![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/173467684/rectangle_large_type_2_fb56e8738332a3b05cd020c0d3219fec.jpeg?width=1200)
【CONCORDIA】(2013)
![](https://assets.st-note.com/img/1738892370-LJWeMF578Y3l6zpDEoV0R9qK.png)
■おことわり
当記事は英語版ルールブックに基づいて独自に解釈・翻訳したものであり、記事内で用いている地名・カード名等の「読み」については、筆者自身が理解・表現しやすい呼称を用いています。
■テーマ
繁栄を続ける古代ローマで、新たな属州の獲得や交易を行ってさらなる発展へと導き、古代の神々からの恩寵(勝利点)を最大限に受けられるよう努めます。
![](https://assets.st-note.com/img/1738895209-X85s1q3KnJAgtaGveizlPrfF.jpg?width=1200)
■セットアップ
0.マップの選択
・インペリウム:12州30都市(A~D)、開始都市ローマ
・イタリア:10州25都市(A~C)、開始都市ローマ
※使用するマップ/モジュールによってセットアップ/ルールが異なる部分については、ベースゲームとの差異を各マップ/モジュールの項にそれぞれ記載するものとします。
1.都市タイルの配置
・都市タイル(裏面がA~D)30枚を用意し、そのマップで使用しない種類のタイルはすべて取り除きます。
・タイルを裏向きにし、マップ上の都市A~Dに一致するタイルをランダムに配置します。
・配置をすべて終えたらタイルを表向き(資源が描かれた面)にします。
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2.ボーナスマーカーの配置
・各属州内に置かれた都市タイルを確認し、その中で最も価値の高い資源(布 > ワイン > 道具 > 食糧 > レンガ )が描かれたボーナスマーカーを、ミニマップの対応する属州マスに配置します。
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3.販売用カードの準備
・販売用カード(裏面がⅠ~Ⅴ)30枚を用意し、プレイ人数より大きな数字のカードは取り除きます。
例:3人プレイならⅠ~Ⅲのみを使用し、ⅣとⅤは取り除く。
・各数字ごとにカードをシャッフルし、一番上にⅠの山が来るように各山札を数字順に裏向きで重ね、一つの山札をつくります。
※山札の一番下に「コンコルディアカード」を置いておくとよいでしょう。
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![](https://assets.st-note.com/img/1738735793-6X0nFtdIplwshr51LNRTaDUZ.jpg)
・山札の上からカードを1枚ずつ取り、販売用カードディスプレイの左から右へ順に表向きで公開します(計7枚)。
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4.プレイヤーの準備
・各プレイヤーは自分の色の初期カード7枚(6種類)、家15個、入植者6個(陸路3、水路3)、得点マーカー1個、資源6個(食糧2、レンガ1、道具1、ワイン1、布1)、プレイヤーエイド1枚を受け取ります。
・得点マーカーは得点トラックの0の位置に置きます。
・陸路入植者と水路入植者を1個ずつ、各マップで定められている開始都市に配置します。
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・残りの入植者と初期資源を倉庫(個人ボード)に置きます。
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・任意の方法でスタートプレイヤーを決め、スタートプレイヤーの右隣のプレイヤー(ラストプレイヤー)はPRAEFECTUS MAGNUS(プレフェクトゥス・マグヌス)カードを受け取ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1738735770-wo8TElSqFmpbnKVyf6ZrHJXN.jpg)
・スタートプレイヤーは5セステルティウスを受け取り、以下手番順に6、7、8……セステルティウスを受け取ります。
■ゲームの概要
・CONCORDIAは、古代ローマにおいて属州を拡大し、神々から与えられる勝利点の多寡を競うゲームです。
・各プレイヤーは手番ごとに手札からカードを1枚だけプレイし、そのカードに対応するアクションを実行します。
例えば、都市に家を建てる、属州で生産をして資源を手に入れる、新たな入植者/カードを手に入れるなどです。
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各属州内にはおよそ2~3の都市が存在します(都市ごとに生産する資源が示されています)。
都市に隣接する線上に入植者がいるとき、資源とお金(セステルティウス)を支払うことで、その都市に自分の家を建設することができます。
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(左から)レンガ、食糧、道具、ワイン、布。
![](https://assets.st-note.com/img/1739097248-T3KoBzDjsViCZ6yRm8H0gJ7E.jpg?width=1200)
これらのボーナスは長官(プリフェクト)をプレイして「生産」を選べば、選んだ属州のボーナス資源(加えて、その属州内のすべての家の所有者が家ごとの資源)を、「コインボーナス」を選べば見えている分全部の合計コインを得られます(資源は生産されません)。
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倉庫スペースは最大で12なので在庫管理にも気を配る必要があります。
・手番はゲームの終了条件が満たされるまで繰り返し続けます。
・ゲーム終了後、各プレイヤーの得点を集計し、最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーが勝者となります。
●何を目指すのか
・CONCORDIAにおいて各プレイヤーが目指すべきことは、「より多くの勝利点を獲得すること」です。
・勝利点は、プレイヤーが獲得した(初期カードを含む)すべてのカードに示されている「神」の得点条件(後述)に対して、それをどれだけ達成できたかに応じて加算されます。
・「神」の得点条件には、入植者、家(都市)、属州などをどれだけマップ上に持っているか、などがあります。
・条件を達成した「神」のカードを複数枚持っていれば、その枚数が勝利点の「倍数」となり、より多くの勝利点を得ることができます。
・以上のことを念頭に置いて、各カードのアクション(後述)を賢く利用し、最終的な勝利点を最大化する(時には相手プレイヤーの勝利点を最大化させない)ことが、プレイヤーの目指すべきことになります。
★ゲーム終了時の一例
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![](https://assets.st-note.com/img/1738633068-dGCX0MHDcekJtpFuWRYz18qn.jpg)
マルスは「マップ上にいる入植者」1個につき2VPをもたらしますので、仮に6個の入植者がマップ上にいれば12VPになります。
そのマルスのカードを3枚持っているため、12VP×3枚=36VPを獲得します。
●「神」の得点条件
手番中「どのカードをプレイすればよいのか」を判断するには、「自分は何を目指すべきなのか」を理解し、計画し、そこから逆算して考える必要があります。
したがって、ここではあらかじめ「神」の得点条件を記しておきます。
※同じ「神」のカード枚数が勝利点の「倍数」になることを忘れないでください!
VESTA(ヴェスタ)
残っている資源をセステルティウスに換金した上で、保有するセステルティウス10につき1VP。
JUPITER(ユピテル)
家を建てた「レンガ以外の」都市1につき1VP(最大15VP)。
SATURNUS(サトゥルヌス)
少なくとも1個の家を建てている属州1につき1VP(最大〔マップに存在する属州の数〕VP)。
MERCURIUS(メルクリウス)
家を建てている生産都市の種類数1につき2VP(最大10VP)。
MARS(マルス)
マップ上に出した入植者の数1につき2VP(最大12VP)。
MINERVA(ミネルヴァ)
・MASON(石工)カードを保有していれば、家を建てているレンガ都市1につき3VP。
・FARMER(農夫)カードを保有していれば、家を建てている食糧都市1につき3VP。
・SMITH(鍛冶工)カードを保有していれば、家を建てている道具都市1につき3VP。
・VINTNER(ワイン醸造家)カードを保有していれば、家を建てているワイン都市1につき4VP。
・WEAVER(織工)カードを保有していれば、家を建てている布都市1につき5VP。
■ゲームの流れ
1.カードのプレイとアクションの実行
・スタートプレイヤーから時計回りの順で、各プレイヤーが1手番ずつを行います。
・手番では必ず1枚だけのカードをプレイしなければなりません。
・プレイしたカードに対応するアクション(後述)を実行し、それぞれの効果を解決します。
・プレイしたカードは、他プレイヤーに見えるように表向きの捨て札とします。この捨て札の山は、一番上の(直近にプレイした)カードだけが見えるようにして置きます。
※手札の表面および見えていない捨て札は非公開情報です。
・プレイして捨て札の山に置かれたカードは「護民官」カード(後述)をプレイすることですべて手札に戻すことができます。
・各プレイヤーの手番は、ゲーム終了条件が満たされるまで繰り返し行われます。
2.ゲームの終了
・ゲームは、販売用カードがすべて購入されるまたはいずれかのプレイヤーが家を15個建て終えると終了に向かいます。
・ゲーム終了トリガーを引いたプレイヤーはコンコルディアカード(7勝利点)を獲得し、それ以上の手番は行えません。
・それ以外のプレイヤーは全員、手番順に従って最後の1手番ずつを行います。
・その後、最終スコアリング(後述)を行って勝者を決定します。
・最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーが勝者となります。
同点のプレイヤーが複数いる場合は、PMカードを持っているプレイヤーの勝利、だれもPMカードを持っていない場合は、先にPMカードが回ってくるはずだったプレイヤーの勝利となります。
■カードアクションの詳細
・すべてのカードは、プレイする(一たん捨て札にする)ことでカードに応じたアクションを行うことができます。
・それと同時に、すべてのカードにはいずれかの「神」が紐づけられており、先述(および後述)の各得点条件を満たすことで勝利点をもたらします。
かつ、同じ「神」のカードを2枚持っていればその勝利点は2倍に、3枚持っていれば3倍に……というように増えていきます。
・各プレイヤーは、全員同じ6種7枚の手札を持ってゲームを開始しますが、「元老院議員」(セネター)カードをプレイすることで、コストを支払って新たな/追加のカードを購入することができます。
・購入できるカードは、初期手札と全く同じものもあれば、少し効果の高いもの、購入することでしか手に入らないカードも存在します。
・以下に、ベースゲームで用いられるカードのアクションについて記します。
※カード名の読み/訳語については筆者が理解・表現しやすい呼称を採用しています。
【初期カード6種】
ARCHITECT(アーキテクト、建築家)
![](https://assets.st-note.com/img/1738712658-QNEaxDOwUKYh1pTnFtR3V9Is.jpg)
・次の2ステップを順に実行します。
1.入植者の移動
・マップ上にある自分の入植者(複数可)を選び、「マップ上にある自分の入植者の総数」に等しいステップ数まで移動することができます(0移動も可)。
・移動可能な総ステップ数以内であれば、同じ/異なる入植者に自由にステップを振り分けることができます。
・陸路の入植者は水路を通ることはできず、水路の入植者は陸路を通ることはできません。
・都市タイルの上に置かれている入植者(置かれた後、まだ一度も移動していな入植者)を移動する場合、最初の1ステップ目は必ず、今いる都市に隣接するいずれかの線上になります。
・既に線上にいる(または今入ってきた)入植者を移動する場合、都市タイルは移動ステップ数に含めず、都市を介した線から線への移動を1ステップと数えます。
・入植者は都市タイルの上で移動を終えることはできず、必ず陸路または水路の線上で移動を終えなければなりません。
・同じ線上に複数の入植者を置くことはできません(通過は可)。
2.家の建設
・すべての移動を終えた後、自分の入植者が隣接していて、まだ自分の家が建っていない都市(複数選択可)に、必要なコストを支払って家を建てることができます。
・同じ都市に建設できる家の数はプレイヤーごとに1個だけです。
・建設コストは、都市(が生産するもの)の種類と、建設しようとしているその家がその都市の中で何個目になるかによって異なります。
・その都市内で1個目となる家の建設コストは:
レンガ都市:食糧と1セステルティウス
食糧都市:レンガと食糧と2セステルティウス
道具都市:レンガと道具と3セステルティウス
ワイン都市:レンガとワインと4セステルティウス
布都市:レンガと布と5セステルティウス
(サルサ都市:道具とワインと5セステルティウス)
:となります。
・建てようとしている家がその都市の中でX個目であるなら、必要なセステルティウスがX倍になります(資源の数は変わりません)。
![](https://assets.st-note.com/img/1738657422-HSDgBYfoOF9zMGIA75uRiKkE.png)
建てようとする家がその都市においてX個目となる場合は、必要なセステルティウスがX倍になります。
★建築家をプレイしたときの例
![](https://assets.st-note.com/img/1738659505-GPwnD4xIUONi2u3sj5HcVkX1.jpg?width=1200)
現時点ではマップ上に入植者が3個あるので総移動可能ステップ数は3です。
ローマにいる陸路入植者に2ステップを使用してアクイレイアとウィンドボナの間の陸路へ、水路入植者に1ステップを使用してローマとマッシリアの間の水路へ、それぞれ移動させて移動ステップを終えました。
この時点で、画像内の5都市すべてに入植者が隣接しているため、既に家を建設済みであるコロニア・アグリッピナ以外の4都市に家を建てることが――コストを支払えるなら――できます。
赤プレイヤーは十分な資源とお金を持っていたので、これら四つの都市すべてに家を建設することにしました。
ウィンドボナの分としてレンガと道具と3セステルティウスを、ノヴァリアの分としてレンガとワインと4セステルティウスを、マッシリアの分としてレンガと布と5セステルティウスを支払う必要があります。
アクイレイアには既に2個の家が建てられているため、レンガと食糧のほかに「2セステルティウス×3個目=6セステルティウス」を支払う必要があります。
すべてのコストを支払うことができたので、これら四つの都市に自分の家をサプライから取って都市タイルの上に置きます。
MERCATOR(メルカトル、商人)
![](https://assets.st-note.com/img/1738712643-xpg62At783jqXBT4ykwoEhMK.jpg)
・初めに3セステルティウスを得ます。
※販売用カードの商人では5セステルティウスを得ます。
・その後、2種類までの資源を何個でも購入(そして/または)売却することができます。
すなわち:
1~2種類の購入
または
1~2種類の売却
または
1種類の売却と1種類の購入
または
売りも買いもしない
:のいずれかを行うことができます。
・種類ごとに購入/売却できる数量に制限はありませんが、倉庫に置けない/持っていない分を購入/売却することはできません。
・倉庫にある入植者/資源を「捨てる」ことはできません。
・資源を得る際は、それを格納するための「空きスペース」が必要です。空きスペースに納まらない分の資源は受け取ることができません。
※何を取捨するかは選ぶことができます。
・資源を得る際は、空きスペースがある限り、それを最大限受け取らなければなりません。
空きスペースを残して「少なく受け取る」ことはできません。
※何を取捨するかは選ぶことができます。
・資源ごとに価格は異なりますが、購入/売却の価格は同じ、かつ、固定です。
すなわち:
レンガ:3セステルティウス
食糧:4セステルティウス
道具:5セステルティウス
ワイン:6セステルティウス
布:7セステルティウス
:です。
※価格は倉庫(個人ボード)の上部に記されています。
※サプライの資源とセステルティウスは無限にあるものとして扱いますので、トークンが足りなくなった場合は別のもので代用します。
![](https://assets.st-note.com/img/1738709957-zgDXt8M6V93TSNh1RKGfZBPQ.jpg?width=1200)
PREFECT(プリフェクト、長官)
![](https://assets.st-note.com/img/1738712785-p7ugUd8hCeBiblTGKytAHIaz.jpg)
・次のどちらかのアクションを選んで実行します。
a)属州での生産
または
b)属州の再アクティブ化
a)属州での生産
・ミニマップ上でボーナスマーカーの「資源面」が見えている(アクティブな)属州を一つ選び、その属州での生産を行います。
・ボーナスマーカーに示されている資源を1個得ます
・このアクションを実行したプレイヤーがPRAEFECTUS MAGNUS(PM)カードを持っている場合は、ボーナスマーカーの資源を2個得ます(1個ではなく)。手番終了後にPMカードは右隣のプレイヤーに渡します。
![](https://assets.st-note.com/img/1738735985-lbd5RPTVQNLtk6ofJn2pMHvw.jpg)
・それに加えて、選んだ属州内の都市に家を建てているプレイヤーは全員、所有する家があるすべての都市が生産する資源(都市タイルに示されている資源)を1個得ます。
・生産を終えた属州のボーナスマーカーはコイン面に裏返して、この属州が非アクティブになったことを示します。
・倉庫にある入植者/資源を「捨てる」ことはできません。
・資源を得る際は、それを格納するための「空きスペース」が必要です。空きスペースに納まらない分の資源は受け取ることができません。
※何を取捨するかは選ぶことができます。
・資源を得る際は、空きスペースがある限り、それを最大限受け取らなければなりません。
空きスペースを残して「少なく受け取る」ことはできません。
※何を取捨するかは選ぶことができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1738714474-rCLsQ52Ka9h0NWMPAGYqFe6I.jpg)
ミニマップを見ると、左上の属州ロクリスが現在アクティブであることがわかります。
赤プレイヤーはこの属州を選んで生産を実行することにして、布1個(もしPMなら2個)を獲得します。
そして、属州ロクリスにある二つの都市には赤、青、黄のプレイヤーがそれぞれ家を建てています。
これにより、赤と青はレンガ1個を、黄は布1個を獲得します。
b)属州の再アクティブ化
・ミニマップ上でボーナスマーカーの「コイン面」が見えている(非アクティブな)属州をすべて、再アクティブ化するアクションです。
・初めに、ミニマップ上で見えているコインの数を合計し、それに等しいセステルティウスを獲得します。
※上の画像であれば10セステルティウスを獲得します。
※このアクションでは資源の生産は発生しません。
・その後、コイン面のボーナスマーカーをすべて資源面(表)に戻して、それらの属州が再アクティブ化されたことを示します。
・このアクションを実行したプレイヤーがPRAEFECTUS MAGNUS(PM)カードを持っていたとしても、得られるセステルティウスが倍になることはありません。また、PMカードが移動することもありません。
SENATOR(セネター、元老院議員)
![](https://assets.st-note.com/img/1738715589-MI97Qz3gOxSBGFAlCw4V5JPK.jpg)
・必要なコストを支払って、販売用カードのディスプレイからカードを2枚まで購入することができます。
・購入したカードは手札に入るため、次のターンから使用できるようになります。
・必要なコストは、各カード下部の「赤い帯」に示されており、すべて何らかの資源1~2個です。
![](https://assets.st-note.com/img/1738719482-ZUgvqshkFBxRCKIp8bm2Jndf.jpg)
右の「農夫」カードの購入コストはレンガ1と食糧1です。
それに加えて、ディスプレイの位置による追加コストが必要な場合もあります。
・また、ディスプレイ内でカードが置かれている「位置」に応じて追加コストが必要になります(7カ所のうち6カ所で必要)。
【追加コスト】
ディスプレイの左から右へ向かって①~⑦と見なし(ボードに番号は書かれていません)
①なし
②任意の資源1個
③任意の資源1個
④布1個
⑤布1個
⑥任意の資源1個と布1個
⑦布2個
![](https://assets.st-note.com/img/1738826397-GBIHPxcS9gfN80esRCAjFYTJ.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1738720240-SJvcifRrYBzWGVqFdgkwKnQL.jpg?width=1200)
・購入して減った分のディスプレイは、そのプレイヤーの手番が終わった後にのみ、左送りに詰めて、山札から左詰めで補充します。
※1枚減るごとに詰めたり補充したりはしません。
DIPLOMAT(ディプロマット、外交官)
![](https://assets.st-note.com/img/1738723292-TFzES9a4d2QiW5brXnDlAcx7.jpg)
・他プレイヤーの捨て札の一番上にある、見えているカード1枚を選び、そのカードを今自分がプレイしたかのようにアクションを実行します。
・自分の捨て札や他プレイヤーの「外交官」を選ぶことはできません。
※「護民官」(後述)は捨て札に残らないため物理的に選ぶことが不可能です。
TRIBUNE(トリビューン、護民官)
![](https://assets.st-note.com/img/1738723878-KEPMoOrkvCangQ2e7IiVXRYT.jpg)
・このカードをプレイした直後に、このカードを含むすべての捨て札を手札に戻します。
・このとき、手札に戻すカードの枚数を数え、3枚を超える分のカード1枚につき1セステルティウスを得ます。
・それに加えて、任意のアクションとして、「食糧1、道具1」を支払って、倉庫にある入植者1個をマップ上に配置することができます。
・この場合の入植者は(「入植者」カードを使用した場合と異なり)、マップごとに指定された開始都市に置かなければなりません。
※使用するカードに「ROMA(ローマ)」と書かれている場合は「開始都市」と読み替えてプレイします。
![](https://assets.st-note.com/img/1738735419-PUYAz1JWsNm7hHgqGOKEerD6.jpg)
捨て札には4枚のカードが置かれており、今プレイした護民官カードを含めて計5枚のカードを手札に戻します。
3枚を超える分、すなわち2枚のカードにより2セステルティウスを得ます。
【販売用カード】
・販売用カードには、初期カードには含まれない、購入することでしか手に入らないカードが何種類か存在します。
・初期カードと同じ名前のカードはすべて同じアクションを実行できますが、紐づけられている「神」が異なるものや、初期カード以上の効果を持つカードも存在します。
COLONIST(コロニスト、入植者)
・次のどちらかのアクションを選んで実行します。
a)新たな入植者の配置
または
b)セステルティウスの獲得
a)新たな入植者の配置
・必要なコストを支払って、倉庫にある入植者(複数可)をマップ上の都市(複数都市可)の上に配置することができます。
・コストは入植者1個につき「食糧1、道具1」です。
・この場合の入植者は(護民官の場合と異なり)、開始都市または自分の家があるいずれかの都市を選んで何個でも置くことができます。
・陸路/水路に隣接していない都市に陸路/水路の入植者を置くことはできません。
![](https://assets.st-note.com/img/1738731245-SRvkr2E1pwnB8NYKigVl4xo3.jpg)
食糧2、道具3を持っているので最大2個の新たな入植者を配置できます。
配置する都市として、開始都市であるローマ、家のあるマッシリア、アウイレイアが選択可能です。
ノヴァリアには家を持っていないので配置できません。
また、仮にノヴァリアに家を持っていたとしても、配置できるのは陸路の入植者だけです(ノヴァリアは水路に隣接していないため)。
b)セステルティウスの獲得
・5セステルティウスを得ます。それに加えて、マップ上に置いている入植者1個につき1セステルティウスを獲得します。
例:4個の入植者をマップ上に置いていれば、5+4=9セステルティウスを得ることができます。
CONSUL(コンスル、執政官)
![](https://assets.st-note.com/img/1738732106-3TfzBaM2oyiCxKHrdZqkeNDY.jpg)
・すべての追加コストを無視して、カード自体のコストだけを支払って、販売用カードのディスプレイからカードを1枚だけ購入することができます。
・購入したカードは手札に入るため、次のターンから使用できるようになります。
・カードの購入コストは、各カード下部の「赤い帯」に示されており、何らかの資源1~2個です。
![](https://assets.st-note.com/img/1738732370-yAYLUaBj2x6v3HCMW7dpNS45.jpg)
ディスプレイ下部に示されている追加コストは支払わなくてよいからです。
・購入して減った分のディスプレイは、そのプレイヤーの手番が終わった後、左送りに詰めて、山札から補充します。
【専門家5種】
![](https://assets.st-note.com/img/1738732923-kv7WNCBneVlOwMEmzPQcHU4i.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1738732941-5DqplSgkChxdRXQE9P2rn04U.jpg)
・プレイした専門家と一致する種類の都市に自分の家を建てていれば、その家の数に等しいその資源を得ます。
MASON(メイソン、石工)
・自分の家があるレンガ都市の数だけレンガを得ます。
FARMER(ファーマー、農夫)
・自分の家がある食糧都市の数だけ食糧を得ます。
SMITH(スミス、鍛冶工)
・自分の家がある道具都市の数だけ道具を得ます。
VINTNER(ヴィントナー、ワイン醸造家)
・自分の家があるワイン都市の数だけワインを得ます。
WEAVER(ウィーヴァー、織工)
・自分の家がある布都市の数だけ布を得ます。
・倉庫にある入植者/資源を「捨てる」ことはできません。
・資源を得る際は、それを格納するための「空きスペース」が必要です。
空きスペースに納まらない分の資源は受け取ることができません。
※何を取捨するかは選ぶことができます。
・資源を得る際は、空きスペースがある限り、それを最大限受け取らなければなりません。
空きスペースを残して「少なく受け取る」ことはできません。
※何を取捨するかは選ぶことができます。
■最終スコアリング
●ゲームの終了
・販売用カードがすべて購入されるか、いずれかのプレイヤーが家を15個建て終えたら、ゲーム終了へ向かいます。
・ゲーム終了トリガーを引いたプレイヤーはコンコルディア・カード(7勝利点)を得て、それ以上手番を行うことはできません。
![](https://assets.st-note.com/img/1738736010-gUK3VMJtneCOhm4xZQ0oqp9I.jpg)
・それ以外のプレイヤーは、手番順に従って最後の1手番を行います。
・すべてのプレイヤーが手番を終えたら、得点を集計して最終スコアリングを行います。
・ゲームの途中でスコアトラックの得点マーカーを動かすことはありません。
すべての得点は最終スコアリング時にスコアトラックに反映させます。
※中間スコアリング(オプションルール)を行う場合、ローママップを使用する場合は例外です。
●得点の集計
・最初に、プレイヤーごとにすべてのカードを(手札も捨て札も一緒にして)、カードに紐づけられた「神」の種類ごとに仕分けします。
その際、プレイヤーエイドを参照し、ヴェスタ→ユピテル→サトゥルヌス→メルクリウス→マルス→ミネルヴァの順に並べるとよいでしょう。
・次に、全プレイヤー同時に各「神」ごとの得点を集計し、それをスコアトラックに順次反映させていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1738736675-N3SwQTu4hpDH1Omo9saWIZv2.jpg?width=1200)
VESTAの得点
残っている資源をセステルティウスに換金した上で、保有するセステルティウス10につき1VPを得ます。
JUPITERの得点
家を建てた「レンガ都市以外」の都市1につき1VPを得ます(最大15VP)。
ユピテルのカードを複数枚持っていれば、その数を乗じます。
SATURNUSの得点
少なくとも1個の家を建てている属州1につき1VPを得ます(最大〔存在する属州の数〕VP)。
サトゥルヌスのカードを複数枚持っていれば、その数を乗じます。
MERCURIUSの得点
家を建てている生産都市の種類数1につき2VPを得ます(最大10VP)。
メルクリウスのカードを複数枚持っていれば、その数を乗じます。
MARSの得点
マップ上に出した入植者の数1につき2VPを得ます(最大12VP)。
マルスのカードを複数枚持っていれば、その数を乗じます。
MINERVAの得点
a)MASON(石工)カードを保有していれば、家を建てているレンガ都市1につき3VPを得ます。
b)FARMER(農夫)カードを保有していれば、家を建てている食糧都市1につき3VPを得ます。
c)SMITH(鍛冶工)カードを保有していれば、家を建てている道具都市1につき3VPを得ます。
d)VINTNER(ワイン醸造家)カードを保有していれば、家を建てているワイン都市1につき4VPを得ます。
e)WEAVER(職工)カードを保有していれば、家を建てている布都市1につき5VPを得ます。
CONCORDIAの得点
コンコルディア・カードを持っているプレイヤーは7VPを得ます。
★これらの得点をスコアトラックに反映させていき、最後に最も多くの勝利点を獲得していたプレイヤーが勝者となります。
同点の場合はプリフェクトゥス・マグヌス・カードを持っているプレイヤーが、だれも持っていない場合は次にPMカードを受け取る順が先であったプレイヤーが勝者となります。
![](https://assets.st-note.com/img/1738737546-z6acTxIJr9jQm1SVRwoPYCH4.jpg?width=1200)
この試合はコントラリウスの圧勝でした。
■CONCORDIA:BRITANNIA&GERMANIA(2014)
![](https://assets.st-note.com/img/1738895130-IDwK7nG6q1NbMJamus2gBykE.png?width=1200)
●マップ:ブリタニア
【セットアップ】
・10州23都市(B~D)を使用します。
・陸路の入植者をロンディニウムに、水路の入植者をポルトゥス・イティウスに置きます。
【ルール】
・開始都市はロンディニウム(陸路)とポルトゥス・イティウス(水路)です。
●マップ:ゲルマニア
【セットアップ】
・12州30都市(A~D)を使用します。
・通常どおりにボーナスマーカーを置いた後、残りのボーナスマーカーを「ローマの城砦」に(バッグなどを使って)ランダムに配置します。
残ったボーナスマーカーは使いません。
・陸路の入植者をバシリアに、水路の入植者をコロニア・アグリッピナに置きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1738897818-2n8e1u9dQka3SpMsLBc5wPlm.jpg?width=1200)
【ルール】
・開始都市はバシリア(陸路)とコロニア・アグリッピナ(水路)です。
・建築家をプレイするとき、水路の入植者によりもたらされる移動可能ステップ数は「2」になります(1ではなく)。
※移動可能ステップ数は通常のルールどおり任意の入植者に振り分けることができます。
・都市に隣接する河川は水路であり、一つの水路に複数の水路入植者を置くことが許されます。
・陸路の入植者は、ローマの城砦に隣接する線を通る/留まることができます。
護民官をプレイするとき、アクション中の任意の時点で、自分の入植者が隣接している「ローマの城砦」に置かれているボーナスマーカーのうち1個だけを選んで取り、それに対応する資源を倉庫に得ることができます。
※得た資源は必ず倉庫に納めなければなりません(すぐに使う予定であっても)。
・選んだボーナスマーカーはゲームから取り除きます。
※補充はしません。
・今得た資源を使用して、この護民官中に新たな入植者を置いても構いません。
※通常のルールどおり、1護民官ごとに1入植者しか置けません。
・逆に、先に新たな入植者を置いて倉庫スペースを空けてから、ローマの城砦からの資源を得ても構いません。
〔参考:ここ〕
★ローマの城砦の利用例
![](https://assets.st-note.com/img/1738898665-a3kY9ZJqWnM78KNb5UgjPxt0.jpg?width=1200)
2個の入植者がローマの城砦に隣接しており、ワインまたは食糧のどちらかを得ることができます。
黄プレイヤーは食糧を得て、持っていた道具と合わせて支払い、新たな入植者をバシリアに置きました。
★建築家の使用例
![](https://assets.st-note.com/img/1738900502-SW2VJMkGDsTPt9OdmXrAp1ow.jpg?width=1200)
現状、陸路入植者1個と水路入植者1個があるため、総移動力は3です。
陸路入植者に2ステップを使ってローマの城砦とアラエ フラビアエの間の線へ、水路入植者に1ステップを使ってコンスタンティア方面へ移動させました。
その後、アラエ フラビアエ、とコンスタンティアに家を建てることが(コストを支払って)できますが、ローマの城砦に家を建てることはできません。
■CONCORDIA:SALSA(2015)
![](https://assets.st-note.com/img/1738894735-IDeVHZTxjifQ7Ec9nShLugWk.png)
●モジュール:塩
【セットアップ】
・塩トークン、塩都市タイルを用意します。
・塩都市タイルA~D(計4枚)を通常の都市タイルに加えます。
※「ビザンチウム」「ヒスパニア」以外のマップで塩を使用する場合
都市タイルのうち「Aの食糧、Bの道具、Cのワイン、Dのレンガ」を1枚ずつ、あらかじめ取り除いておきます。
・塩のボーナスマーカーは存在しません。塩都市を含む属州のミニマップ上に置かれるボーナスマーカーは、塩を除いた(通常ルールの)最高価値資源のボーナスマーカーとなります。
・各プレイヤーの初期資源は、塩を加えた全6種を1個ずつとなります(食糧を2個ではなく1個とします)。
【ルール】
1.資源としての塩
・塩は資源の一種であり、他の資源同様、保有するための倉庫スペースを必要とします。
・塩はワイルドカード・資源であり、塩以外の任意の資源として扱うことができます。また、ゲーム中いつでも、他の任意の資源と交換することができます。
・塩は「塩都市」(後述)での生産や、フォルムタイル(後述)の効果により入手できます。
・塩は、それ自体を売ったり買ったりすることはできません。
※商人での売却や最終スコアリングのヴェスタでは、一たん他の資源に交換してそれを売っているのです。
2.塩都市での建設
・塩都市での家の基本建設コストは「道具とワインと5セスティルティウ」です。
※X個目となる家にはX倍のセステルティウスが必要です。
3.塩都市の得点
・塩都市は、ユピテル(非レンガ都市)、サトゥルヌス(属州)の対象となります。しかしながら、メルクリウス(資源都市の種類数)に数えることはできません。
・ミネルヴァ(専門家)の得点の際は、すべての塩都市を1種類(所有しているミネルヴァのうち最も勝利点の高い種類)の都市と見なして得点を計上します。
★塩都市のミネルヴァ得点例
![](https://assets.st-note.com/img/1738996606-TAbBhVHznEtKS68GyjrcJ50R.jpg?width=1200)
家は、ワイン都市に1、レンガ都市に2、塩都市に2、建てています。
レンガ都市よりワイン都市のほうが勝利点が高いので、塩都市をワイン都市と見なして4VP×3都市=12VPを、レンガ都市は3VP×2都市=6VPを、それぞれ計上します。
●モジュール:フォルム
【セットアップ】
・フォルムタイル27枚、フォルムタブローを用意します。
・青のフォルムタイルをランダムで各プレイヤーに2枚ずつ配り、どちらか1枚を選んで保持し、選ばれなかったタイルはサプライに戻します。
・サプライのフォルムタイルをすべてシャッフルして山とし、上から4枚のタイルを1枚ずつ取って、フォルムタブローの左から右へ配置していきます。
・フォルムタイルには裏面がないため(ドイツ語面か英語面)、山の一番上は常に見えている状態(公開情報)となります。
※非公開情報としたい場合は、山の一番上をブランクタイルで覆うか、フォルムタブローの右端スポットに山全体を置くとよいでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1738989626-5L0Sq8wuTl1gmZxVQ4ca9Ei2.jpg?width=1200)
【ルール】
・フォルムタイルは、所有している/使用したプレイヤーに、基本ルールを上書きする特別な能力をもたらす人物タイルです。
※英語ルールでは「カード」(ドイツ語版でKARTEN=カード)と書かれていますが、実物は正方形の厚紙製コンポーネントであるため、ここでは意図的に「タイル」と呼んでいます。
・人物名の背景が青のタイルは永続効果のタイル、緑のタイルは1回限り効果のタイルです。
・フォルムタイルは(ゲーム開始時の1枚を除き)、プレイヤーが護民官をプレイして4/6/8/10枚以上のカードを手札に戻したとき、手札に戻した枚数に応じた選択肢の中から1枚だけ獲得することができます。
例:7枚のカードを手札に戻した場合は左から2番目までのタイルから選ぶことができます。10枚以上であれば4カ所から選ぶことができます。
・減った分のフォルムタイルは、現在のプレイヤーの手番終了後、ディスプレイを左に詰めて右端に補充します。
・ディスプレイのフォルムタイルが4枚(非公開とする場合は3枚)になった段階で山が枯れたなら、即座に捨て札のタイルをリシャッフルして再利用します。
・フォルムタイルの保有数に制限はありません。
★フォルムタイルは同じターンに複数組み合わせて使うことができます。
ただし、以下の点に注意する必要があります。
1.フォルムタイル下部に特定のカード名が書かれている場合、そのタイルはそのカードを使用した手番中にのみ使用できます。
2.緑タイルは一度使用したら即座に捨て札にしなければなりません。
3.フォルムタイルを使用して資源を得る場合は、(通常のルール同様)必ず一たん倉庫に格納しなければなりません。
4.建築家をプレイする際、フォルムタイルの使用により個々のアクションを中断することはできません。
例:
「移動→フォルムタイルの使用→建設」は許されますが、
「建設→フォルムタイルの使用→建設」は許されません。
5.ターン中に獲得したフォルムタイルは、同じターン中に即使用することができます。
★フォルムタイルを複数組み合わせた建築家の例
![](https://assets.st-note.com/img/1739000365-L7dqOwY21yKZ0f9nicMBlkuV.jpg?width=1200)
既に移動を終えて、次に建設を行いたいと考えています。
倉庫にはレンガ1、食糧2を持っています。
また、右の3枚のフォルムタイルを持っています。
初めにAUGUSTUSを使ってレンガ1と食糧1を塩2個に交換します(AUGUSTUSはサプライに戻します)。
次にMAMILIUS(建築家時使用可)を使って、この手番中の建設コストからレンガを除外します(MAMILIUSはサプライに戻します)。
最後にANNAEUS ARCADIUS(建築家時適用可)の効果を適用し、緑プレイヤーの入植者が隣接しているワイン都市を含む、画像内の三つの都市に建設を行います。
この総コストは(レンガは支払う必要がないため)ワイン+8S、布+5S、食糧+2Sとなります。
布とワインは塩で支払い、食糧1と15セステルティウスを支払って、3都市に家を建設します。
●マップ:ビザンチウム
【セットアップ】
・10州28都市(A~C+塩都市)を使用します。
※塩を採用しない場合:塩を使用するセットアップ(●モジュール:塩→【セットアップ】の項参照)を終えた後、余っている都市タイルを使ってA~Dの塩都市タイルを「A→道具、B→ワイン、C→布、D→レンガ」に置き換えます。
・入植者をビザンチウムに置きます。
【ルール】
・開始都市はビザンチウムです。
●マップ:ヒスパニア
【セットアップ】
・9州23都市(A,B,D+塩都市)を使用します。
※塩を採用しない場合:塩を使用するセットアップ(●モジュール:塩→【セットアップ】の項参照)を終えた後、余っている都市タイルを使ってA~Dの塩都市タイルを「A→道具、B→ワイン、C→布、D→レンガ」に置き換えます。
・入植者をサグントゥムに置きます。
【ルール】
・開始都市はサグントゥムです。
■CONCORDIA:GALLIA&CORSICA(2016)
![](https://assets.st-note.com/img/1739009379-uSJPVaERCWdro5NKDnsjlg60.png)
●マップ:ガリア
【セットアップ】
・10州25都市(A~C)を使用します。
・陸路入植者をルテティアに、水路入植者をマップ右下「GALLIA」の文字がある「地中海」に置きます。
※地中海は都市ではありません。
【ルール】
・開始都市はルテティアです。
・ルテティアに隣接しているセーヌ川は水路の一つです。ルテティアに置かれた水路入植者の1ステップ目は必ずセーヌ川になります。
・ボノニアとロンディニウムの間にある茶色の破線は陸路の一種です。陸路の入植者はここを通ることができますが、この線上に留まることはできません。
・初期水路入植者は都市ではなく「地中海」上にいます。この水路入植者(だけ)は、建築家をプレイして別の入植者がいずれかの港湾都市(6都市、マップに錨の絵が描かれている都市)に初めて家を建てたとき、地中海からその都市へ自動的に移動させます。その後は、通常の移動ルールに従って移動できます。
●マップ:コルシカ
【セットアップ】
・8州20都市(A、B、D)を使用します。
・入植者をアレリアに置きます。
【ルール】
・開始都市はアレリアです。
・長官をプレイしてコインボーナスを選択した場合、通常のルールで得られるコインに加えて、追加の2コインを得ます。
■CONCORDIA:AEGYPTUS&CRETA(2017)
![](https://assets.st-note.com/img/1738894942-03nEhMezHpTWwA7oklGqsmIx.png)
●マップ:アイギュプトゥス
【セットアップ】
・9州22都市(A、C、D)を使用します。
・入植者をメンフィスに置きます。
・属州クシュに食糧ボーナスマーカーを置きます。
・このマップには販売用カードディスプレイがありませんので、代替ボードを用い、任意の面(追加コストが異なります)を使用します。
【ルール】
・開始都市はメンフィスです。
・すべての水路には複数の入植者を置くことができます。ナイル川も水路の一つですが、ナイル川と紅海はつながっていません。紅海に水路入植者を送りたい場合は、紅海に隣接する都市に家を建てた上で、コロニストをプレイしてその都市に水路入植者を置く必要があります。
・このマップには特別マスが2カ所あります。
マップ下部、メロエの左側、「金細工」交易のマスと、マップ右辺、紅海の中の「乳香」交易マスです。
建築家をプレイして、これら2カ所に隣接する水路(メロエに隣接する水路と乳香マスに隣接する三つの水路)で移動を終えた水路入植者は、その手番の最後に、その特別マスに自動的に移動させなければなりません。
【独り言】
拡張モジュールであるフォルムタイルのうち、APRIUS ARCADIUSとJULIUSは移動アビリティを持っている。前者は元よりアーキテクトに紐づけられているタイルであるから、当然これらの特別交易マスの対象となるはずである。一方のJULIUSは特定のカードアクションに紐づけられていない緑タイル(one time ability)であり、アーキテクト以外のカードをプレイした手番でその移動力を使って交易マスに隣接したとしても、手番の終わりに交易マスに移動させられる/移動できるとは考えにくい。
もちろん、アーキテクトをプレイした手番にJULIUSを使用して移動ステップ数をブーストすることは十分にあり得ることであり、そうしていた場合、その手番の終了時に交易マスに隣接して入植者がいるならば、エジプトルールに従って自動的かつ強制的に交易マスに入る/入れるものと考える。
要は、乳香にしろ金細工にしろ、7VP相当の都市のような場所(trade squareである)に、家の代わりに水路入植者を建設しているようなものだ、と考えれば、このエジプトルールがアーキテクトをプレイしたときに限り発動すると規定するのが妥当である――というような考えに至って、独り腑に落ちたような気になっているのである。
これらの特別マスに入植者を置いていれば、ゲーム終了時、1カ所につき7VPを獲得します。
これらの特別マスにはプレイヤーごとに1カ所につき1個の水路入植者しか置くことができません。
一度このマスに置かれた水路入植者を移動することはできず、ゲーム終了までそこに置かれたままになります。
・長官をプレイしてナイル川流域5州のいずれかで生産を行った場合、その属州(ミニマップではなく)に食糧ボーナスマーカーが置かれていたなら、通常の資源ボーナスに加えて、食糧1を得ます。
※PMであっても追加食糧は倍になりません。
属州に置かれていた食糧ボーナスマーカーは、次のナイル川下流域の属州へ移動します。
(上流)クシュ~ヌビア~アイギュプトゥス・スペリオル~アルカディア~アイギュプトゥス・インフェリオル(下流)
このボーナスマーカーが最下流のアイギュプトゥス・インフェリオルに置かれているときに、この属州で長官-生産が行われた場合は、最上流のクシュにマーカーを戻します。
ナイル川の氾濫が流域を肥沃にして豊作をもたらしたことを表しています。
・いずれかのプレイヤーが、紅海に面している3州のいずれかで長官をプレイして生産を行う度に、乳香交易マスに入植者を置いている全プレイヤーが5セスティルティウを得ます。
●マップ:クレタ
【セットアップ】
・9州20都市(A、B、D)を使用します。
・入植者をクノッソスに置きます。
・都市タイルは通常どおりに配置しますが、ミニマップのガウドスにはボーナスマーカーを置かずにおきます。
・このマップには販売用カードディスプレイがありませんので、代替ボードを用い、任意の面(追加コストが異なります)を使用します。
【ルール】
・開始都市はクノッソスです。
・長官をプレイしてガウドスでの生産を選択したプレイヤーは任意の資源を1個得ます(PMなら2個)。そして、選んだ資源のボーナスマーカーをサプライから取り、コイン面にしてミニマップに置きます。
・長官をプレイしてコインボーナスを選択したプレイヤーは、通常のルールで得られるコインに加えて、追加の2コインを得ます。そして、ミニマップのガウドスに置かれていたコイン面のボーナスマーカーはゲームボードから取り除きます。
次にガウドスでの生産を選択したプレイヤーが新たなボーナスマーカーをコイン面にして置くことになります。
■CONCORDIA:VENUS(2018)
![](https://assets.st-note.com/img/1738894957-rg3Tum0IyVhvdWAzxNEPanlf.png)
●モジュール:新たなカード
●ゲームモード:チーム戦
●6人目のプレイヤー
●マップ:ヘラス
●マップ:イオニウム
■CONCORDIA:BALEARICA&CYPRUS(2019)
![](https://assets.st-note.com/img/1738894993-FQIbMT5qYHNiBXdwtKkgDAme.png)
●モジュール:魚/魚市場
●マップ:バレアリカ
●マップ:キュプロス
■CONCORDIA:SOLITARIA(2021)
![](https://assets.st-note.com/img/1738895062-6marO71xsJNBtjw5492poHnF.png)
●ゲームモード:ソロ
●ゲームモード:協力AI戦/疑似3人戦
■CONCORDIA:ROMA&SICILIA(2023)
![](https://assets.st-note.com/img/1738895071-EYO7X9ULboxJGt4hkcTZQnlp.png)