先程の投稿で散々「午後は勉強する」と言うふうに宣言しておいたのにも関わらず、3時間もの間、ぐーすかぴーすかと眠ってしまっていたのだ。

自分の意思の弱さには頭を抱える。

机の上に残るのは、虚しく開かれた参考書と無造作に転がるシャーペンと消しゴム。

ごめんよ勉強道具たち、長い時間放置して...!

勉強道具たちは何も言わない。何と無く、消しゴムに、「ばーか」と言われた気がした。

しかし悲観的になっていても仕方がない。まだまだ時刻は16時10分。午後は長いのだ。今からでも勉強を始めれば、「午後に勉強をした!」という功績を残すことができる。

さて、ボサボサになった髪を整え、顔を洗い、再び机に向かうとしよう。

その後の私の行方は誰も知る由もないのであった。

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