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真理の沈黙 倫理は遂に鳴らざりしか。

踊る仮面

 かつて『修身』『道徳』などの、『いわゆる試験勉強にはならないが、こうあるべき』型の授業の時間があった。今でもある。

以下 こねたのもり様

 そこでは

ヨク マナビ ヨク アソベ

  1. ジコク ヲ マモレ

  2. ナマケル ナ

  3. トモダチ ハ タスケアへ

  4. ケンクワ ヲ スルナ

  5. ゲンキ ヨク アレ

  6. タベモノ 二 キ ヲ ツケ ヨ

  7. ギヤウギ ヲ ヨク セ ヨ

  8. シマツ ヲ ヨク セ ヨ

  9. モノ ヲ ソマツ ニ アツカフ ナ

  10. オヤ ノ オン

  11. オヤ ヲ タイセツ ニ セ ヨ

  12. オヤ ノ イヒツケ ヲ マモレ

これまで教科外活動として時間が設けられていた道徳ですが、2018年春から科目化が完全実施され、「道徳科」とすることで検定教科書が導入されています。

  • 善悪の判断、自律、自由と責任など「主として自分自身に関すること」

  • 親切、思いやり、感謝、礼儀など「主として人との関わりに関すること」

  • 規則の尊重、公共の精神、集団生活の充実など「主として集団や社会との関わりに関すること」

  • 生命の尊さ、自然愛護、よりよく生きる喜びなど「主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること」

小学校から中学校を通じて、上記の身に着けるべき4つの柱に基づく内容項目が学習指導要領で挙げられています。それでは「道徳」のほうも教科書の内容を覗いてみましょう。

道徳の教科書は読み物で構成されています。教科書の物語を読んで個人やクラスで考えを出し合ったり自分の思いを書き出してみたりする授業スタイルです。

その際使用するのが、道徳の参考書的な役割の「心のノート」です。

「心のノート」には

  • 勇気を出せるわたしになろう

  • 学び合い ささえあい 助け合い

  • みんなのために流すあせはとても美しい

といった目次が並んでいるんです。

以上

丸山先生は幼い生徒さんにこのようなことを、教諭として仕事で以て十数年教えておられた。

だが、それらは児童各々の人生に有益だったのか?それとも無害だったのか?あるいは、この修身を実践したばかりに不幸になってしまった者はいなかったか?これらを悩まれたのだ。

私は児童に(国や学校の指示だったのだが)教えたことが正しい、この場合は児童の将来にわたる人生に資する・善き人生・強い生き方を照らすものだったのか?そういう苦悩と迷いの中に丸山先生はおられた。素晴らしき平凡。こういう生身の人間の苦悩こそ尊いのだ。
 安易に丸山先生の気持ちを、『奇跡体験・神・悟った』などと汚してはならないし倫理法人会が続くならこここそが始まりであったと語り継ぐべきなのだ。

人懐こい笑顔の丸山先生だ。『先生。修身を守ったら酷い目に遭いました。』『修身は私たちを、奴隷に変えようとするものですか?』『支配層の命令ですか?』『こんな酷い親にも感謝しなければなりませんか?』などと詰め寄られたりもしたのだろう。

修身・道徳・仏教・徳目への憎悪と疑い

 『弱々しい、守りにくい道徳は・・・改めなければならない。』

これらを実践しても、日常生活での現実は変わらない。まずもって意味がわからない。むしろ、これらの逆を行ったものが栄える。守ったが故に、その家族を苦しめる。助けた友達に、裏切られる。まともに守っていたりすれば、病気になったり明るくは生きられないではないか。

これら怪しい腐った徳目を整理・分析・実験し、本人の幸せに直結するようなくっきりとしたものだけを後世に残したい。

この先生のアイデアは、先生自身を喜ばせ勇躍させたに違いない。

丸山先生風にいうと成功は性交につながる。

 ハッピーハックは、幼少期に価値観を破壊された人間が承認欲求にすがって成功することで致命的な不幸に陥る事実から始まった。そして、人間の不幸は間違った常識・情報によって起きているのだ。例えば、『ビジネスで成功するためには人格を高めるべし、女性にモテるには女性に優しくすべし』などの真逆なことを信じて逆効果になっている人が多いのだ。
 無神経でK Yでないことには営業マンはできない。相手の気持ちを考える保険セールスは、厚かましい同僚に勝てない。妻に金を渡す夫よりも、その妻から小遣いをもらうパチンカスの方がモテる。女性に尽くす男性はモテない。良心的で気が付く経営者は、結局は金のために悪人に頭を下げねばならない。丸山先生は宗教的・哲学的な組み立てをしておられる。一方ハッピーハックでは主に脳内麻薬からくる快感のコントロールだ。すなわち、人間の本能を理解熟知するためのコンセプトだ。それで幸せを追求する。

 私の理解が足りぬせいかもしれない。だが、丸山先生の悲しみや怒りは・・・もはや誰にも理解されまい。私以外には。

 倫理法人会が、いい車に乗って背広を着て承認欲求を満たすため・ニコニコと虚しく群れる・マルチやセールス・不倫の狩場に堕ていることを。
『倫理で私は変わった。』『もっと学びたい』などとの厚顔無恥な言行不一致。

 倫理法人会には素晴らしい真理がある。私は、それがドブ川に打ち捨てられているのが寂しい・悲しいのだ。
 倫理によって幸せになれたなら、尊己及人など要らない。大喜びで衆生済度、日本中の経営者に知らすべきだ。

 ハッピーハックで言うには『私ワタクシの幸せは公オオヤケへの貢献無くしては完成しないのだ。』これは哺乳動物なら誰でも知っていることなのだ。

 私自身、丸山理論にはおかしなところがいっぱいあると感じてはいる。その理念や理論はハッピーハックとひと擦りさえしない。だが、倫理には日本人が失うには惜しい宝物が少しだけ現存するのだ。

倫理はたかだか数万社しか加盟していない、それは全体の2%もないと言うこと。モーニングセミナーへの参加はその30%。普及行動をする人はそのまた10%もない。なにやってるんだ!

会費を収入として見たときに充分なので、後継たちは満足してしまっている。創価学会や幸福の科学が自前で建物を建てているが倫理のセミナーでは、商工会議所に部屋を借りる始末だ。倫理が商工会議所に貸せ。

これは会員自身が、後継が倫理を評価していないことを意味する。保険を売りたくて参加しててもいいじゃないか?頑張れ!それはそうと結局のところ倫理には、得るものが無いの?その存在を、人に知らせることが恥ずかしいの?


 そしてそれは、世界に向けてハッピーハックを鳴らしている私の心をも少し冷たくするのだ。


 私には時間がない。


最後まで、お読みくださりありがとうございました。

 

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