「しんどい時」、何が起こっていたのか

アロハ!

ハワイのAiです。オンラインで、ポジティブ心理学ベースの子育て講座をしたり、オンラインサロンAri's Academiaのオーガナイザーをしたりしています。ハワイベースのコミュニティHale Alohaも運営中です。

Facebookが、昔の写真を見せてくれました。

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2012年に、ニューヨークに引越した時の写真です。

この時、息子が2歳9か月、娘が11か月。お隣にいるのは、引越しを手伝いに来てくれた母です。私たち二人とも、若いなぁ。

この写真を見て、たくさんの思い出がよみがえってきました。今は特に、ニューヨークライフバランス研究所の「新環境適応」反転学習コースのファシリテーションをしているのもあって、引越し前後の色々なことを思い出しました。

新環境適応講座とは:人が、人生で何度も経験する「新環境への適応」。適応のプロセスやタイプ、問題に対する対処法や予防について学ぶことで、今後の新環境をウェルビーイングに乗り切れるようになっていきます。

まず最初に写真を見て思ったのは、

「この時、しんどかったよなぁ」ということ。

写真の中の私は、頭はボサボサ、顔もすっぴんで、生気がないように見えます。マンハッタンにいるのに、ほぼ寝まきです。

それもそのはず、この時、泣きたいくらい辛い時期でした。

というのも、NYに着いて数日は「わぁ!憧れのニューヨークにやってきたぞ!これから始まる新しい生活に、ワクワクする〜」と思っていたのですが、

そこから色々ありすぎて、一気にダメダメモードに突入していくんです。色々っていうのは、例えば、

✔️入居する予定だったアパートの、入居審査に時間がかかり、なかなか引っ越せない
✔️そうこうしているうちに、航空便が届いて、ホテルで大量のダンボールを受け取ることに...
✔️ホテル延泊が続き、お値段的に大変すぎるので、短期滞在の単身者用アパートに移動することに
✔️でも、移動するにもタクシー3台分くらい荷物があって大変すぎる

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きわめつけは、

✔️こんな時に限って、子供が熱を出す

笑。辛すぎて、私も続いて発熱しました。

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(短期アパートでは、ピクニックマットを敷いて、スーツケースで囲んで赤ちゃんコーナーを作ってました)

とにかく、嫌なこと・うまくいかない事が重なって、それは全部、ニューヨークのせいだ、という思考になっていて、結果的に、ニューヨークに対する嫌悪感がどんどん溜まっていきました。

今だからわかる事ですが、本当は引越しによる疲れも蓄積されていました。そして、産後のホルモンバランスの乱れもありました。熱が出たのは、「無理がきてるよ」というサインだったと思うのですが、そういう風に受け取る事も、できなかったですね。

あぁ、なんでこんな時に熱が出るんだよ。子供の、自分の、ばかやろう。

そんな感じで捉えていました。自分自身が、とっても不甲斐ない存在に思えましたね...

今なら、もっと優しい言葉をかけてあげられそうです。

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「ママ、もっと肩の力抜いて〜」(とは言ってない)

認知の歪みも面白いですよね。

今は、大・大・大好きな街ニューヨークですが、当時は「欠点」しか見えない状態、あ、ネガティビティバイアスですね。悪いところだけが、際立って、見えてました。

✔️なんで、NYでは、いろんなことがスムーズに行かないの?
(←全部ではないし、いつもではない。自分のニーズ表明も下手でした。)
✔️ニューヨークって人が多すぎてゴミゴミしてる。
(←だからエネルギッシュなのに。そして、静かな場所もある)
✔️街の人も、お店の店員さんも、みんな冷たい。他人に興味がない。
(←そうじゃない人も沢山。いろんな人がいる)
✔️お店のデザインが悪いから、歯ブラシ1つ買うのも時間がかかり、不便(←初めて行く場所だから余計そう感じる。慣れたら快適)

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「トマトそーしゅなら50種類くらいあります」

あとは、寂しさと不安も大きくて。

「誰かと繋がりたい」っていう気持ちが強かったです。公園で立ち話している日本人ママさんたちに突然話しかけて、冷たくあしらわれて撃沈したり笑

横断歩道ですれ違った日本人ママさんをナンパして家に呼び、夫に驚かれたりもしました。(←これは何の強みでしょうか...)

いやぁ、本当に色々あったなぁ。でも、こんな感じで、ニューヨークが大嫌いな時期、なんとかしようと頑張ってる時期がしばらく続いて、その後、ちゃんと適応していきました。

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慣れたら楽しいトコロだよ〜

大きな転機は、子供の幼稚園が決まって、新学期が始まってからかな。お友達と呼べる人ができてからは、季節ごとのイベントや、景色の移り変わりなど本当に楽しめるようになりました。

あの頃は、自分が今どういう状況なのか、何が起こっているのか、あまりわかっていなかったけど、

環境適応のプロセスや、適応時に現れやすい症状といった点から振り返ると、もう、合点が行くことばかりです。

そして、過去の出来事を変えることはできないし、やり直したいとも思わないけど、あの時、すごく頑張っていた自分も、間違いなくそこにいて。今は、優しくその頃の自分をねぎらい、ハグしている感じかな。

よかったね、頑張ったね〜と思っています^^ 

というわけで、1枚の写真から、色々振り返ることができたよ、という話でした。

今日も読んでくれてマハロ!また、お話ししましょう!











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