しずかなほし
朝目が覚めて早々にタバコに火をつけた
くぐもった声と飲みかけの缶ビール横目
忙しない日々と裏腹
抱え込む夢の一欠片
だらしなくも畳まれた洋服の上に腰掛けて息を吐いた
理想の自分には
程遠くてもやっぱり
眩しくって敵わない
薄暗く敷く一枚の布の隔たり
ゆったり
呼吸に耳をすます
雨の音に身を委ねる
しずかなほしに
近づいていく
理想なんて
最初からなかったかのように
しずかなほしは
やってくる
しずかなほしが
わたしの居場所
しずかなほしに
生きていく
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