手組の豆2
手組について第2弾です。
今回は塔子比較と複合形について。
ちなみに「456」みたいにもう完成したものを「面子」(めんつ)
「46」みたいに後1個来ると面子になるものを「塔子」(たーつ)
「3」みたいなポツンと1個あるものを「孤立牌」(こりつはい)
と呼んでいます。
図1は何を切るだろう。
普通は1mを切るかなと思う。
これは塔子の強さが、
両面>嵌張≧辺張
であることに起因している。
嵌張(カンチャン)の方が辺張(ペンチャン)より強いとされるのは辺張には両面変化が無いからだ。
図1のケースはその代表例と言えるかもしれない。
12mは3mで面子になるが4mを引いても12→24の辺張から嵌張の変化だが、
13pは2pで面子になり4pを引くと13→34で両面になる。
ついでに5pを引くと135pでリャンカンになる。
では次です。
図2はどうだろう。
嵌張同士の比較でどっちも13である。両者は等価だろうか?
実は牌理上打1pが良い(と思う)。
4mは3面張変化になる以外に8m自摸でリャンカン受けができる。
また5mや8mを引いたリャンカンにはさらに変化する二次有効牌が多かったりする。
萬子の13mは3567mという形を内包していて実は13と3567の複合だったりするのでその分効率が良くなっているのだ。
複合形と言うとなんかごちゃごちゃした形というイメージを持つ方もいらっしゃるかと思う。
これは私の定義だが複合形とは、
「複数の見方ができる形」
であると考えている。
そして概ね「複数の見方ができる」→「複数の役割を持てる」なので牌理上の効率が良くなるというわけだ。
そして複合形は同色(萬子同士とか索子同士を同色と表現してます)が無いと成立しないため何となく同色の面子がある塔子は少し強くなるという感覚をセンスのある人間は持っていたりする。
ただ原理はこういうことであると思う。
さて今回は地獄では無いけど宿題だ。
宿題が嫌いな人は見るだけでも良いし見なくてもよい。
図1君に再登場してもらった。
塔子選択にて12mと13pの比較は13pに軍配が上がることは既に述べた。
では打1mと打2mの比較において牌理上の比較はどうなるか。
安全度という観点は無視して1mと2mが等価に不要なら、安全度で比較してよいだろう。
筆者は記事で打1mと書いたが何故打2mではなく打1mなのか。
考えてみてほしい。
分からない人は身近な強者に聞いてみよう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?