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同じ箱に入った違う星の宇宙人

神様は、数えきれないほどの住民の住む星の箱をごちゃ混ぜに振った。

自分とは真逆の星の人間と出会ったことはあるだろうか。
それは考え方や価値観が自分とは正反対だと感じる宇宙人。
その宇宙人は、話せば話すほどどんな題材でも、自分では考えもしない思考を教えてくれる貴重な存在。
生まれた星が違うんだろうと思いながら聞く話はとても興味深い。
だからこそ、対立が生まれたり、分かり合えないこともあるけれど、その違いすら面白いと思わせてくれる。
違う星の人間との出会いに拒絶せず、知ってみようと思わせてくれたのも宇宙人からの教えである。

逆に、同じ星と出会ったことはあるだろうか。
その星は、どこか自分と似ているものが暮らす。
感性、嗜好、価値観。
一本の糸で繋がれたような、自分と通じるなにかを感じる。
近くにいると心地良ささえ感じる。
私はいつかそんな宇宙人と出会い、話がしたい。
何が好きで、何を綺麗と感じるか、何が嫌いか。


同じ星の住民と、いつか突然出会えることを信じて。
中には話が通じない星だってあるだろう。
いろんな星の在り方を知り、
貰った心をまた違う星へ繋げていきたい。

神様は、このミッションを全員に、平等に与えたのだと思う。
乗っかってやろう!
自分の星が輝き続ける限り、逃げることのできないミッション。
意地悪だと思うが、それなりに、心に豊かな星座を築いていきたい。




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