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桜井政博という怪物



無断掲載

有名な方だから、来歴などは無用だけれどハッピーハックの観点から語りたい。まずもって、彼は超人そのもの。

彼のコア=コードは『海』だ。

知 ×  意 ×  裏

頭が良くて、考えてから結果を逆算して行動する。

海の人は、ぐうたらでもなく犯罪者でもないなら超優秀だ。

美男子なのだが、なんかゲームキャラに寄せてる?

とにかく思考・アイデアと行動力を兼ね備えている。

ホリエモンさんと比べてみて欲しい

知 ×  意 ×  表


桜井さん自身は、人との距離感をきちんととるタイプ。だがしかし、それが仕事となるとそうは行かない。

職場では『コイツら、なんでこんなことがわからないんだろう?』と嘆かれることが多いだろうなあ。でも、UIを考える時には一番幼いお客さんを意識せねばならない。

だから、伝え方は上手だ。一回に一つのことしか言わない。

偉いなあと思うのは、上から『オイ、お前ら』みたいにネギシコさんみたいな喋り方じゃないんだよ。本人は相当にストレスに苦しんでいるだろうなあ。お腹壊しやすいのでは?

まあ、ゲームの制作者の責任は映画監督よりも重いからなあ。

私自身は経営者を相手にして来ている。その観点からも、彼の動画はすごく勉強になる。短い時間で内容が濃いのだ。グッサリ刺さる。


桜井さんの動画を見よう

短いけど、ものすごく鋭く本質を語っておられる。ゲーム作りがテーマだけど、クリエイターさんだけでなく日本人全員、特に経営者に見て欲しい。
あれはゲームのことというより、経営ないしは人生そのもののことを言っておられる。

ゲーム作りの大変さ


先銭が要る

 作ってから売るわけだが、そこには人件費や権利費用、機材やソフトが先に必要になる。だから集金のためにメイキングをYouTubeでやる人も多いわけだ。だが、それにそぐわないゲームソフトもある。彼が担当するゲームがそうだ。先銭が必要、それはつまり会社の体力が要るしそもそも売れるという確証が欲しい。だからメイキングでアンテナしたい。だがそれは、新作の情報を外部に出すことにもなる。ネタバレどころか、同業他社に似たものを先に出されたらどうなる?ところで小島監督は経営者の視点を持っておられるがKOMAMI側との確執も理由は想像がつく。
 MGシリーズの版権をSETが買ってくれないかなあ?全世界が待ってるぞ。

面倒臭い

 ゲーム作りを映画作りと比較する向きがあるが、ゲームのが10倍面倒なのだ。
映画は、動画を編集することで作られる。変なものが映り込んでも撮影ミスなら見過ごしてもGOだ。だが、ゲームは矛盾できない。その上にコーディング・UI・デバッグ・体験版仕様・エンジンなどやることは多い。だから、多作は難しいのだ。現場を束ねて締め切りまでに面白い、しかも売れるゲームを完成させる・・なんて誰にできる?ただでさえプログラマーには偏屈な奴が多いというのに。

 デバッグを終わらせずに市場に出してしまう例もあるが、それは絶対に避けねばならない。本当に酷い。子供の貴重な小遣いで買うのに。DL版ならすぐに直せるが。

スピード感が必要

 ゲームの企画を立ててから、販売までの時間を極力短縮せねばならん。他社に出し抜かれてはならない。しかも子供達はすぐに歳を取るのだ。資金の回収を急がねばならない。10億を2%、3年借りたら6,000万円は利息だけで飛ぶ。

だから、『面白いゲームを作りたい』などと言うのは趣味に留まるべきだろう。

 名越稔洋さんや小島秀夫さんが自前でチームを運営しておられる。頑張って欲しいところだ。これは彼らの知名度が世界的なものであるからまだしも。無名な人がゲームメイカーとして独立するためには、銀行巡りが必要だ。ただ、過去の定量項目しか読めない銀行に、制作費に見合う収入が見込めるゲームなのかどうかなどわかるものではない。

 だが、誰かが先駆者の苦労を買わねばならない。ゲーム作りとは超人的な才能と体力・そして金なのだ。

 カーレースと同様だ。最先端の機器と優秀なスタッフが必要。ゲームメイカー、特に独立系の運営は大変だ。それなりの・・・でお茶を濁すことはできない。大ヒットを飛ばさねば。打席だってそんなに立てない。

工夫とアイデア

 より良いものにしようとすれば、アイデアはどんどん湧く。問題は、それをゲームに反映させるためには一つのアイデアごとにゲーム全体のデバッグが付いて回ると言うことだ。プログラマーの立場にたてば、マネージャーが何か(余計な?)アイデアを(今更)思い付かないで最初の仕様のまま終わりたいのに。

日本には凄い人がいっぱいいるなあ。

・・名越さんは今、何を作ってるのかなあ?

企画書と金があればゲーム作ってくれるかなあ?そもそもゲームってオール外注でもできるのかなあ?


最後まで、お読みくださりありがとうございました。

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