手組の豆
麻雀の手組に関する豆知識を書いてみる感じ。
今回はフォロー牌について。
図1はフォロー牌の比較だ。
牌理的正解は多分3mなのだがこれは両面より嵌張にフォローを入れた方が良いと語られると思う。ただ本質は、
弱い塔子のフォローは価値が高まり、強い塔子のフォローは価値が下がる
というのが根元の考えにある。
これを知ってると、
図2は三面張の方が両面より強いから強い方を固定する打6mが良いのだなと考えることができると思う。
では、
図3はどうだろう。
現在では5ブロック理論と3対子最弱理論で説明されそうだ。
3対子最弱理論は理論ってほどのものでなくて、
「XXYYはXXが面子になる受けは2枚だけどYを引いても頭になるため相互に補完し合って4枚受けだがXXYYZZになると補完被りになり3つ目の対子は2枚しか受け入れを増やせない」
って話だ。
35sの塔子にシャンポンのフォローを入れるより嵌張のフォローを入れた方が強い。
つまり、
より価値の高いフォローを入れた方が良い
というのが結論である。
さてこれで豆知識は終わりだ。
この先は地獄なので麻雀オタク以外はこの辺で帰るの推奨である。
ちょっと複雑にする。
図4はどうだろう。
図3を参考にすると打3sが良いことになる。
だがここに
「打7sにしたら3sと8pポンして發バックにとれるじゃ~ん」
という意見が出たとする。
打3sは受けが2枚多いが打7sには鳴ける牌が4枚増えているという主張だ。
対してそれはポンしても2000点のバックであり不満であるという意見も出た。
さてここに副露アド、受け入れ、打点で主張の競合が起きた。
あなたな~らど~する~。
これはそれぞれの主張を定量的に評価しなくてはいけない。
広い受けが分かるだけ雀士はここで限界を迎える。
ではここでドラを変えたらどうなるか。
さて図5はどうだろう。
もうちょっといこう。
それぞれ図4、図5、図6は何を切るのが良いか。
副露アドと受け入れに対して打点をずらして比較検討をするとこの3つの差を考えることで良い答えが出そうだ。
このような一長一短の択は答えが出ないことが多く私も自分なりの考えはあるけど答えは分からない。
でも本質に迫るとこういうのを考える必要も出てくると思うのだ。
強い人にそれぞれ何を考えて何を切るのか聞いてみたいな。
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