6月28日、朝
朝、目が覚める。
....なんか、右目に違和感。
嫌な予感がした私は洗面所にすぐさま向かった。
鏡を見るとそこにはまるで顔に蜂に刺されたかのような顔をした私の姿。
さ、さいあくだ........。
その右目には大きなものもらいができていた。
朝からブルーな気分になりながらも、シャコシャコと歯を磨く。
リビングに行くと、そこからはあま〜い香りが漂っていた。
「おはよう!」
祖母がこちらを振り向き、愛嬌のある笑顔を見せてくれた。手元にはフライパン。
「フレンチトースト!」
私は無邪気に飛びついた。
先程のものもらいのことなどもう完全に忘れてしまっていた。
ジュージューとフライパンの上で焼かれるフレンチトーストを見て、私は目を輝かせながら、「これ、今日の朝ごはん?」と聞いた。
そうよ、と祖母は答え華麗にフレンチトーストを裏返す。
出来上がった頃には私はお腹をぐーぐー言わせており、すぐさま目の前に出てきたフレンチトーストを口の中に頬張った。
とろっ、口の中でとろける食感。
「んんー美味しいー!」
夢中になって食べる私に、祖母はふふふ、と優しい笑みを浮かべた。
今日は、1日休息の日。
と言っても、勉強や英会話レッスンなど、やるべきことはやる。
家でゆっくりする、っていうのも、生活に必要。
ぼーっと窓の外を眺めながら、ぼやぼやと将来のことやどうでもいいことを考える時間も結構好き。
こうして、車にガソリンを入れるように、私の中のエネルギーをチャージする。
ゆっくりする日と活発に動く日の両方を作ることで、日常生活に彩りができる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?